楽に生きる。~再び~
そして、大変ご無沙汰しております。
新年いきなりの一人反省会開始で申し訳ないのですが(苦笑)、去年は夏頃から丸々半年原稿をお休みさせていただいておりました。
例年、年末に出させていただく一年の総括と、読んでくださった皆様へのお礼も出せず、年を越してしまいました。
本当にごめんなさい。
色々、あった・・・(遠い目)。
よく雑誌のインタビューとかテレビでのコメントとかで、「色々ありまして・・・」なんて聞くと、「『色々』ってなんだよ!」「その『色々』をトークしろよ!」と思うが、いざ自分になると、もうありすぎて書ききれなくて、残念ながら、結局『色々』とまとめざるを得ない。
去年の節目の誕生日に「楽に生きる」を高々と掲げて始まった一年であったが、蓋を開けてみれば、ここ数年で一番忙しく、気が狂うような一年であった。
ちーっとも楽じゃなかった。
「楽になるには、まだまだ早いぜ、中坊!」そんな洗礼を受けている感じであった。
よく乗り切ったと思う。
土俵際に立たされ、一か八かの選択を迫られることが多い、一年だった。
久しぶりに自分を褒めてもいいかな、と思う。
読んでいる方々には「なんのこっちゃ??」と思われるかもしれないが、こうして原稿書いている間も去年を振り返り、ちょっと涙目になりながらパソコンに向かっていることだけお伝えして、ご勘弁いただければと思う。
さて、そんなこんなあった年末、ゆっくり考え事がしたかったのと、なんだか東京に居たくなかったのもあって、年末ギリギリ急遽、親友の帰省に便乗させていただき、東京を離れることにした。
年末年始の一家団欒に部外者が混じることを本当に申し訳なく思ったのだが、おじ様、おば様、おばあさん、お姉さん、そして親戚の皆さん全員が快く迎えてくださって、家族のように接してくださった。
一家団欒で1つ食卓を囲み、お重に入ったお節を食べ、ゆっくりとみんなで正月番組を見て、大勢で百人一首やったり、花札やったり・・・こんなひと時を送ったのは、実に20年ぶりくらいだ。
いや、こんなときがあったのかどうかも定かじゃなくなっている。「それ、夢ですよ」と言われれば、おそらく素直に「そうか」と思う。そんなくらいだ。
私の中でとっくに忘れてしまっていたものが、少し蘇ってきた気がした。
家族って、こういうものだったんだなぁ。
おば様が「娘が一人増えて、嬉しい。いつでもまた帰ってきなさい。」と言ってくださったことが、本当に嬉しかった。
この場を借りて、こういう機会を与えてくれた親友に心から感謝したい。
としちゃん、本当にありがとう。
東京に戻ってきて、今年一年どう生きていこうかと考え、テーマを決めた。
懲りずにまた「楽に生きる」。
『楽』という言葉には色々な意味があって、「楽チンに生きたい」という野望はもちろんのこと、「楽しい」だったり、「肩の力を抜く」だったり、「音楽をまたやろうかな」という意味も込めている。
皆さんはどんなテーマで、どんな一年を過ごされるのだろうか。
どんなテーマでも、皆さんも私も楽しく幸せに暮らせることを祈りたいと思う。
頑張らなくてもいい。
だって、そんなの言われなくても、みんな頑張ってるから。
言われなきゃ頑張れないほど、バカじゃない。
最後に、親友が言ってくれたこの言葉で私は救われたので、皆さんにも伝えたいと思う。
「頑張らなくても、そのままでいい。そのままで大好き。」
楽に行きましょう。
そして、楽に生きましょう。
2007年1月某日
成沢理恵
■今日のカメ
としちゃんの実家で女三人うどん作りをさせていただきました。
生まれてはじめての自家製手打ちうどんです。
◆伸ばす

これが生地が硬いので、かなり力のいる作業。真剣です。
ちなみに、おば様の割烹着をお借りしました。そでが汚れなくて、便利!
◆切る

◆完成
