中年宣伝マン、傷心の身で神戸より帰還、気力を振り絞ってブログに向かっております。
22日深夜に起きた、ショッキングな出来事のご報告です。
武器商人カナダ取材の日程も決まり、はやる気持ちを抑えつつ、気持ち良く酒を飲んでいた
23日の午前2時ごろ、武器商人に詳しい人物O氏から、私の携帯に連絡が入った。
『アメリカ人の武器商人(取材予定の一人で、旅行中と聞いていた男)が、2日前に
イラク近郊で何者かによって暗殺されたらしい』
一瞬耳を疑い、動転して、しどろもどろになっている私に、さらに…
『取材予定のもう一人のギリシア人の元武器商人も、この事件を知って、自分の身の危険を感じ、日本のマスコミの取材はNGにしてくれと懇願された』
今までの苦労と期待感は、音を立てて崩れ去っていった。
これで、「本物の武器商人」海外取材の道は断たれた。
その後、暗殺された武器商人の顔をぼんやりと想像しながら、私が痛飲したのは言うまでもない。
「死の商人」と呼ばれる男たちの暗い闇に、引きづり込まれて行く様な、そんな感覚だった。