タイ旅行記⑨ ~津波と鳥インフルエンザ~
タイへ行ったと友達に行った時、
津波と鳥インフルエンザのことを聞かれた。
確かにこの2つは私も行く前に気になっていたことだし、
タイにこれから行く予定の方も、行く予定がない方も気になる話題だと思うので、
あくまでも私が見て感じた範囲でのことを書かせてもらおうと思う。
少しでも参考になればと思う。
まず、直近の話題として、鳥インフルエンザのことを書こう思う。
世界的にもついに死者が出始めている新型ウイルス。
タイでも鳥インフルエンザが発見されたことを受け、
出発前の旅行会社の案内や空港でも
鳥インフルエンザに関する注意が書かれた紙をもらった。
注意書きを読むと、「むやみに養鶏場など行かないこと」
「養鶏場に行ったら、手を洗うこと」など基本事項が書かれているだけで、
鶏を使った食事に制限が出ているというようなことはなかった。
実際、タイやプーケットでも
市民がかなり気にしているのかと思うとそうでもないらしく、
ホテルのレストランでも、街中のレストランでも、屋台でも、普通に鶏は出てくる。
最初は私も気にして、なるべく鶏料理を食べないように・・と思っていたが、
元々チキン好きなもんで、タイ旅行記②でも出てきているように
しっかりチキンメニューを食っている。
そして、特に何もなく今日に至る。
養鶏場への立ち入りや、極端に衛生状態の良くない場所での飲食を除いて、
今のところ極端に気にする必要はなさそうだ、というのが私の雑感である。
次に、津波について、書かせていただく。
ご存知のとおり、2004年12月26日にスマトラ島沖で
マグニチュード9.0という史上最大規模の巨大地震が発生した。
この地震により大規模な津波が発生し、
タイ、プーケットの海岸地域は壊滅的な被害を受けた。
そして、私が行ったのが、津波発生から約1年後。
海岸沿いは津波の影響と思われる建設中の建物も多かったが、
テントの屋台が出ていたり、新築のレストランが立ち並んでいたりして、
観光客でにぎわっていた。
町は津波のことを感じさせないくらい復興していた。
そして、人々も前向きに明るく生活をしていた。
町の人は、特に津波のことを語ろうとはしない。
観光客も特に聞いたりもしない。
ただただ、早く元の生活に戻れることを望み、
そして、応援しているように見えた。
当時、津波の影響で家を無くしたり、家族を失ったりした人がいて、
そんな国に観光客として遊びに行くのは失礼だ、という意見があったらしい。
でも、それは違うと思う。
観光で成り立っている土地だからこそ、
できるだけ多くの人が遊びに行ってあげることが、
その街の経済を活性化し、街の復興を応援することにもつながる。
だからこそ、ぜひ多くの人に被災をした街を訪れてもらいたいと思う。
最後に。
プーケットの海岸沿いの繁華街で
売春と思われる若い現地の女の子をたくさん見かけた。
年はだいたい15才~18才くらいだろうか。
ちゃんとした服に身を包んでいる子もいれば、
赤い髪ゴムにTシャツ短パンビーチサンダルという子もいた。
女の子の隣には9割方白人のかっぷくの良いおじさんがいて、
ニコニコしながら、女の子と話をしていた。
アジア系の男性が側にいるのはあまり見かけなかった。
白人男性が多かったように思う。
バーのマスターが言っていた。
「津波の被害の後、街に立つ女の子が増えた」と。
良いも、悪いも、あえて言わないことにする。
そういう状況を見たことだけをそのまま報告する。
■今日のカメ
◆パトン・ビーチ

すぐ側が海になっています。まだ建設中の建物や舗装中の道路もありましたが、観光には何の問題もないほどににぎわってました。
◆パトン・ビーチの屋台街①

屋台が出ていた場所は広い更地になっていて、きっと津波の被害を受けた場所だと思います。
◆パトン・ビーチの屋台街②

◆タイスキ①

津波後に改装をしたそうで、カフェを併設していました。
ガイドブックにはタイスキ専門店と書いてあったので、このカフェの外観で気がつかず、何度も迷いました。
◆タイスキ②

◆タイスキ③

◆タイスキ④

by meshi-quest
| 2005-12-01 19:46
| 旅行_海外