東京ディズニーシーの使い方
ディズニーランドが好きだ。
ほんのちょっとの間だけ、日常から非日常に飛ばしてくれる。
ドラえもんじゃないが、「あんなこといいな、できたらいいな」がディズニーランドという世界の中で実現している。アン、アン、アン、とっても大好き。
いるだけで、なんだか楽しい
意味なくはしゃいで走り出したくなる。
小学生のときの遠足で行ったのが最初で、なんだかんだいって、もう10回以上は行っていると思う。
さて、東京ディズニーシーはというと、初めて行ったのは4年前のことだ。
今年で東京ディズニーシーは5周年を迎えたそうなので、オープンして1年後くらいに行ったことになる。
私が行ったときには、まだ物珍しさもあり、すごくたくさんのお客さんが詰め掛けていて、何を乗るにも、何を見るにも、何を食べるにも、ひたすら「待つ」ことを要求された。
頑張って1時間以上待って、3つくらいのアトラクションを乗ったと思うが、そこには私が知っているミッキーやドナルドの姿はなく、見たことない、もしくは、見たことあるけど名前は知らないキャラクターがいっぱい出てきて、ディズニー通じゃないと楽しめないような、軽い疎外感を受けたことを覚えている。
大人のためのディズニーランド。
馴染めなかったのは、私がまだまだお子様だったからなのだろうか。
それ以来、東京ディズニーシーには行っていない。
東京ディズニーシーの思い出はそんな感じだったのだが、先日、食事のお誘いをいただき、実に4年ぶりに東京ディズニーシーに行くことになった。
東京ディズニーシー内にある「マゼランズ」というレストランが、園内で唯一のオリエンタルランド(ディズニーランドを運営している会社)直営のレストランで、テーマパーク内とは思えない美味しいフランス料理を出してくれます、とのことだった。
テーマパークと言うとどうしてもハンバーガーやホットドッグの軽食、あったとしてもバイキング形式の普通の味の普通の料理を想像してしまうのだが、色々なお店をご存じで料理に精通されている方からのお話だったので、非常に興味があった。
こうして、「ご飯を食べにディズニーシーに行く」というなんともリッチでロマンチックな食事会が実現した。
「マゼランズ」は7つのテーマポートの中の入り口に近い「メディテレーニアンハーバー」という場所に位置し、1階はバー、螺旋階段を下りて地下がレストランとなっている。
大航海時代を髣髴とさせる巨大な地球儀が部屋の真ん中にあり、壁には大航海時代を支えた船長たちの肖像画が飾られている。
客層はカップル、友達同士、家族など全体的に高めで、普通のレストランのようにゆっくりと食事を楽しむことができる。
テーマパークで食事というと、うるさくて、人が多くて、料理もいまいちで・・・と思いがちだが、ホントに前菜から始まって、魚、肉、デザートまでちゃんとしたフランス料理のコースがいただけて、味も美味しかった。
ただし、メニューは少ない。定期的に内容は変えているそうだが、ほぼ決まっている数種から選ぶ。
園内レストランということもあり200席ほどあるお客さんすべてになるべく早く温かい料理を出さなければならないので、当然、時間などの兼ね合いで出せる料理と出せない料理が出てしまうからだ。
時間をかけてオーブンで焼いたり、時間かけて煮込んだりといった料理はメニューから抜けており、でも、ちゃんとお客さんがそれなりにちゃんと満足して楽しんでもらえるようなメニューを一生懸命考えてあるところが、素晴らしかった。
正直、ちゃんとお店を構えてお客さんのオーダーや要望を聞きながら作ってくれるフランス料理店とどちらが美味しいかと聞かれると、そちらの方が美味しい。
少ない客を相手に、店側もきちんと状況や要望を把握しながら、ニーズに応えたものを出してくるのだから。そりゃ、美味しい(元々不味い店は除いて)。
だが、そこと比べるのではなく、条件がある中でもできることを見つけて、お客さんに出している姿勢がとても良かったと思う。
さて、このリッチな食事会の最後、「散歩も出来るほど巨大なテーマレストランに来たと思うと、新しい見方ができますね」と言われ、なんだかすごく納得してしまった。
