イースターと重なったマヤの祝日
明日4月24日はキリスト教の祝日イースター(復活祭)です。
復活祭は移動する祝日です。もともと太陰暦にしたがって決められた日なので、太陽暦では年によって日付が変わります。グレゴリオ暦でみると復活祭は「春分の日以後、最初の満月の次の日曜日」と決められています。
キリスト教徒が多くを占める欧州や欧米など各諸国では、子どもたちとともにイースター休日を過ごし、キリストの復活を祝います。
イースター前の金曜日が「受難日」とよばれ、キリストが十字架にかかった日にあたります。またGood Friday(聖金曜日)とも呼ばれ小中学校などはこの日からお休みになります。
VOGUE JAPANでも、キリストの象徴といわれている「魚」や復活の象徴である「卵」をモチーフとしたイースターコレクションを紹介しています。
この時期にだけ会える、ちょっと不思議な生き物たちは必見&必食!?
ジャン=ポール・エヴァンの愉快なイースター。
今年のテーマは「ENVIE」(アンヴィ=願望)だそうです。
ちょっと変わった愉快な願望を表現したコレクションを、4月15日から4月30日までの期間限定で販売。イースターである4月24日(日)までの期間は、伊勢丹新宿本店、東京ミッドタウン店、広島アンデルセン店、岩田屋博多店のバーアショコラでイートインメニューを注文すると、「フリチュール」1個がサービスされるそうですよ♪
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さて「マヤ・カレンダー」でも4月24日は祝日です!
「コーン・8」の日で、「運命の動物記念日」と名づけられていますが少し意味がわかりずらいかと思うので、説明を加えてみましょう。
「コーン(ベン)」はアステカでは「アカトル」とよばれます。
アステカ族は「1・アカトルの日、ケツァルコアトルという王であり救いをもたらす宇宙神が、天から人間となって戻ってくる」という予言を信じていました。
伝説神話からみると、マヤ族はこの日を「長」が持っている「儀式の杖」と結びつけ、「権威」を象徴する宇宙生命樹、人間の運命を定める内なる生命樹のメタファーであるとして、個人的な運命を象徴するナーカルに体現させていました。
霊的な意味をもつ秘儀的視点からみると、ケツァルコアトルは神の善、陽の側面をあらわし、テスカトリポカは神の悪、陰の側面をあらわしております。
またアステカ族が信じていたケツァルコアトルなる宇宙神は、キリストとおなじ救世主的存在です。
救いの象徴ですが、悪が地上の前面をおおったとき金星に姿をかえて天にその身をひそめました。
2011年、マヤのナーカルやパワーアニマルである運命を象徴する記念日が、キリストの復活祭とかさなっていることは、共時性的にとても意味があるように思います。
ナーカルによって与えられている力や才能、そして祖先に与えられているナワールスピリットが個人に働きかけ、その人にとって運命に光があたるよう求めるとよい日なのではないでしょうか。
救いの完成は目の前に広がっていますよ。