渋谷「LATURE ラチュレ」へ行く。
懇意にさせていただいている
ミシュラン獲得の渋谷フレンチ「Deco」の室田シェフが独立され、
新たに渋谷でオープンしたフレンチ「LATURE ラチュレ」が素晴らしく、
とっても気に入ったので、早速再訪させていただいた。
秋も深まり、いい感じにキノコが揃い踏みしてきたので、
シェフが山で採ってきた各種キノコを使った濃厚なキノコスープが登場。
このスープの中に温泉のように浸かっていたいくらい、いい香り。
キノコだけでなく、室田シェフが得意とされるジビエ料理にもいい季節で、
今日は、珍しいアナグマを使った濃厚なパテ・アンクルートが登場。
メインディッシュは、この時期だけしか食べられない雷鳥。
日本では天然記念物だが、これはスコットランド産のもの。
今年初の雷鳥は、雷鳥独特の香りや苦みを持ちながら、
ジビエの旨味と力強さを感じさせる濃厚な味わいだった。
■「LATURE ラチュレ」
http://www.deco-hygge.com/deco/
■今日のカメ
■「ラチュレ」
JR渋谷駅から徒歩8分ほど。青山学院大学の隣のビルの地下1階にあります。
■店内の様子
テーブルが数席。席数は少なめですが、その分、シェフやソムリエさんとゆっくり話ができるアットホームなレストランです。
カウンターもあり、1名からでも室田さんのフレンチが気軽に楽しめます。
■ワイン①
ジビエに合わせた、ソムリエさんおすすめの赤ワインでスタート。
■1品目
「ラチュレ」の名物アミューズ、「鹿のブータンノワール」です。
■鹿、アップ
マカロンの中に鹿のブータンノワールが挟まれてます。お皿は、本物の鹿の毛皮です。
毛皮のお皿を使うのは、色んなフレンチ行ったけど「ラチュレ」だけだなあー。
■2品目
熊のすね肉を使ったケークサレです。
■熊、アップ
熊が食べているクルミをイメージした器。めちゃくちゃかわいい。
■3品目
鯖とイチジクを使ったさっぱりとした魚の冷菜。
■パン
香りよく、ジビエ料理にも合う食べやすいパン。
■キノコ、いっぱい!
秋のお楽しみ、シェフが山で採ってきたキノコがいっぱい。すでにいい香り。
■4品目
色々キノコを使った濃厚なコンソメスープのパイ包み。めちゃくちゃいい香り!
見た目もキノコみたいで、すごくかわいらしい。透明なグラスで、中のキノコスープが見えるのもいい。
■アナグマ、きた!
5品目の料理は、アナグマ。これはアナグマの頭蓋骨と手。小さいです。
ちなみに、アナグマは熊ではなく、どちらかと言うと、イタチの仲間です。
■これが、アナグマ肉
室田シェフがアナグマの本物の肉を持ってきてくださいました。このくらいのサイズ感。脂肪多め。
■5品目
アナグマのパテ・アンクルート。
ジビエっぽい独特な香りや味わいがありつつも、すごく食べやすく、美味しいパテ・アンクルートでした。絶品。
■6品目
口直しのなずな茶。
なずなを干して煎じてあるだけのお茶だそうですが、昆布出汁のような不思議な味がします。
■7品目
「スズキのパイ包み ザリガニのナンチュアソース」です。
「ナンチュアソース」とは、甲殻類から取った出汁にクリームを加えた濃厚なソースのこと。
■スズキ、アップ
スズキの甘みに、ザリガニの濃厚ソースがすごく合ってて、めちゃくちゃ美味しい。これ、大好きです、私。
■8品目
メインディッシュは、この時期だけしか食べられない野鳥「雷鳥」です。スコットランド産。
■雷鳥、アップ
雷鳥は、ジビエの中でもかなりレベルが高いというか、時期もあってなかなか食べれないのもあるし、美味しいのだが、反面、独特の風味と苦みがあるので、好き嫌いが分かれる。
ただ、「本来鳥って、こうなんだろうな」という、鶏とかとは違う、すごく野性を感じる貴重な料理。
■9品目
京都出身の女性パティシエさんが作った渾身のデザート。
京都のウイスキー「山崎」と、白味噌と、洋梨と、ローリエをふんだんに使った一品。
■デザート、アップ
ここ最近食べたコースデザートの中で、確実に一番美味しかった!絶品。
料理ではよく使われるローリエですが、こんなにデザートとも相性がいいとは驚き。
■食後の小菓子
熊の脂を使ったフィナンシェ、通称「クマンシェ」。
ちゃんと、牛のバターではない、野性的な何かを使っていることが一口食べて分かります。でも、すごく美味しいです。
by meshi-quest
| 2016-11-04 08:08
| 渋谷・神泉