東京ディズニーシーで食事。
食事のために東京ディズニーシー。
私には全く考えつかなかった発想だったのだが、こういう東京ディズニーシーの使い方はアリなのではないかと思った。
東京ディズニーシーでは年間パスポートを販売していて、かつ、シニア向けには特別割引もあるらしい。
お酒も飲めるし、東京ディズニーランドよりは静かで人も少ないから、ゆっくりできる。
臨海線のおかげで、都心からも行きやすくなっている。
そう考えると、普通のレストランで食べるより、普通の公園を散歩するよりずっと楽しいし、例えば、定年退職後の夫婦の楽しみとしてや、おじいちゃんおばあちゃんの健康維持など、ちょっと変わった東京ディズニーシーの使い方が見えてくる。
こんな新しい東京ディズニーシーの使い方、いかがだろうか。
■今日のカメ
今回、「マゼランズ」でいただいたコース料理をご紹介します。
定期的にコース内容は変わるそうです。
■「マゼランズ」の地球儀
店内に大きな大きな地球儀があって、その上にミニプラネタリウムがあります。
■店内の様子
キャラクターとかは一切ないので、ディズニーというより、どっかヨーロッパの博物館付属レストランにいる、という感じでしょうか。
内装とか家具とかよくできていて、大航海の歴史とか全く分からない私でも、「あぁ、こんな感じ!」と納得してしまうような雰囲気が作られています。
■前菜に出てきたマイクロトマト
初めて食べたんですが、マイクロトマトというらしいです。
前菜盛り合わせの中に入ってました。味はこんなに小さいのに完全にトマトです。しかも、普通のより濃厚な味がします。
■魚料理
スズキ(・・だったかな?)とハマグリの魚料理です。
魚にかかっていた濃いめのソースがとても美味しかったです。
■肉料理
フィレステーキのアプリコットソース(・・・だったかな(^^;)?)添えです。
「マゼランズ」はソースがとってもよくできていて、柑橘系の香りと甘みがあるソースでステーキととてもよく合っていました。
■クリームブリュレ
デザートはコースデザートとは別に数種類用意されていて、おススメと聞いて、頼んでみました。
このブリュレ、かなり美味しいです。甘過ぎず、卵の味がしっかり出ています。今まで食べたブリュレの中で1位かも・・・。
ほんのちょっとの間だけ、日常から非日常に飛ばしてくれる。
ドラえもんじゃないが、「あんなこといいな、できたらいいな」がディズニーランドという世界の中で実現している。アン、アン、アン、とっても大好き。
いるだけで、なんだか楽しい
意味なくはしゃいで走り出したくなる。
小学生のときの遠足で行ったのが最初で、なんだかんだいって、もう10回以上は行っていると思う。
さて、東京ディズニーシーはというと、初めて行ったのは4年前のことだ。
今年で東京ディズニーシーは5周年を迎えたそうなので、オープンして1年後くらいに行ったことになる。
私が行ったときには、まだ物珍しさもあり、すごくたくさんのお客さんが詰め掛けていて、何を乗るにも、何を見るにも、何を食べるにも、ひたすら「待つ」ことを要求された。
頑張って1時間以上待って、3つくらいのアトラクションを乗ったと思うが、そこには私が知っているミッキーやドナルドの姿はなく、見たことない、もしくは、見たことあるけど名前は知らないキャラクターがいっぱい出てきて、ディズニー通じゃないと楽しめないような、軽い疎外感を受けたことを覚えている。
大人のためのディズニーランド。
馴染めなかったのは、私がまだまだお子様だったからなのだろうか。
それ以来、東京ディズニーシーには行っていない。
東京ディズニーシーの思い出はそんな感じだったのだが、先日、食事のお誘いをいただき、実に4年ぶりに東京ディズニーシーに行くことになった。
東京ディズニーシー内にある「マゼランズ」というレストランが、園内で唯一のオリエンタルランド(ディズニーランドを運営している会社)直営のレストランで、テーマパーク内とは思えない美味しいフランス料理を出してくれます、とのことだった。
