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カッシーナ社の家具100点を、1000㎡もの会場に一堂にそろえ、技術とデザインが融合した歴史的な名作を、一気に鑑賞できるのがこの
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喜多俊之氏 特別セミナーレポート(1)
 5月12日、デザイナー喜多俊之さんの特別セミナーが行われました。喜多さんと言えば、1980年にカッシーナから「ウインク」チェアを発表し、世界的な注目を浴びたデザイナーです。
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 ご本人も愛嬌のある方で、セミナーや講演、パーティなどでお見かけするときは、いつも多くの人に囲まれて、微笑んでいらっしゃいます。

 間違いなく世界的なデザイナーの一人ですが、誰にでも謙虚、かつ朗らかなお人柄で、多くの人から愛されるのもうなずけます。「ウインク」チェアのやわらかな曲線はお人柄から生まれたものでしょうか。

 そんな喜多さんが最も愛した国がイタリアです。セミナーはそんなイタリアの暮らしの経験談から始まりました。

 喜多さんは1969年にイタリアに渡り、デザインと家具の活動をします。そこで戦後の成長期から現代に至る過程に「人生と暮らしを重視するイタリアの文化」を目の当たりにしたそうです。この時の生活体験が、喜多さんの家具デザインのバックボーンとなっていることは間違いありません。
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 ミラノ、ボローニャ,フィレンツェ、ヴェローナ… 都市は長期的な視点で伝統を尊重した復興開発が行われ、現在の美しい街並はご存知の通りです。

 新しく建った集合住宅は最低でも120平方メートルというゆとりの広さが推奨されました。どの所帯にもテラスとガレージがつき、ワインセラーを持つ家族もいました。拝金主義を捨て、バカンスを楽しみ、友人や家族との時間を大切にする。イタリア人の暮らしへの美意識はさらに磨かれ、住宅は家族の場所だけではなく、友人を招く「サロン」となっています。
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 イタリアでは、特にインテリア好きでなくても、ごく普通のひとでも家具やインテリアを見る目を持ち、自分らしい暮らしを選ぶのがあたり前です。そのためにインテリア産業はとても重視されました。

 喜多さんの話によると、たとえばイタリアの分譲マンションではキッチンがついていないそうです。家族との食事の場所の中心となるキッチンは、住み手が自分で選び、コーディネイトするのがあたり前。既製品はなく、メーカーキッチンでも顧客の要望にあわせオーダーメイドされます。

 そんな消費者にイタリアの家具メーカーは鍛えられ、それにこたえるものを生み出し続けてきました。カッシーナもその一つです。
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 イタリアはなぜ家具の国なのか、どうしてあんなに発達し、高い家具も多いのか。家具やカッシーナのディテールに触れる情報はこれまでもありましたが、その背景について知る機会は少なかったように思えます。

 そこはさすがに喜多さんで、自身の長いイタリアとの関わりの中で、わたしたちにそんな大切なバックグラウンドをセミナー前半で説明してくれました。

 さて、セミナーの後半は喜多さんの名作裏話が続きます。こちらも大変興味深いものでしたので、後編でご紹介します!

取材/本間美紀

喜多俊之氏 特別セミナーレポート(2)
by madeincassina | 2009-05-18 19:11 | 本間美紀
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