関東三大奇祭「かなまら祭り」へ行く。
4月6日の日曜日。
東京は真冬並みに寒く、晴れたと思ったら、
直後に雷が鳴り、豪雨という荒れた天気となった。
そんな極寒の日曜日を吹き飛ばすかのように、
神奈川県川崎大師駅からほど近い金山神社にて、
アツいお祭りが行われていた。
「かなまら祭り」
関東三大奇祭の1つになっている子宝祈願の祭りで、
巨大な男性器と女性器の神輿が町を練り歩く。
だいぶ前からその祭りの存在を聞いていたが、
4月のこの時期、いつも仕事やら、花見やらでバタバタしていて
気が付くと逃してしまっていたので、
今年はiPhoneのスケジュールにアラート付きで入れておいたw。
ずっと行ってみたかったんだよね。
境内では、男性器キャンディーやら、男性器名の付いた酒など、
猥褻物陳列罪上等の品々が売られており、
なかなか普通の祭りではお目にかかれない奇怪な光景だった。
老若男女、外人さんから小学生くらいの子まで、
みんなが日常のように男性器キャンディーを舐めている様は、
だんだん見慣れてきて、いつしか普通の光景となった。
「かなまら祭り」の最大の見せ場は、
黒の男性器と茶の女性器の神輿なのだが、
その中に1つ、ピンク色したおかしな神輿が混じっている。
これは、みんなが楽しみに待っている通称「エリザベス神輿」というもので、
「エリザベス会館」という会員制女装メイクサロンから寄贈され、
毎年、女装したおネエさん達が担ぎ手をしている。
さて、前書きはこの辺までにし、
あとはすべて以下の「今日のカメ」の写真にて、
その素晴らしい奇祭の様子をご覧いただきたいのだが、
どう見えようが、あくまで神聖なお祭りであるので、
「メシクエ」でも包み隠すことなく、堂々と掲載させていただこうと思う。
こういったお祭りに対して、「卑猥」と書いてしまうほうが、
よっぽど卑猥だよね。卑猥上等。
■「金山神社」
http://kawasakidaishi-kanko.com/wakamiyahachimangu/index.html
■今日のカメ
■「金山神社」
京急大師線「川崎大師駅」から徒歩1分ほど。年に1回の奇祭の日とあって、ものすごい人だかり。
■のぼり
男性器のマークが印象的な金山神社ののぼり。
元々は鍛冶の神様を祀る神社ですが、下半身にやけどをした神様を治療したことがあって、そこから下半身にご利益がある「性と鍛冶の神様」となったそうです。子宝だけでなく、エイズ除けにもご利益あるそうですが、それは純粋に予防した方がいいのでは・・・(苦笑)。
■ご神体
ご神体・・・だと思いますが、巨大な黒い男性器。この神輿が町を練り歩きます。
■エリザベス神輿
こちらは、エリザベス会館寄贈のピンクの男性器、「エリザベス神輿」。
ご神体よりも、こちらが大人気で、みんな写真撮影をしていました。
■ご神体とエリザベス
ご神体越しに、ピンクのエリザベスが見えます。
黒の男性器⇒エリザベス⇒茶の女性器の順番で、神輿が神社を出発するようです。
■Tシャツ屋①
境内では、神社の祭りとは思えないような商品が多数売られています。
これは、男性器Tシャツ。
■Tシャツ屋②
こっちは、女性器Tシャツ。
■外人さんと男性器
公認キャラなのか、自主的なのか、男性器キャラが外人さんの写真対応をしていました。
観光客にやたら外人さんが多いのも、印象的でした。ガイドブックに載っているのか、日本の奇祭を楽しみにしてるんでしょうね。
■「金玉」と「万古」
「金玉」(きんぎょく)と「万古」(ばんこ)と読むそうです。
■これが、そのお酒。
「かなまら祭り」名物の清酒だそうです。
■こんなのも。
特注なのか、男性器の入れ物に入った「ほだれ酒」(2000円)。
■男性器ボールペン
お店のおじさんに、「お姉ちゃん、触ってけ」と言われ、触ってみましたが、やわらかかったです。ボールペンね。
■大行列
これ、「かなまら祭り」名物のあめ細工を買う人の大行列。ここまで来たら、買わないと!ということで、並んでみました。
■あめ細工
並ぶこと15分。思ったよりも早く、あめ細工購入の順番が来ました。
■なんだかなあ・・・w
キングとクィーンがあります。1本700円。
飴としては食べ辛そうだし、正直、あまり美味しそうに見えないんですが、まあご利益ある記念の飴なので。
■キングキャンディー
こんな感じです、アップにすると。
■本殿
小さな神社に人が溢れかえっているので、なかなかたどり着けなかったのですが、ここが本殿。
■巫女さんの舞
巫女姿の、小学生くらいの小さな女の子達による奉納の舞。
■木彫りの男性器
これにまたがると、子宝に恵まれるそうです。女性なら、誰でもまたがりOK。
■写真撮影会①
密やかにまたがるものかと思っていたら、写真撮影会場と化していて、写真撮られたいお姉ちゃんと、写真撮りたいおじちゃんで、需要と供給バランスが取れていました。
■写真撮影会②
またがるには、このピンクの半被を着るのがルールのようです。
■鍛冶の神様
鍛冶の神様だけあって、本殿の中に、鍛冶に使う炉があって、その前にお賽銭箱があるという不思議な神社でした。
■火打石
火打ちをやらせてくれて、火花が出ると、良いことがあるそうです。なかなか難しくて、なんとか1回だけ火の粉出た。
■ここにも。
だんだん普通の光景になってきました。
■いよいよ、神輿出陣。
とにかくすごい人で、神奈川県警総出動で、大混乱の中、神輿出陣。
場所取りのために、1時間くらい待った・・・。
■男性器神輿、出陣。
せっかく最前列を取っていたのに、大混乱と、撮影の雪崩で、もみくちゃに。
警察官の怒号と、スマホのシャッター音が鳴り響く。
■エリザベス神輿、出陣。
青空をバックに、ピンクが映えるエリザベス。なかなか奇怪な光景でしたw。