皆さんこんばんわ。
青年宣伝マンでございます。
「ブレーキの壊れたダンプカー」
不沈艦と称された往年の名プロレスラー、スタン・ハンセンに冠せられた有名なキャッチフレーズです。しかしハンセンが引退したいま、このキャッチフレーズがもっとも似合う男は中年宣伝マンしかおりません。先日の中年宣伝マンを目の当たりにすれば、誰だってそう思うはずでございます。
前回の更新記事に引き続き、「
ロード・オブ・ウォー」打ち上げでの中年宣伝マンの暴走ぶりの続きをお送りいたします。
それではどうぞ。
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■23:00(2時間30分経過)
ここでギャガ社のT女史も合流。総勢13人となる。
中年宣伝マンといえば、絶好調も度を越えて完全な暴走モード。ロレツが回わず、もはや何を言ってるか分からない領域へと突入し始める。ちなみにこの時点で
黒糖焼酎喜界島は5杯目。
■23:32(3時間02分経過)
中年宣伝マンの高校生時代のエピソードが披露される。当時、彼を始めとする悪ガキ連中の面倒を見てくれていて、心から慕っていたという近所のオヤジさんの葬式の話だ。ちなみにこれは完全に実話である。
「このオヤジさんが病気で亡くなったからぁ、その葬式に友達みんなで行ったワケよぉ。本当にオレらみたいなダメな連中をいちいち可愛がってくれた最高のオヤジさんでさぁ」。自分のダメっぷりに自覚があるのだと思わず感心したが、じつはそんな自分がカワイイとさえ思ってる、逆説的な自分大好き人間なのが面倒臭い。
「オレもこのときばかりは悲しくて悲しくてぇ…、もう人生最大に悲しくてさぁ、とにかく涙しか出てこないワケ」。ボクらはビミョーに切なくなって同情。しかし、「もうそしたらさぁ、とにかく飲むしかないじゃない?」。ダハハ、ナゼだ!てか高校生だろ!
「やっぱ飲むのが最高の供養だっていうしさぁ、祭壇がある一階では親族が勢ぞろいで飲んでたから、オレらは2階に上がって飲んでたの」と、ふだんは洋楽が大好きなクセに、こんなときだけ日本古来の慣わしに都合よく便乗し、未成年にもかかわらず日本酒をガブ飲み。
「友達もみんなベロンベロンでさぁ、それでも飲みまくってたのね。そしたらオレの友達がトイレだか何だかわかんないけど、階段で一階に下りていったの」。その様子はまるでマンガのような千鳥足だったという。イヤな予感がしてくる。
「そしたらそいつ階段踏み外してさぁ、スゴイ勢いで転げ落ちていったのよぉ。その様子たるや
鎌田行進曲だよ!階段落ちだよ!」。例えが古いが43歳なので勘弁してあげたい。「
銀ちゃ~ん!」。そしてしつこいが大目に見てあげたい。
しかしその続きに驚愕。何と、「そしたらそのまんま転がって、オヤジさんの祭壇に思いっきり突っ込んじゃってさぁ」。ダハハ!もはや人間社会で絶対にあってはならない大惨事に大爆笑。
「オレも焦っちゃってさぁ、そいつと一緒に親族の皆さんに平謝りだよぉ。でも親族も全員カンカンに怒っちゃってさぁ、未亡人になっちゃった奥さんにいたってはボロボロ泣いちゃってるワケ」。地獄だ。こんな地獄なシチュエーション、自分だったら絶対にイヤすぎる。
「でもそんな親族の中にも気のいいオジサンがいてさぁ、俺らに助け舟を出してくれたんだろうね。『オマエらそんなにフザけたいなら、そこで漫才でもやってろ!』とか言って場を和ませてくいれたワケ」。おぉ~、こういうオジサンは一族に1人はいるものだ。助かったじゃん。
と、思ったその刹那、中年宣伝マンの友人はとんでもない惨事を巻き起こす。
「それ言われた瞬間にさぁ、そいつ何を聞き間違えたか『漫才でもやってろ』を、『万歳でもやってろ』に聞こえたらしくてぇ」。はぁ!? 「そしたらそいつ『ハイ!』って元気よく返事してさぁ、思いっきりデカい声で、『オヤジさんが亡くなりました!バンザーイ!バンザーイ!バンザーイ!』って万歳三唱しちゃったのよ」。
ダハハハハハ!こんな話があっていいのだろうか!? まるで映画『
パッチギ!』の世界だ。悲しくて、切なくて、笑える、リアル版『パッチギ!』に、もはや店がぶっ壊れるかと思うほどの超爆笑。
