この美術館で展示されているのとほぼ同じジャポニスムのデミタスカップで、珈琲を出してくれる喫茶店があるのです☕

〽　酒は正宗　芸者は萬龍
　　唄は流行りの　間がいいソング　
　　何て間がいいんでしょ

と、明治時代の流行歌「間がいいソング」にも唄われた（祖母が鼻歌でよく歌っていました）、
赤坂の美妓・萬龍と思われるシルエットをエッグシェル風の底に配し、輸出用に作られたことから「貿易」と呼ばれるアンティークカップで飲む珈琲は、口当たり抜群✨

「文芸倶楽部」という雑誌が企画した明治４０年度の美人コンテストで９万余票を獲得してトップに立った芸者・萬龍。

三越呉服店が広告写真のモデル料に大枚をはたいて惜しまなかったとか、現在も赤坂一ツ木通りある書店「金松堂」では、当時彼女を扱った絵葉書が刷るそばから飛ぶように売れたとか…

未亡人になってからは彼女の行く末を記した『萬龍未来記』が当時のルポライター達によって執筆されるなど、時代の華だった萬龍。

2歳下の照葉とともに東京の二名妓といわれ、こうしてデミタスカップの底にまで姿と名を留めている伝説の芸者…

図録には載らないサイドストーリーを思い起こしながら、京都の素敵なアンティーク屋さんとお気に入りの喫茶店に想いをはせるXmasです🎅

医療関係者 エッセンシャルワーカーの
みなさんに感謝と拍手を👏