西荻窪「壱年茶虎」へ行く。
長年お世話になっていて、大好きな三鷹の隠れ家中華「虎茶屋」さん。
ここだけでしか味わえない唯一無二の中華が食べれるお店で、
特に麻婆豆腐は、私の中では都内でナンバーワンだった。
毎日「虎茶屋」の麻婆豆腐を食べていたい、そんな味だ。
とはいえ、昼夜それぞれ1組限定という、
なかなか気軽に行けないお店だったが、
なんと1年の期間限定で西荻窪で「壱年茶虎(いちねんちゃとら)」として
営業することになり、早速お邪魔させてもらった。



今までは1組限定のコース形式だったので、
メニューも量も決まっていたが、
「壱年茶虎」ではアラカルトが用意されていて、
「虎茶屋」の名物メニューを好きなものを好きなだけ食べれる。
ああ、なんて幸せなんだろう・・・。





アラカルトなので、コースでは入らなかった変わり種の中華料理もあり、
この「酸湯魚」という料理を初めてみたので頼んでみたが、
今まで食べたことないような不思議な味だった。

料理名の「酸」の通り、鱈を使った酸味のある鍋料理なのだが、
香水かのようにめちゃくちゃ鍋から華やかなレモングラスの香りがして、
「レモングラス使ってる?」と聞いたところ、実は使っておらず、
なんと中国の貴州省で使われている謎の調味油があって、
それがこんなレモングラスそっくりの華やかな香りを出すのだそう。

普通の中華料理店では味わえないような独創的な中華。
西荻にも多数中華店はあるが、「壱年茶虎」はやっぱり唯一無二。
今年壱年、通いまくって、不思議な中華を堪能させてもらおうと思う。
■「壱年茶虎」
http://torachaya.com/archives/118
■今日のカメ
■「壱年茶虎」

人気イタリアン「etsu エツ」があった場所に、看板もそのままに居抜きで営業しています。
■店内の様子

■テーブルセット

「虎茶屋」のコース料理がアラカルトで食べれるなんて、幸せだー。
■中国茶

■1品目

セリを使ったポテトサラダ、ゴボウの中華含め煮、セロリの中華ピクルスです。
■2品目

■3品目

「魚」という字が書いてあったので、魚かと思ったら、タケノコと豚肉の花山椒炒めでした。お酒に合いそうな味。
■4品目

■アップ

中国では、少し臭みのある川魚を使った料理だそうで、そのためにこんなに酸味と香りが強いのかもしれません。エッジは効いてますが、美味しいです。ご飯ではなく、お酒向きかな。
■調味油

シェフが昨年貴州省に行った時に、見つけて買ってきて、料理に使っているのだそう。
■5品目

ご飯も土鍋で炊いたものなので、すごく香りが良く美味しいです。