そして「翌日、謝りにいって土下座したんだよぉ」という、あまりにもコク深いエピソードを披露しつつ、6杯目の黒糖焼酎喜界島を注文。
常識的にはヒドい話なのだが、聞いてると何とも言えない情感に溢れまくったイイ話に思えるのが不思議だ。皆さんにも中年宣伝マンを目の前にして、直接聞いてもらいたいぐらいである。
■00:00(3時間30分経過)
ここで終電で帰る人がいるので一回シメ。残ったのは宣伝プロデューサー、ギャガU女史、ギャガN女史、ギャガT氏、ギャガN子さん、青年宣伝マン、そしてもちろん中年宣伝マンの7人。
■00:45(4時間15分経過)
中年宣伝マンの黒糖焼酎喜界島はもう7杯目。再びギャガN子さんを標的に捕らえた。「N子さん、ViViはイイよぉ~!」と、以前このブログでも紹介した
六本木サウナViViをセールストーク。「一回ぐらいViViに行かなきゃ話しにならないよぉ。オレは絶対に認めないからねっ!!」と、もはや完全に意味不明な持論を、圧倒的なテンションで延々と展開。23歳の新卒のうら若き女子がViViなんて行くワケないし。N子さん可哀そう…。
と、思ったら、「あぁ~、イイですねぇ~、ワタシあしたの朝早いから行こうかなぁ~」と、持ち前のキラースマイル全開で耳を疑うような対応をしている。このときは単に話を合わせているのだけだと思ったのだが…。
ちなみにこのN子さんがやっていた「ロード・オブ・ウォー」のブログも存在するのだ。彼女の他に比類なき感性と知性が炸裂するこのブログを読んだら、これ以降の中年宣伝マンとおかしなスイングをする展開にも納得がいくはずである。
N子さん執筆ブログ:「
特命係長ユーリーの裏ビジネスブログ」
■01:05(4時間35分経過)
あのテンションはどこへ行ったのか?中年宣伝マンが突然パタッと電池切れ。さっきまで話してたN子さんをほったらかして睡眠に入る。話すだけ話し、騒ぐだけ騒ぎ、迷惑を掛けるだけ掛け、挙句の果てには睡眠だ。世界はこの人を中心に回っているのだろう。少なくともこの人にとっては。
でも静かなのに越したことはない。お願いだからずっと寝ていて欲しい。我々はやっと、ひとときの大人の飲み会を楽む。
■01:30(5時間経過)
中年宣伝マンなおも睡眠中。もちろん放っておく。
■01:45(5時間15分経過)
中年宣伝マンまだまだ睡眠中。とうぜん放っておく。
■02:00(5時間30分経過)
中年宣伝マンどんどん睡眠中。そのまま放って…おきたいところだが、もうお開き。みんな帰り支度。宣伝プロデューサー氏が起こそうとする。でも起きない。ボクが手を引いて起こそうとする。ナゼか逆ギレ。心の底から置いて帰りたいと思ったが、ボクも鬼ではない。大人の態度でやさしく目覚めを促す。でも起きない。あと3回声を掛けて起きなかったら、放置して帰ることを心に固く決める。
■02:15(5時間45分経過)
中年宣伝マンが起きてしまう。「もうこんなのViViに行くしかねぇな」と、最初からそのつもりだった事をわざわざ自分に言い聞かせる。「青年宣伝マンもViViでしょ?」。当然だ。あなたのおかげでボクもViViです。
5時間45分に渡る、事実上の「中年宣伝マン祭り」がついに終了…と思いきや、この程度で終わる中年宣伝マンではなかった。
このあとさらに中年宣伝マンのアリ地獄へと巻き込まれる事になるのだ。もうイヤだ…。
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また今回も長々とスミマセン。次回がいよいよ後編です。
あっ、あとこのブログのアクセスを見ると、まだたくさんの方々が毎日読みに来て頂いているようで本当にありがたいです。
ですがこのブログの実施にご協力を頂いたエキサイトさんとの契約期間はすでに過ぎており、もうあと数回の更新で終了となります。残念ですがあと少しだけやりますので、引き続き宜しくお願いたします。皆さんホントにありがとうございます!
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