バリ食総論 ~「バリ日記最終章」~
ということは、このバリ夏休みネタも涼しく・・・、いやむしろ、寒くなってしまう恐れがあるので(笑)、賞味期限間近の最終章ということで。
さて、今までホテルやら環境やらスパやら、バリをベタ誉めしてきましたので、最後は「食」のベタ誉めを。
今まで中国、韓国、ベトナム・・・と結構好んでアジアに行っているのだが、実は辛いモノが一切食えない。
アジア好きとしては致命的なウィークポイントだ。
しかも、香草(パクチーとか)など香りの強い刺激物も食べられない。
これまた、自分で言うのもなんだが、致命的だ。
中国では、麻婆豆腐でかなりヤラれた。
四川風を食べたのだが、運ばれてきた物体は「豆腐」ではなく、「赤い何か」であった。
その赤い何かの上に、さらに黒い何かが乗っていて、すごい色の何かとして食卓を飾っていた。
その「赤い何か」は唐辛子であり、「黒い何か」は黒胡椒である。
韓国では、全般的にヤラれた。
基本的にほとんどのものが辛かった。
さらに、私はキムチが食えない。
辛いのと刺激が強いののダブルパンチだ。
キムチ愛好家の友達にこの話をしたところ、「おまえは人生の楽しみの80%損している。」と言われたのだが、そんなに損をしているのか・・・。
ベトナムでの最大の敵は、香草パクチーだった。
「フォー」と呼ばれるうどんやチャーハン、生春巻き、あらゆるところにヤツは現れ、腹を空かしている私に「パクチーを1枚1枚取り除かせる」という行為で足止めを図ってきた。ただ、入っている食事が限定されていたので、割と淡泊な戦いで済んだ。
こんなことを書いているが、アジア旅はやめられない。
中国、韓国、ベトナム共に、基本的にはどの食事もかなりの美味であり、またいつか行きたい。
さてさて、肝心なバリの料理についてだが、インドネシア料理と、その他アジア各国料理の混合メニューという感じだろうか。
要は、何でもあるのである。
その辺は日本と変わりない。
味付けも、日本人の舌に合っている。
インドネシア料理としては、海の幸を活かしたシーフードをメインに、ナシゴレン(インドネシア焼き飯)、ミーゴレン(インドネシア焼きそば)、サテ(ヤキトリみたいなもの)など、かなりウマイ。しかも、安い。
現地ではほぼ毎日のようにナシゴレンとサテを食っていた。
店によって、美味いところとまぁまぁのところの差がある。
ヌサ・ドゥア地区にギャレリアという超巨大ショッピングモールがあり、その一番奥にあるレストラン「Sea Breeze」という店にずっと通っていた。
そこには一昨年にバリに行ったときに友達になったカリアニという友達が働いていて、彼女のダンナの相談を受けるほど仲が良いことは以前のコラムでも書かせてもらった。
宣伝ではないが、ここのナシゴレンは色々食べた中で一番美味かった。
高級感はないが、庶民的な優しい味。味付けが絶妙。
付け合わせも、からあげ、サテ、サラダ、えびせん、目玉焼きと、十分満足できる。
店によっては、からあげがなくサテだけだったり、目玉焼きがなかったりするが、ここは盛りだくさん。
しかも、えびチャーハンならぬえびナシゴレンなので、プリプリえびがいっぱい入っている。
なぜかいつ行ってもメニューから全品50%オフのサービスをしており(笑)、食前にカクテルとミニサラダのサービスがある。
ヌサ・ドゥア地区にお泊まりの方は、ぜひ遊びに。
帰国して、一番恐れていたのが体重であったが、「寝」「食」の繰り返しにも関わらず、幸いにして増減無し。
奇跡だ。
そんなこんなで「今年」のバリが終了した。
きっと来年も行くだろう、あの神々の住む楽園へ。
■バリなカメ。
●「Sea Breeze」のナシゴレン
美味いんですよ、コレ。
●サテ
こんなにあってだいたい日本円で300円くらいかな。
チキン、ポーク、ビーフが選べます。
●カリアニと私
彼女がカリアニ。私とほぼ同じ年で、ダンナと小さな男の子がいる。
バリの女の子達はホント明るくて、しっかりしていて、そして、照れ屋さんである。