淡路町「栄屋ミルクホール」へ行く。
ミルクホールと呼ばれる飲食店がある。
今や、ほとんどこの名を残すお店が無くて、
見たことも、聞いたこともないかもしれないが、
元々は、明治時代に政府が国民の体質改善を目指して、
ミルクを飲ませる飲食店として普及させたのが始まりらしく、
ミルク、パン、お菓子の販売から、そのまま食事を出すお店に変わっていった。
私が初めて「ミルクホール」なるものに遭遇したのは鎌倉だったが、
都内の、ここ神田淡路町にも有名なミルクホールが健在している。
明治とは言わないまでも、確実に昭和にはタイムスリップしてる。
映画のセットのような外観と内観に触れてるだけでも、なんだかもう楽しい。
常連さんにならって、私もラーメン&カレーセットで、
この雰囲気に無理矢理馴染もうと試みる。
で、こういうお店にありがちなと言うか、
失礼ながら、お味も気になるところなのだが、
これが、いい意味で、普通に食べれて美味しかった。
誤解なきように伝えると、単品で「美味しい!!」という話ではない。
褒め言葉として、美味しい高速のS.A.のラーメンとカレーという感じ。
だが、こういう佇まいでありがちな、全く美味しくないのに、
雰囲気や人柄投票で得点が加算されて、
行ってみたら、なんじゃこりゃ?というようなことはなく、
色んな意味で、行って良かったなあ、と思えるミルクホールだった。
■「栄屋ミルクホール」
http://r.gnavi.co.jp/b097hk790000/
■今日のカメ
■「栄屋ミルクホール」
丸の内線「淡路町」駅から徒歩1分ほど。JR秋葉原駅、JR神田駅からも歩けます。
「ミルクホール」の白い暖簾と、コカコーラの大きな看板が目印。絵になるなあ・・・。
■店内の様子
若い人はおらず、50代くらいのおじさんサラリーマンが数人いました。
■ラーメン
常連さんにならって、ラーメン&カレーセット(950円)を注文。
■ラーメン、アップ
昔懐かしい感じの、端麗な東京醬油ラーメン。ホントに可もなく、不可もなくという、絶妙な立ち位置。
■カレー
具がトロトロに溶けきったビーフカレー。食べた瞬間、いい意味で小学校の給食を思い出した。嫌いじゃない味。