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さとうめぐみ
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130723 祇園祭で舞妓体験〜着付け編〜
舞妓体験処「花風」で始めに行ったのは
●着物選び
本物の舞妓さんは赤い着物は着ない決まりがあるそうです。初耳。
私は、花柳界の伝統行事のひとつ
八朔(はっさく・旧八月一日)
に着る黒紋付きのイメージで黒の絽の着物にしました。
着物を決めた後は、メイクを落とし、鬢つけ油を顔全体に塗りベースをつくります。
水白粉で襟足を描き、白塗り開始。
その間前髪と横髪をホットカーラーで癖づけします。※本物の髪結いさんはコテでウエーブをつけるところもあるそうです。
化粧が終わるといよいよ着付け開始。
足袋、裾よけ、肌襦袢までは普通の着物と同じですが、長襦袢を着ないで半襦袢を着て、付け襟を付けるのがぐっと開ける着付けの秘密でした。
装置前の付け襟が写真向かって右下。私の胸元に見えるのが装置後の付け襟です。

半襟をみると舞妓さんの年数がわかるようになっていて、
一年目は赤の地が多い半襟で、二年目、三年目とお姉さんになるにしたがって赤地を刺繍で埋めて白の分量を多くします。(すごい贅沢な発想ですね!)
私の半襟は刺繍でびっしりなので、知っている人がみれば「舞妓さん卒業間近」とわかる訳です。
近代前の日本はこんなふうに外見にすべての情報を盛り込んでいたんですね〜。ある意味、「見た目社会」
いよいよ現役の男衆さん・堀切さんが登場し、着付けの開始です。

舞妓・芸妓の衣装は重いので、関西では男衆(おとこし)さん、関東では箱屋(はこや)さんという力自慢の男性が着付けを担当しているとか。
普通の着物と座敷着の一番の違いは、「お引きずり」で着ること。
腰から裾のラインを堀越さんは「マーメイドライン」と呼んでいて、きれいに裾が開くように心を砕くとか。
その要が、「扱」(しごき)だそうで、腰ひもよりも太い紐(今回はいわゆる博多織の伊達締め)を骨盤を固定する位置で締めてくれました。
私は普段は自分で着物を着ますが、人に着付けてもらう時、上手な人だと「息が合う」のが紐の絞め方でわかる…というか気持ち良さを通り越した官能を感じるのですが(笑)、まさに官能体験でした。
舞妓さんのだらりの帯は、640センチ。絽の着物に合わせた「羅(ら)」の帯を手結びで結んでもらいました。
この時の絞め方も絶妙。
写真をよく見てもらうとわかりますが、前帯の上側に輪がきていますね。
街の着付け教室に行くと、着付け教師にうるさいほど
「輪は下!」
と言われますが、そんなのは着付け教室が出来てから作られたルールなんだとわかります。
さて、長々書きましたが実際の着付け時間は五分くらい!の短さ。はやっ。
私の質問攻めにノリノリで答えてくださった堀切さんありがとうございます。
そして出来上がったのがトップの写真です。
舞妓というには落ち着きすぎてる?
つづく…
さとうめぐみ
●着物選び
本物の舞妓さんは赤い着物は着ない決まりがあるそうです。初耳。
私は、花柳界の伝統行事のひとつ
八朔(はっさく・旧八月一日)
に着る黒紋付きのイメージで黒の絽の着物にしました。

着物を決めた後は、メイクを落とし、鬢つけ油を顔全体に塗りベースをつくります。
水白粉で襟足を描き、白塗り開始。
その間前髪と横髪をホットカーラーで癖づけします。※本物の髪結いさんはコテでウエーブをつけるところもあるそうです。
化粧が終わるといよいよ着付け開始。
足袋、裾よけ、肌襦袢までは普通の着物と同じですが、長襦袢を着ないで半襦袢を着て、付け襟を付けるのがぐっと開ける着付けの秘密でした。
装置前の付け襟が写真向かって右下。私の胸元に見えるのが装置後の付け襟です。

半襟をみると舞妓さんの年数がわかるようになっていて、
一年目は赤の地が多い半襟で、二年目、三年目とお姉さんになるにしたがって赤地を刺繍で埋めて白の分量を多くします。(すごい贅沢な発想ですね!)
私の半襟は刺繍でびっしりなので、知っている人がみれば「舞妓さん卒業間近」とわかる訳です。
近代前の日本はこんなふうに外見にすべての情報を盛り込んでいたんですね〜。ある意味、「見た目社会」
いよいよ現役の男衆さん・堀切さんが登場し、着付けの開始です。

舞妓・芸妓の衣装は重いので、関西では男衆(おとこし)さん、関東では箱屋(はこや)さんという力自慢の男性が着付けを担当しているとか。
普通の着物と座敷着の一番の違いは、「お引きずり」で着ること。
腰から裾のラインを堀越さんは「マーメイドライン」と呼んでいて、きれいに裾が開くように心を砕くとか。
その要が、「扱」(しごき)だそうで、腰ひもよりも太い紐(今回はいわゆる博多織の伊達締め)を骨盤を固定する位置で締めてくれました。
私は普段は自分で着物を着ますが、人に着付けてもらう時、上手な人だと「息が合う」のが紐の絞め方でわかる…というか気持ち良さを通り越した官能を感じるのですが(笑)、まさに官能体験でした。
舞妓さんのだらりの帯は、640センチ。絽の着物に合わせた「羅(ら)」の帯を手結びで結んでもらいました。
この時の絞め方も絶妙。
写真をよく見てもらうとわかりますが、前帯の上側に輪がきていますね。
街の着付け教室に行くと、着付け教師にうるさいほど
「輪は下!」
と言われますが、そんなのは着付け教室が出来てから作られたルールなんだとわかります。
さて、長々書きましたが実際の着付け時間は五分くらい!の短さ。はやっ。
私の質問攻めにノリノリで答えてくださった堀切さんありがとうございます。
そして出来上がったのがトップの写真です。
舞妓というには落ち着きすぎてる?
つづく…
さとうめぐみ
by migumeutosa
| 2013-07-23 20:53
| 手帳
|
Trackback
|
Comments(6)

わぁ、華やか、涼やか、艶やか。よく似合ってます。素敵です。
かんざしは夏は団扇でしたっけ?お花は何ですか?
めぐみ先生の舞妓さん姿をとても楽しみにしていたので、拝見できて
嬉しいです。
かんざしは夏は団扇でしたっけ?お花は何ですか?
めぐみ先生の舞妓さん姿をとても楽しみにしていたので、拝見できて
嬉しいです。
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わ~!! 素敵~めぐみセンセ~ きれい~!!
ナマで 見たかった~☆
ナマで 見たかった~☆
Lay さん
きゃーありがとうございます!Lay さんに生でお見せしたかったです!
きゃーありがとうございます!Lay さんに生でお見せしたかったです!
野ばらさん
くわしいですね!7月は祇園団扇です。簪編の感想もお待ちしています!
くわしいですね!7月は祇園団扇です。簪編の感想もお待ちしています!

本物の舞妓さん赤い着物を来ますよ。上七軒の勝奈さんは舞妓時代着ましたよ。でも、それは花街によって違います。
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