夜中に大騒動!


夜中に大騒動!

さて、寝る前にマントラを聞きましょうかと、手を伸ばした時・・・・・・
静まった野外から、子犬が痛い痛いと泣き叫ぶような、苦しいような、なんともせつない鳴き声が聞こえてきました。

最近、お隣さんに小型犬がいるのです。
その子かな?まさか?と、そっと窓を開けて聞いてみると。

もっと先の方の道路あたりから聞こえているような?

夜中ですが、急いで外に出て声がする方へ行ってみると、大きな桜の木の中から聞こえるような?
えっ・・・・・鳥?
いや、ちがう・・・・・

後ろから気になって起きてきた家族が来ていました。
あっ・・・・あそこ、あそこにいる!

なんだ?猫じゃないし?

よその窓から、タヌキよ!言ったでしょ、タヌキを見たって、ほら!
そんな声が響きます。

いやいや、タヌキより小さいし、屋根の上だし、イタチみたいだな~?

その屋根の上で2匹が喧嘩?いえ、どうもいじめられてる様子。
いじめられているのは、小さい方みたいで・・・・・何しろよく見えない。

ギーギーギャ~ンギャ~ンギギギ、みたいな鳴き声。
かわいそうで、何とかしたくてもどうにもできない。

今にも屋根から落ちそうに絡み合ってる。
小さい方が泣き続けている・・・・・

かなり響く声なのに、あまり人は出てこない。
これが人間だったら、どうなんだろう?
やはり、知らんふりしているのだろうか?

寝入っている人も多いと思いますが、こんなに叫んでいたら目が覚めそうですがね。
一向に絡み合いは止まらず、反対側の一段下のところでも、やられ続けている。

隣の屋根をスススーと走るもう1匹の姿が。
もしかして、母親だろうか?

子供が他の縄張りに入ってしまったのだろうか、それにしても執拗にいじめている。
どうにもならず、諦めて帰るしかないと歩き出した時、ガサッと草の音がした。

逃げられたか?と、すぐ見に行くとすでに電線の上を歩いてる!
そのうしろをまたもう1匹が追いかけている。
なんて素早いんだろう。

そしてもう1匹は、屋根から逆さになったと思ったら、スルスルっと壁を降りた、すごい!
なんてしなやかで、素早いのでしょう!

電線を走り抜けビルに飛び移り、あっという間に地面を走ってる。
その後を執拗に追いかけてる。

が、どうもやっと逃げられたよう。
もう、鳴き声がしなくなった。
姿も見えない・・・・・・・・母親が助けたのかな?

無事に生きて欲しいもんです。
今回のことで近所の方々が気づいたでしょうから、駆除されないことを願います。

それにしても、こんな出来事は初めてです。
おそらく、人知れず繁殖しているのでしょう。

この辺も昔は畑が多かったそうですし。
自然が少なくなり、追い詰められていった生きもののひとつでしょう。

調べてみると、イタチではなくハクビシンのようです。
尻尾でバランスをとり、電線は得意のようです。

我が家は興奮冷めやらず、眠れない夜になってしまいました~(*^_^*)

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最近、ハクビシンを市街地で見かけることがあります。区内でもハクビシンの目撃例が報告されています。
見かけた人はびっくりするかもしれませんが、野生動物ですので、ハクビシンの方が逃げていくでしょう。
野生動物は自然のままの状態でいることが一番の幸せです。みなさんのご理解とご協力をお願いします。

(写真提供:公益財団法人 東京動物園協会)

体の大きさ(成獣(大人個体)
•全長は約90~110センチメートル(尾は約40~45センチメートル)
•体重は約3~4キログラム

体の特徴
•体の大部分が灰褐色で、短い四肢は黒色。
•額から鼻先まで白い模様があります。台湾名はその名の通り「白鼻芯」。
•眼の下や耳の前に白い斑紋があります。
•尾の先が白っぽい個体や、鼻が黒っぽい個体もみられます。
•肛門の近くに独特の臭いを発する臭腺が発達しています。

 ※注 ハクビシンの足跡は、前足、後足とも指があり、丸みをおびているのが特徴です。

by mamashiningmoon | 2014-10-16 00:17 | Comments(0)