私が携帯電話を失くして、色々と困っている間に、
何やら青年宣伝マンの不穏な動き!
しかし、当たりに強いのが中年が中年たる由縁、公開まで後4日、ここからが勝負。
試写で
映画を見た方も多いと思うので、映画に登場してくるシーンが、いかに事実に基づいているかを、公開まで、じわりと説明していきます。今まで、協力してくれた武器商人関連の人々の名にかけて、そして暗殺された、あの米人武器商人のためにも…。
まず、武器売買の合法・非合法の分かれ目…毎年兵器ショーに訪れているY氏いわく。
「国家間の武器取引は合法。それ以外は殆どがグレーゾーン、
決め手は売った武器の使用者を明記した[最終使用者証明書]という書類。
基本的には、買う側の国単位で発行される公のものだが、独裁国家や発展
途上国などでは、担当官僚にワイロを渡せば、いとも簡単に手に入れられる。
その書類さえあれば、最終的に国際警察の手も逃れられる」
武装ヘリのような大きなブツも、搭載されているミサイル弾を外して別輸送、救援ヘリという
名目の[最終使用者証明書]の書類があれば、当局の目をごまかせるというわけだ。
そして、映画の中での武器商人ニコラス・ケージと、国際警察刑事イーサン・ホークの
やりとりは、元CIAでその後武器取引にも手を染め、今はメキシコに逃亡中の
或る大物がモデルになっているという。
「
悪い奴ほどよく眠る」 巨匠・黒澤のタイトルは、実に分かりやすい。
世の中は、強いコネを持つ、いやらしい奴ほど長生きする…末端は切り捨てられる。
そんな事を考えていたら、或る映画が浮かんだ…『
タクシードライバー』
ひょんなことで企てた大統領候補暗殺に失敗したデニーロは、末端の末端売春宿の
J・フォスターのために、淡々と、邪魔者を消し去ってゆく…ヒーローでも何でもなく。
中学生だった私は、あのカーテンレールを改造した、飛び出し銃をまねしたものです。
今日は、久々なので、もう一つ書かせてください。涙と怒り!
このブログに勇気をくれた本田美奈子の死から、1ヶ月余り。今、彼女のミニCD
「アメージンググレイス」の中の♪タイム・トゥ・セイ・グッバイに聞き惚れています。
歌姫サラ・ブライトマンに負けずとも劣らぬ熱唱!高音の伸び、そして命の叫び!
そんな彼女の歌を聴きながら、ここ一連の小学生殺人事件の犯人に、無性に腹が立った。
「生きたくても生きれない人間がいる。
一方で、他人の命を、自己の満足だけで、いとも簡単に消し去ってしまう奴がいる」
自分という最大の敵に対峙しようともせず、逃げてばかり、
そして、その不満のはけ口を弱い者に向ける。
『人間は滅ぼされることがあっても、負けられないのだ』
ヘミングウェイ「老人と海」より