昨日の関東は雷雨でした。
幸い帰りには雨も上がり傘要らず
に。昨日の「ハッピーギフト」でした。

さて、さとうめぐみデザインの雨コートの細部の紹介です。

市販の雨コートは、ポリエステル素材が多いせいか、紐がしょっちゅう解けて閉口しがち。

そこで、右脇に紐を出す穴を作ってもらい、下前に長めの紐をつけて上前の短い紐と結ぶようにしました。
和裁士さんのセンスで、共布で可愛いお花を飾りにあしらってもらい、大感激でした。

そして、もうひとつのポイントが袖の「振り」です。
市販の雨コートの袖丈は一尺三寸（約49センチ）
舞妓さんの雨コートは、振袖分の長さがあります。この袖丈が可愛らしく見えるポイント！

でも、袖丈が長いと中の着物の袖が飛び出して濡れる心配が…

だから舞妓さんのコートの振りには上の写真のように「マチ」がついているのです。

でも、このマチのつけ方が特殊らしく、普通の和裁士さんはやり方がわからないとのこと。
いろいろ調べてみようと思ったのですが、梅雨に間に合わせるために今回は振り口に別布だけ縫い付けてもらい、自分で振りを千鳥がけ（もどき、です。汗）をすることにしました。


身八つ口といわれる脇は一寸ほど空けておかないと、蒸れて暑くなっちゃうので要注意。


こうして構想数年の（笑）理想の雨コートが出来上がりました。

こんな風に楽しく実験をしながら、
着物コンシェルジュ
の仕事も広げて行きたいです。

理想を現実の形にする
という意味で着物コンシェルジュも手帳セラピーも同じ。
好きなことの根っこって繋がっているのですね。

着物コンシェルジュのご用命は
info☆utosa.net（☆マークを@に変えて送信してください。）
までどうぞ！

同じ雨コートを作ってみたいと言う方のご連絡も大歓迎です。

さとうめぐみ