テーマパークと言うとどうしてもハンバーガーやホットドッグの軽食、あったとしてもバイキング形式の普通の味の普通の料理を想像してしまうのだが、色々なお店をご存じで料理に精通されている方からのお話だったので、非常に興味があった。
こうして、「ご飯を食べにディズニーシーに行く」というなんともリッチでロマンチックな食事会が実現した。
「マゼランズ」は7つのテーマポートの中の入り口に近い「メディテレーニアンハーバー」という場所に位置し、1階はバー、螺旋階段を下りて地下がレストランとなっている。
大航海時代を髣髴とさせる巨大な地球儀が部屋の真ん中にあり、壁には大航海時代を支えた船長たちの肖像画が飾られている。
客層はカップル、友達同士、家族など全体的に高めで、普通のレストランのようにゆっくりと食事を楽しむことができる。
テーマパークで食事というと、うるさくて、人が多くて、料理もいまいちで・・・と思いがちだが、ホントに前菜から始まって、魚、肉、デザートまでちゃんとしたフランス料理のコースがいただけて、味も美味しかった。
ただし、メニューは少ない。定期的に内容は変えているそうだが、ほぼ決まっている数種から選ぶ。
園内レストランということもあり200席ほどあるお客さんすべてになるべく早く温かい料理を出さなければならないので、当然、時間などの兼ね合いで出せる料理と出せない料理が出てしまうからだ。
時間をかけてオーブンで焼いたり、時間かけて煮込んだりといった料理はメニューから抜けており、でも、ちゃんとお客さんがそれなりにちゃんと満足して楽しんでもらえるようなメニューを一生懸命考えてあるところが、素晴らしかった。
正直、ちゃんとお店を構えてお客さんのオーダーや要望を聞きながら作ってくれるフランス料理店とどちらが美味しいかと聞かれると、そちらの方が美味しい。
少ない客を相手に、店側もきちんと状況や要望を把握しながら、ニーズに応えたものを出してくるのだから。そりゃ、美味しい(元々不味い店は除いて)。
だが、そこと比べるのではなく、条件がある中でもできることを見つけて、お客さんに出している姿勢がとても良かったと思う。
さて、このリッチな食事会の最後、「散歩も出来るほど巨大なテーマレストランに来たと思うと、新しい見方ができますね」と言われ、なんだかすごく納得してしまった。
東京ディズニーシーで食事。
食事のために東京ディズニーシー。
私には全く考えつかなかった発想だったのだが、こういう東京ディズニーシーの使い方はアリなのではないかと思った。
東京ディズニーシーでは年間パスポートを販売していて、かつ、シニア向けには特別割引もあるらしい。
お酒も飲めるし、東京ディズニーランドよりは静かで人も少ないから、ゆっくりできる。
臨海線のおかげで、都心からも行きやすくなっている。
そう考えると、普通のレストランで食べるより、普通の公園を散歩するよりずっと楽しいし、例えば、定年退職後の夫婦の楽しみとしてや、おじいちゃんおばあちゃんの健康維持など、ちょっと変わった東京ディズニーシーの使い方が見えてくる。
こんな新しい東京ディズニーシーの使い方、いかがだろうか。
■今日のカメ
今回、「マゼランズ」でいただいたコース料理をご紹介します。
定期的にコース内容は変わるそうです。
■「マゼランズ」の地球儀

■店内の様子

内装とか家具とかよくできていて、大航海の歴史とか全く分からない私でも、「あぁ、こんな感じ!」と納得してしまうような雰囲気が作られています。
■前菜に出てきたマイクロトマト

前菜盛り合わせの中に入ってました。味はこんなに小さいのに完全にトマトです。しかも、普通のより濃厚な味がします。
■魚料理

魚にかかっていた濃いめのソースがとても美味しかったです。
■肉料理

「マゼランズ」はソースがとってもよくできていて、柑橘系の香りと甘みがあるソースでステーキととてもよく合っていました。
■クリームブリュレ

このブリュレ、かなり美味しいです。甘過ぎず、卵の味がしっかり出ています。今まで食べたブリュレの中で1位かも・・・。
by meshi-quest
| 2007-07-12 11:30