銀座「三献」へ行く。
「クエ」という魚をご存じだろうか。
大型の白身魚で、関東ではあまり馴染みのない魚だが、西日本では「モロコ」「アラ」と呼ばれ親しまれている高級魚である。
テレビの旅番組や料理番組で「クエ鍋」という名前は聞いたことがあったが、実際見たことも、食べたこともなかった。
今年の冬、たまたま東京で珍しく美味しいクエ鍋を食べさせてもらえるお店を紹介してもらい、実際食べてみてホント美味しかったので、再度、友達のとしちゃんを誘って、2回目のクエ鍋に行ってきた。
場所は、銀座の「三献(さんこん)」という日本料理屋。
ここは料理もさることながら、ソムリエの田崎真也さんもいらっしゃるほどの日本酒の名店。
実際の酒蔵を回って、お酒を仕入れており、珍しい日本酒が多数ある。
あと、自家製の「あん肝」も有名で、「あん肝」の製造特許を取っていたりする。
結構、酒は飲む方なのだが、実はワイン、日本酒といった、いわゆる「醸造酒」に弱いらしく、ちょっと飲んだだけでも調子が悪くなる。
逆に、「蒸留酒」と言われる焼酎やウイスキーは、ロックでも割と量を飲める。
そんな感じなのだが、ここで出された日本酒は全く次の日に響かず、心地良く酔っ払うことができた(笑)。
きっと本当に良い日本酒なのだろう。
さて、クエ鍋。
白身魚なので淡白なのかな?と思いきや、すごくしっかりとした味があり、かつ、すごく脂が乗っている。感じは「ムツ」に似ているかも。
身はしっかりとしていて、固めで、食べ応えがある。貝柱に近い感じだろうか。
とても美味しい。
クエを小さく切って出すお店も多いそうだが、ここではクエの味をしっかりと味わえるように、かなり大きなぶつ切りにして出してくれる。
大将がクエに合わせて作るという鍋のだしも、クエの味を損なわないように上品で、でもそれでいて、薄いわけでもなくしっかりとした味になっていて、美味しい。
ちょっと高いが、たまにはみんなで寒い冬にこんな贅沢をするのもいい。
■銀座「三献」
http://www.3kon.com/
■今日のカメ
■銀座「三献」
JR・地下鉄銀座線新橋駅から5分くらいのクラブやスナックが立ち並ぶビルの2階にあります。
■店内の様子
カウンターとテーブル席、奥に座敷もあります。静かな日本料理屋です。
■お通し
昆布巻きです。手前の和え物は山椒がきいていて、お酒のおつまみに合います。
■あん肝
製造特許を取られている自家製のあん肝。個人的に肝はあまり好きじゃないんですが、ここのお店のあん肝は全く臭みがなく、すごく美味しくいただけます。チーズみたい。
■氷頭(ひず)
鮭の軟骨をスライスした珍味です。紫色に見えるのは、茄子ではなく、これが鮭です。好きな人は好きな味だと思いますが、私は臭みがあって、苦手でした。
■茶碗蒸し
すごく美味しい茶碗蒸し。お店によって、茶碗蒸しは出汁が濃すぎたり、固すぎたり、すごく難しい日本料理の1つだと思いますが、ここの茶碗蒸しは出汁、味、固さ、すべて抜群です。
■ウニはいってます
中には、ウニ、カニ、タケノコ、ぎんなん、色んな具が詰まってます。ウニはかなりたっぷり入ってます。
■ごま豆腐
お店自家製のごま豆腐。ここのごま豆腐は、モチモチで、ごまの風味というより、カカオやチョコに近いような不思議な風味がします。とても美味しいです。
■クエ鍋の具
写真は4人前です。クエと野菜がたっぷりです。
■これがクエ
この厚いぶつ切りの白身がクエです。
■クエ鍋
クエはあらかじめお店で下ゆでしてくれているので、火を付けて、すぐに食べられます。ちなみに、クエ鍋はメニューにはありません。要予約。
■上品な味
濃厚なクエに合うように、しっかり味はあるけど、飽きがこない優しくて上品な味の鍋になっています。絶品。
■最後は雑炊
クエ鍋にご飯を入れて雑炊です。量があるので、クエ鍋だけでもかなりお腹いっぱいになります。
■お酒①「大吟醸 手取川」
日本酒はすべてお店にお任せして出していただきました。最初はお店一押しの手取川という日本酒。ちょっと甘めで、でもすごくスッキリしていて、飲みやすかったです。
■お酒②「古酒屋のひとりよがり」
