たき火をしに行く。 後編
「たき火をしに行く。前編」の続き。
さて、楽しかった談合坂サービスエリアを後にして、
中央道をさらに走っていくと、左手に凛々しい富士山が見えてくる。
私の脳内に刷り込まれている「富士山」は、
てっぺんが白く、そのすそ野は青い色をしているので、
この赤茶っぽい色した富士山に若干の違和感があるが、
この堂々としたいでたち、このフォルム、間違いなく富士山だ。
富士山の前には、CMでもお馴染みの富士急ハイランドの
多種多様な絶叫ジェットコースターが並んでいたが、
背景があまりに立派すぎて、かすむ。
「もっと高く、もっと急にしてもいいんじゃない?」くらいに思う。
(ディズニーランドのアトラクションコースターすら乗れないくせに)
富士五湖へ向かう前に、湖手前にある大型スーパーで、
たき火に使う薪や、食事に使う水、肉、魚などを調達。
「たき火」なのに、BBQ並みの食材を買い込む(笑)。
準備万端で、湖へレッツゴー。
目的地は、西湖。
手前の河口湖は観光客が多いので、静かなところにしようという
富士五湖を知り尽くしている森川さんのチョイス。
ところが、西湖の水位が異常に上がっており、
いつもは岸辺になっている空き地も湖に沈んでしまっていた。
釣りをしによくここら辺に来る森川さんも驚くくらいの水位上昇。
「こんなの初めて」とのこと。
仕方なく、西湖をあきらめ、急遽、その先の本栖湖へ。
西湖よりも水位が低く、たき火をするのにベストな空き地があったので、
早速、荷物をおろして、ファイヤーの準備に取り掛かる。
ああ、美しい。
なんとも言えない景色。
本栖湖は、電灯を立てることが禁止されているらしく、
夕方過ぎたくらいから、一気に真っ暗になる。
たき火の火と、持ってきた簡易ランプの灯りだけが頼り。
まるで映画で見た世界。
満天の星空の下、3人でたき火を囲む。
水を沸かして作ってもらったコーヒーと、たき火で焼いたハムの味。
おそらく一生忘れないだろう。
■今日のカメ
■本栖湖、到着
14時に東京を出発して、夕方5時前くらいに本栖湖到着。
ちょうど夕暮れ時の、一番美しい景色が見れました。
■静か
風もなく、ほんと穏やかな日でした。絶好のたき火日和。
■たき火エリア、確保
たき火の条件は、平らで少し広い場所があること。
本栖湖も水位は上がっていましたが、水辺にちょうどいい空き地がありました。
■準備開始
車から荷物をおろして、早速、たき火の準備開始。
■たき火、セット
森川さん私物のたき火セット。鉄の棒と鉄の網を組み立てて、たき火の台を作ります。
てっきり、空き地に直に薪を置いて、燃やすのかと思ってました(笑)。
■薪
富士五湖近くのスーパーで調達。今回は、3束。土地柄、アウトドアグッズが充実していました。
■その他の道具
これも森川さん私物のアウトドアグッズ。
チャッカマン、着火剤、外が2重になっている保温マグカップ、簡易ランプなど。
■準備完了
日が暮れる前に、基本のセッティングが完了。
■日が暮れてきた
数分単位で一気に周りが暗くなっていきます。
■コーヒーの準備
「外で飲むコーヒーは格別なんだよ」と森川さんがコーヒーの準備をしてくれました。
ちゃんと水を沸かし、粉からコーヒーを抽出するアウトドアサイフォン。
■薪を組みます。
たき火台の上に薪を組んでいきます。空気が入るように、かつ、崩れないように組むのが難しい。
■着火剤
最後に投入する薪に、ジェル状の着火剤を塗って、火が燃えやすくします。
■火が付いた
薪に火が付きました!
■燃える
最初は薪が湿っているので火の勢いも弱かったですが、だんだん薪が渇いてきて、一気に火力が上がりました。
外はかなり寒かったですが、たき火の周りは顔が赤くなるくらい暖かかったです。
■コーヒー、完成
外で作ってもらったコーヒー。マシュマロを落として、ほのかに甘い香り。
普段だと、あまりコーヒーを飲まないのですが、ホント美味しかったです。
■ハム焼くぞ!
厚切りハムを、長い竹串に刺して、たき火で炙りながら食べます。ジュージューと焼ける音と、いい香りがします。
まるで、「モンハン」w。ホント美味しかったし、ホント楽しかった。
■いっぱい焼きました。
火が通りにくそうなじゃがいも、さつまいも、スペアリブ、イカなどは、アルミホイルに包んで、たき火の周りに置いて焼きました。
スペアリブくらいであれば、バッチリ火が通って、美味しく食べれます。
■おやつ
これ、実は、ホットケーキです。ホットケーキミックスを練って生地にしたものをジップロックに詰めて持参して、それを竹串に巻きつけて、たき火で炙ります。
すると、素朴で、ほんのり甘い、駄菓子のようなおやつができます。