今日は池袋芸術劇場小ホールで上演中のお芝居
「シングルマザーズ」
を観劇してきました。

劇作家永井愛さんのお芝居はわりと機会が合って2000年からほとんどの作品を見ています。

今回の
「シングルマザーズ」
は題名の通り、福祉手当て削減の向かい風を受け、公私ともに奮闘せざるを得ないシングルマザーたちの日々を2002年から2006年の流れで描き出した作品でした。

DVや養育費の問題、離婚差別などシリアスな内容を扱いながらも、笑いをちりばめたお芝居は一見の価値あり。
みんなが知っておく必要のある日本の姿だと思いました。

前から2列目の至近距離で見た主役の沢口靖子さんは顔の3分の1が瞳！
かつての好青年吉田栄作さんは、シングルマザーたちとの出会いによって自らがDV加害者だということに気づき悩み受け入れる夫役を怪演！
中でも枝元萌さんという女優さんの演技の上手さに脱帽。

今日3月３日は新暦の雛祭り。女児の幸せな結婚を願う日にこのお芝居をみたのもシンクロかも。

人生の目的を結婚だけに集約してしまうことの危うさ、安定のためだけに現実を直視しない怖さ。
そして、経験からの学びと連帯すること、自立することの大切さ…

二時間でいろんなことに考えを巡らせた女の節句でした。

3月27日まで上演しているとのこと、ぜひお時間ある人は劇場へ足を運んでみてください！

お問い合わせは
二兎社0339918872
http://www.nitosha.netです。

さとうめぐみ