朝ごはんを食べる朝
心霊ツアーというより、真夜中の山登りといった感じで、心霊スポット巡りで結構歩いた。
そして、腹が減った。
仕方がない。
自然な流れだ。
さて、実はこの心霊ツアーの後にあらかじめ用意していたツアーがあった。
それが楽しみで仕方がなかった。心霊どころではない。
心霊スポットのトンネルを後にして、一行は目的地に向かった。
時計は朝の4時を指していた。もう外は明るく、ちらほら車が出始めてきている。
目的地は東京のど真ん中、もんじゃで有名な月島と夜の街銀座に挟まれた場所にある。
そう、「築地市場」だ。
以前よりたびたびコラムで私が寿司好きであることに触れてきたが、この聖地「築地」にはまだ行ったことがなくて、どうしても行きたかったのだ。
築地の魚河岸でセリ落とされた新鮮な魚介類を使った食の数々。
中でも、ここ築地では朝っぱらから、にぎり寿司やら海鮮丼が食える。
なんて贅沢で、なんてステキな朝食なんだろう。
ただ、唯一、問題だったのは、時間。
築地はだいたい早朝4時くらいから、遅くても昼すぎ1時くらいには店も市場も閉まってしまうらしい。
つまり、築地に行くためには、着替えて、移動する時間も考えると、かなりの早起きをせねばならないのだ。
そこで、考えた。
「そうだ、寝ないでそのまま行けばいいんだ!」
この時を待っていた。
一晩中寝ないで、かつ、築地周辺に早朝来れるイベントを。
そして、ついに築地市場にやってきた。
朝の5時半、朝食を食べるにはいい時間だ。
初めての築地は、ただただ驚くばかりだった。
まず、こんなに広くて、大きいと思わなかった。
市場を囲むように、定食屋、寿司屋、土産物屋、玉子焼き屋、乾物屋などが軒を連ねている。
セリ市へは一般市民は入れないが、魚河岸には入れるので、実際入ってみたが、これまたとにかく広い。
広い市場の中にみっちりと水揚げされたばかりの魚を売る店があって、人が右往左往している。
魚を売る人、魚を買い付ける人、とにかくすごい人だ。
さらに、超早朝だと言うのに、こんなにエネルギッシュだとは思わなかった。
アジアの市場だ。
中国とベトナムに行ったときにみた市場に似ている。こんなエネルギッシュな市場が東京にあるとは思わなかった。
人々は、とにかく忙しそうで、魚河岸内だけで乗れる小型荷台付きスクーターみたいな乗り物をすごい速さで乗り回している。
実際、何度か轢かれそうになった。もう観光客なんておかまいなしだ。
とにかくすごかった。
私のつたない文章ではこれ以上伝えきれないので、このすごさは、きちんと早朝に行って、ぜひ築地という場所を見ていただきたい。
一見の価値はある。
さてさて、お楽しみの朝食タイム。
色々と店があって迷う。明らかに店前に長蛇の列が出来ている有名そうな店もあったが、腹が減って我慢ができなかったため、とりあえず海鮮丼をウリにしている定食屋にはいった。
「まぐろ・なかおち・うに丼」というものを頼んだ。
ウマイ。朝からかなり豪快な朝食だが、ウマイものはいつでもイケるのだ。
あぁ、来てよかった。
お土産に今晩食べようとトロのぶつ切りを買って、帰った。
朝はなかおち、夜はトロ。
あぁ、どうしましょー。
こうして、興奮のうちに築地ツアーは終了した。
解散したときには、朝の9時になっていた。
長い1日が終わった。
あれ、そういえば、なんで築地行ったんだっけ?
そういえば、昨日心霊ツアー・・・・・ま、いっか。
■今日のカメ
■朝の5時半に現地到着

■築地場外市場

■市場周辺の様子①

■市場周辺の様子②

■陶器屋さん①

料亭とかで使われてそうなかなりイイ感じ和食器が、超激安。
■陶器屋さん②

■買い付けに来ていたおじいさん

■市場の外の様子①

■市場の外の様子②

■魚河岸内の様子①

広い市場の中にびっしり店が出ていて、人もいっぱい。
■魚河岸内の様子②

■イルカ

■運ばれていくマグロ

■マグロアップ

■マグロ解体中

■美しいなかおち

■うなぎも売ってます

■築地付近の定食屋①

■築地付近の定食屋②

■今回入った定食屋①

■今回入った定食屋②

■まぐろ・なかおち・うに丼①

■まぐろ・なかおち・うに丼②

■お土産①

■お土産②

■お土産③
