ご無沙汰しております。
皆さん、その後いかがお過ごし?
随分と暖かくなって・・・気が付いたら梅雨ですなぁ~。
連日、歌入れをやっております。
家でレコーディング出来るなんて
80年代には考えられなかったけれど、それが今では可能なのな。
朝起きて、パジャマのまま準備が出来たらすぐにレコーディングに入れるのは
確かに、便利だし、時間も有効に使えてで嬉しい反面
レコーディング作業に終わりが無いのよ・・・・(涙
文字通り、声が出なくなった時点でその日の作業が終了と言う塩梅。
どんどんシビアになっていく自分がいるのな・・・
まさに、二井原実がマックスノーマンと化しておる。(笑
自分が自分に厳しいのは許せるけれど
それにしても、自分のようなプロデューサーが歌入れのディレクションだと悪夢だ。
ドンドッケンさんも歌入れは自分一人でやるそうだ。
その頃(80年代)のエンジニア氏曰く、「取りあえず、マイクのセッティングとレコーダー入力の設定をやってあげた後は、ドンに歌入れのレコーディング機材の使い方の初歩的なイロハを教えて、後は彼が自分で気が済むまで一人でやってるよ・・・それも永遠とね・・・笑」
自分一人で好きなように歌い、自分のペースでレコーディングしたいと言う彼の気持ちはよく分かる。
でも、あの頃はまだアナログ的な時代で、録音にはテープが回っていて、歌入れは色々大変だったろうと思う。
わしがレコーディングで使っている機材は「プロツールス」と言うPCを使っての作業なので、歌を間違えても、すぐにその前のテイクに復元出来るし、編集作業も思いのままで・・・本当に便利な時代だ。
最近のプラグイン(編集ソフト)は凄いぞ!
とりあえず「声」があれば何でも編集出来てしまうんよ!
極端な話、一回歌っただけで、後はがっつり編集して、それをマスターテイクに出来る、夢のようなソフトもあるけどね♪
まぁ~編集で完成した『歌』は「音程」と「タイミング」が数値的に正確になるだけで、声質やスピード感やパワー感や情感と言う、肝心なヴォーカルの「パフォーマンス」が作れるわけじゃ無いけど。
当然ながら、わしはそう言うものを使わんよ。
そう言う編集ソフトを駆使するには学習せなあかんし、編集する忍耐も無い。
だいたい、編集するより、歌った方が早いし、何より、完璧にがっつり歌わないと気が済まないだろ!
話を戻す。
まぁ~確かに、自分が何処を歌いたくて、何をしたいかを一々エンジニアさんに説明するのが歯がゆい時がある。
特に、エンジニアさんとコミュニケーションがスムーズに取れない時はイライラするな。
もしエンジニアさんが歌入れる箇所を間違って出したものなら、「おいおいどこ出しとんねんボケ~~!!」とか言って、スタジオが凍りつくこともしばしば。(汗
ちょこっと噂で聞いた話だけど、日本のエンジニア諸氏の間では「二井原の歌入れは相当怖くて緊張する」らしい・・・
歌入れ中は時間を忘れて凄い集中力で作業する故
性格もせっかちになって頭から湯気が立ってブヒブヒ状態で
エンジニアさんがモタモタしていると露骨に怖い人になって・・・
確かに、仮にそのエンジニアさんが初心者で、わしのペースについてこれなかったら「地獄」を見るかもな(笑
うぅ~エンジニアさん・・・ゴメンなさい・・・・
とにもかくも、そんなこんなであと1曲と半分までこぎ着けたぞい。
数日中には全曲終了する予定。
全曲終了したら、もう一度全部聞き直して、気になる所を気の済むまで、時間が許すまで歌い直す予定。
この作業は単純にパフォーマンスの向上を目指す目的なんやが
まさに自己満足の境地ですな(笑)
さてさて、本日も歌いまくりです~~~!!
ハレホレホッホ~!!