うちだけですか?
寝てても暑さで目が覚める。
そして、病気か?と思うほど、大量の汗をかいている。
冷や汗ではない。暑いのだ。
もう夏ですか?
こう毎日暑くては、やってられん。
早速、クーラーをつけてみた。
クーラー自体は一生懸命仕事をまっとうしているようなのだが、結果が出ていない。
暑い・・・。
自ら望んで住んだデザイナーズマンションだったが、夏と冬に盲点があった。
いや、『盲点』という「気づかなかっただけで、気づけば対処法あるさ」風な生易しいものではない。
修行、耐久レース、呪縛、苦難・・・よく分からんが、そういった類のモノである。
とはいえ、「致し方ない」として夏の暑さを受け入れるほど、根性も忍耐もないので、いかにしてこの修行を避けるかを考えることにした。
・・・買うか、電化製品。
早速、家電売場に行って、お兄さんに相談をしてみた。
「あのー、まだ6月だというのに、もう暑くて暑くて・・・涼しくなる何かありますか?」
「えっと、クーラーの熱を逃がせる排気口ありますか?」
「いえ、ないです。」
「・・・・それでは、クーラーは無理ですね・・・。」
そうなのだ。
私は、この冬を床置き式のハロゲンヒーターで乗り切ったのだが、同じように床置き式の涼しい何かがきっとあると思っていたのだ。
ところが、話を聞いてみると、クーラーというジャンルはまだ非常に開拓がされておらず、涼しさを生み出すことで逆に作られる熱を処理する方法はなく、未だ「熱気を外に逃がす」しかないという。
うちはすでに1台の備え式クーラーが排気口を占拠しているため、クーラーが設置できず、また、そのクーラーも特殊なものらしくて、夏商戦に向けて売られている最新クーラーに買い替えもできない。
と、なると・・・・残りはアイツですか?
「小型家電」というフロアのかなり隅の方にあった扇風機コーナーへ行った。
「色は白くなくて、扇風機っぽくない感じで、かつ、とっても涼しい扇風機ください。」
「・・・・ありません。」
妥協するしかない。
一番妥協はしたくなかったが、「扇風機はクーラーにはどうしても負けてしまいます」という言葉により、「とっても涼しい」はあきらめ、その代わり、なるべく扇風機っぽくないデザインのものを選んだ。
とりあえず、今年の夏はこれで乗り切ってみようと思う。
今後の大手家電メーカーさんのさらなるクーラー開発に期待する。
■今日のカメ
■メインクーラー 1号機
元々この家に備え付けだった、天井についているクーラー。
一生懸命作動はしているようなのだが、あまり涼しくならない。
■補助クーラー 2号機
メゾネット2階にあるクーラー。
このクーラー、床に設置されており、かつ、その、目の前にベッドがあるため、ベッドの高さで冷気がブロックされていて、これまた涼しくない。
■レトロ風扇風機 3号機
シルバーのレトロ風な扇風機。デザイン性を重視してしまったため、ヘッドが小さく、風力が弱め。
■大型扇風機 4号機
私に安らかな睡眠を与えるべくやってきた期待のホープ。
かなり思い切って巨大なものを買ってみた。果たして真夏にどれだけ期待に応えてくれるか。
■タワー式扇風機 5号機
私に穏やかな食卓を届けるためにリビングに配置された。
特技として、マイナスイオンも吐き出す。今のところ、割と涼しい。