これはちょっと辛口で、同じく飲みやすく、美味しかったです。元々、あまり日本酒に詳しくないため、あまり詳細の味のレポートができず、すみません(苦笑)。コラムに書いたように日本酒苦手の私のような人が飲めるくらい、と思っていただければ・・。
■お酒③「岩の井 大吟醸」
これも飲みやすかったです。うーん、味の差がうまくコメントできない・・。
■お酒④「月桂冠 大吟醸」
正直言うと、出されたとき、「え、月桂冠?」と言ってしまいました。お店の方も、「月桂冠??って思ったでしょ」と笑ってました。
なんとなく月桂冠=大衆酒というイメージがあり、せっかく銀座まで来たのに・・・と思っていたのですが、これは珍しい月桂冠の大吟醸で、全国でも300本くらいしかなく、このお店にも特別におろしてもらっているらしいです。確かに、私のような人が飲んでも、飲みやすい、後に残らない美味しいお酒でした。
■なぜかケーキ(笑)
友達がお誕生日だったので、お祝いにケーキを持参していて、クエ鍋の後にみんなで食べました。これは、お気に入りのロールケーキ専門店「Roll Mudu」のショートケーキ。
■こっちはチョコ
こちらは、チョコケーキ。日本食食べて、日本酒飲んで、最後にケーキ。食い合わせ悪い(笑)。
大型の白身魚で、関東ではあまり馴染みのない魚だが、西日本では「モロコ」「アラ」と呼ばれ親しまれている高級魚である。
テレビの旅番組や料理番組で「クエ鍋」という名前は聞いたことがあったが、実際見たことも、食べたこともなかった。
今年の冬、たまたま東京で珍しく美味しいクエ鍋を食べさせてもらえるお店を紹介してもらい、実際食べてみてホント美味しかったので、再度、友達のとしちゃんを誘って、2回目のクエ鍋に行ってきた。
場所は、銀座の「三献(さんこん)」という日本料理屋。
ここは料理もさることながら、ソムリエの田崎真也さんもいらっしゃるほどの日本酒の名店。
実際の酒蔵を回って、お酒を仕入れており、珍しい日本酒が多数ある。
あと、自家製の「あん肝」も有名で、「あん肝」の製造特許を取っていたりする。
結構、酒は飲む方なのだが、実はワイン、日本酒といった、いわゆる「醸造酒」に弱いらしく、ちょっと飲んだだけでも調子が悪くなる。
逆に、「蒸留酒」と言われる焼酎やウイスキーは、ロックでも割と量を飲める。
そんな感じなのだが、ここで出された日本酒は全く次の日に響かず、心地良く酔っ払うことができた(笑)。
きっと本当に良い日本酒なのだろう。
さて、クエ鍋。
白身魚なので淡白なのかな?と思いきや、すごくしっかりとした味があり、かつ、すごく脂が乗っている。感じは「ムツ」に似ているかも。
身はしっかりとしていて、固めで、食べ応えがある。貝柱に近い感じだろうか。
とても美味しい。
クエを小さく切って出すお店も多いそうだが、ここではクエの味をしっかりと味わえるように、かなり大きなぶつ切りにして出してくれる。
大将がクエに合わせて作るという鍋のだしも、クエの味を損なわないように上品で、でもそれでいて、薄いわけでもなくしっかりとした味になっていて、美味しい。
ちょっと高いが、たまにはみんなで寒い冬にこんな贅沢をするのもいい。
■銀座「三献」
http://www.3kon.com/
■今日のカメ
■銀座「三献」

■店内の様子

■お通し

■あん肝

■氷頭(ひず)

■茶碗蒸し

■ウニはいってます

■ごま豆腐

■クエ鍋の具

■これがクエ

■クエ鍋

■上品な味

■最後は雑炊

■お酒①「大吟醸 手取川」

■お酒②「古酒屋のひとりよがり」

■お酒③「岩の井 大吟醸」

■お酒④「月桂冠 大吟醸」

なんとなく月桂冠=大衆酒というイメージがあり、せっかく銀座まで来たのに・・・と思っていたのですが、これは珍しい月桂冠の大吟醸で、全国でも300本くらいしかなく、このお店にも特別におろしてもらっているらしいです。確かに、私のような人が飲んでも、飲みやすい、後に残らない美味しいお酒でした。
■なぜかケーキ(笑)

■こっちはチョコ

by meshi-quest
| 2009-03-03 18:09
| 銀座