地球の磁場が逆転したら・・・!

みなさん、こんにちわ。

今日は以前にも記事にしたことがある「地球の磁場」について、ご紹介したいと思います。


誰でも子どもの頃、磁石を持って砂場に行き、砂鉄をすくい集めて遊んだことがあるのではないでしょうか。子ども心に何で砂が磁石にくっつくの?と不思議に思ったものです。

でも考えてみれば、磁石ほど不思議なものはないのです。
磁石は、昔から医療の道具としても重宝されたり、道標となって方角を示してくれたり、医学・化学・物理学など多くの学問の発展に貢献しているのです。そして何よりも不思議なのは、鉱山の中で生み出す天然磁石が技術革新の基礎となっていることや、地球自体が大きな磁石だということです。
磁石は何千年もにわたり歴史を築いてきたのです。

磁気と磁力の特性を研究した歴史を見ると、物理学者の「場」の理論や量子電気力学、そして大統一理論へと進んできたことで、究極の理論へと発展し、宇宙の仕組みを知る手がかりへと発展したといっても過言ではないほどです。

惑星は巨大な磁石―電磁気学の歴史

惑星は巨大な磁石―電磁気学の歴史

ゲーリット・L. ヴァーシュアー, Gerrit L. Verschuur, 長尾 力

この本の第11章「もし…なら」を読んで、私の思考は打撃を受けました。
自分の思考がまんねりしていて、アハ体験の乏しいと思われる方は、是非一度この本の第11章を読んでみたらよいかもしれません!(^^)v

地球は何故磁気を帯びているのでしょうか?
地球の最奥部にはどろどろに解けた高温のマグマがあり、それが上昇、冷却、下降を繰り返しています。そしてこの電気誘導物質であるマグマが上下運動をし、地球が自転することで、渦巻きのような円運動のパターンが生じ、その結果地球の内部が巨大な発電機になる。そしてこの渦巻きから「磁場」が生まれる。
という仕組みだそうです。

私たち人類を含む生命体は、地球の磁場によって守られています。
磁場は肉眼には見えないので分かりにくいかもしれないのですが、ちゃんと存在しています。

^^^^^★
ある新仮説を唱える論文が2003年に発表されました。その仮説によれば
「あと100年ほどで地球の磁場が消失する可能性があり、地球は危機状態に陥る」
というものでした。

実は地球では、太古の昔からN極とS極が逆転するという現象が何度か起こっていることがわかっているそうです。「もし…なら」にも書かれていますが、磁場の逆転現象は、平均20万年に1回の割合で見られてきたそうです。
巨大な発電機である地球のスイッチが何故かオフからオンに切り換わり、磁場が完全に逆転してしまうのです。
つまり、地球磁場の極性が現在とは逆だった時代があったということなのです。今では「北」を指している磁針が、その当時は「南」を指していたことになります。このことは、古地磁気学の研究によって明らかとされています。また地質学上の記録によれば、磁場逆転の時期には、多様な種が絶滅していたようだと言われています。

北極にある磁極点はS極
南極にある磁点はN極ですね。
しかし、この数年で磁極がずれてきているのだというのです。

この20~30年間で地球の磁力は減少していて、2000年前は地球の磁力が4ガウスあったのに、現在は0.4ガウスしかないそうです。
ドイツなどの研究チームによると、もはや磁力復活の見込みはなく、どんどんとゼロに近づいているといいます。
磁場が逆転するこの切り換わりには、おそらく数千年はかかるだろうとされていますが、その間は磁場は本質的に0「ゼロ」になるのだということです。
この状態は、地球の生命にとってはまさに死活問題ともいえる重大な問題です。



地球の磁場が失われる前に、磁力が弱くなると地球にはどのようなことが起きてくるのでしょうか?

1)方位がわからなくなる
2)人体に有害な宇宙線が降り注ぐ
 太陽から絶え間なく降り注がれている太陽風(素粒子の流れ)は、磁場があるために地球を直撃せずに高エネルギーの放射線を遮る傘の役割をしてくれているのです。地球の大気が太陽風(陽子と電子からなる)の直撃を受けたら、化学作用が起こってオゾン層は破壊されてしまうといいます。
これは人体にはとても有害なので、病気が流行るというのです。
3) 機械は誤作動を起こす
 現代社会はすべてのものが科学技術の上に成り立っています。ほとんどのものは機械です。磁場が弱まると機械が誤作動を起こし、交通網が麻痺したり大混乱になるというのです。
4)異常気象が起こる
 夏なのに雨が降ったり、異常な高温になったり、竜巻が異常に発生したり、オーロラがあちこちで発生したり、世界各地に異常気象がおこり、天地異変がどんどんと起こって人々は大混乱します。
5)怒りっぽくなる
 磁力が低下することで、人間の血液の原子に作用し、怒りっぽくなるのです。他人に対して必要以上に攻撃的になったりして犯罪数が増加するというものです。

他にも異常な現象は起こるに違いありません。想定外の事象によって混乱を引き起こすことは間違いないでしょう。

地球磁場はそれだけ私たちにとっては不可欠の要素なのです。
磁場がなかったら人類は存在しなかったのだろうと思います。

第11章「もし…なら」の後半には、バクテリアGS15という存在について書かれています。このバクテリア、実は天然磁石の親だというのです!
このバクテリアは一日中鉄を食べていて、磁石を含んだ鉱山の鉱床の地層で発見されたGS15という微生物は、もしかしたら光合成がはじまる以前から存在していたのだとも言われるのです。
そして、このバクテリアと磁場との関係についても面白い仮説を語っています。

磁力が弱まった時の地球の様子を想定したものを読むと、現代の環境問題や人間の心や行動に関する問題、病気の流行や異常気象による被害など、多くのものが一致すると思わざるをえないほどに、仮説に類似しています。

今私たちは、大きな転換期を迎えようとしています。
家族レベルや地域レベルで物事を考えて取り組むだけでなく、単位をもっともっと広げて、政府レベル国家レベル以上、世界レベルから惑星レベルへと意識を引き上げて、地球の危機管理について意見を交換しあい、地球を守ろうとすべき時なのかもしれません。

一読の価値ある書物です^^