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5月2日(水)武蔵野音大オペラ「魔笛」
先月からせっかく真面目に書いていましたが、ミランがCLに続いてスクデットまで逃してしまい、また空白期間が続いてしまいました。また今日から心を入れ替えて書こうと思います。

ゴールデンウィークのことになりますが、武蔵野音大江古田校舎のベートーヴェンホールで「魔笛」が上演されました。Wキャストによる2公演ずつが行われましたが、私が行ったのはAキャストの2回目、5月2日の公演でした。

最初に申し上げますが、素晴らしい公演でした。「魔笛」は数限りないほど見ていますが、日本国内で上演された「魔笛」としては、新国や二期会よりも素晴らしく、今まで1番良かったと思います。

まず、パミーナの藤原歌劇団が誇るプリマドンナの砂川涼子。出産による1年くらいのブランクがありましたが、見事復活し、さらにヴァージョンアップした感じです。人並み外れた大きな声を持っている訳ではありませんが、透明感が非常に高く磨き抜かれた美声に素晴らしいフレージングのテクニックなどが合わさり、現在、日本最高のソプラノ歌手と言えるのではないでしょうか。パミーナというのは、なかなか評価されるのが難しい微妙な役どころなのですが、彼女の素晴らしい表現力によって、非常に魅力的な役となっていました。

夜の女王の佐藤美枝子。チャイコフスキーに優勝した後も活躍が続いていますが、そのコロラトゥーラのテクニックはいささかも衰えることなく、アジリタのテクニックは無敵です。2つの夜の女王のアリアを完璧にこなし、万雷の拍手を浴びていました。

パパゲーノは谷友博。飛び抜けた声を持っているわけではありませんが、安定感のある歌唱に卓越した演技力。パパゲーノ役はまさにはまり役です。

タミーノは樋口達哉。このブログでも何度も触れてきましたが、二期会のエース・テノールで、男声ユニット「ザ・ジェイド」等いろいろなジャンルで活躍しています。リッカルドやレンスキー、ピンカートン等々、素晴らしい役を数々見てきましたが、モーツァルトはあまり得意ではないようで、1幕冒頭、大蛇に追われて出てきた時に、「あれれ、調子が悪いのかな?」と思ったほどです。しかし、それなりにちゃんとまとめていて存在感は出せていました。

ザラストロは豊島雄一。公演前、彼のスケールの大きな良く通る声は非常に魅力的ですが、バリトンなのでバスの役は大丈夫かな?と思っていましたが、さすがにキチンと歌っていました。しかし、やはりAよりも下の声はやはり少し厳しく、ちゃんと出てはいますが、館内中に響かせるところまでいっていませんでした。

それに対して弁者の三戸大久。彼の声はバスバリトンだと思いますが、実に魅力的で良く響く中低音を持っています。ザラストロにバスがキャスティング出来ないのであれば、彼がザラストロをやれば良かったのではないでしょうか?いずれにしても上記のビッグネームたちに比べるとまだまだ名前が知られていませんが、これからの活躍が大いに期待されます。

パパゲーナの赤星啓子も良かったです。この類の役をやらせたら本当に上手い!終演後、本人に会いましたが、相変わらずお若くて学生時代と何も変わらない感じでした。

いずれにしても大学の後輩たちがこのような素晴らしいオペラを作り上げてくれるのは、本当に嬉しいことです。彼らのさらなる活躍に期待しています。

それ以外にも、山口道子、小畑朱実、森永朝子といった普段はどこのオペラでも主役級の歌手たちが3人の侍女をやるという豪華なキャスティングですから、素晴らしいに決まっています。
# by hikari-kozuki | 2012-05-23 16:38 | Opera | Comments(0)
終戦
残り1節を残し、今朝のゲームでミランがデルビーでインテルに負け、ユーヴェが勝ったため、今シーズンのスクデットはユーヴェに決定してしまいました。終盤のユーヴェはスクデットに相応しいチームだったと思いますが、ミランが自滅してしまった感もあるので、残念でなりません。

今シーズンのミランがV2を逃してしまい、CLはベスト8、コッパイタリアがベスト4に留まってしまった原因を考えてみました。
やはり最大の原因は、怪我人があまりに多かったことでしょうか。パトを始めとして怪我人が続出してしまいました。シーズンを通してほぼフルに活躍できたのは、イブラとノチェリーノ、あとはロビーニョくらいでしょうか。パトはシーズンのほとんどを怪我で棒に振ってしまいました。ミラネッロにも問題がある気がします。カッサーノやガットゥーゾのように怪我ではなく、サッカーとは関係のない病気を発症してしまったのも痛かったです。そして何といっても1番痛かったのは、DFの要、チアゴ・シウバを大事な終盤に欠いてしまったことです。チアゴ・シウバの怪我とほぼ同時期にネスタが戻ってきましたが、やはり往年に比べると力の衰えは隠せません。CLカンプノウのバルサ戦、今朝のインテル戦、共に決勝ゴールは、ネスタが相手に与えてしまったPKによるものです。ピルロがユーヴェに誘っているという話もありますが、もう1年ミランで今年の雪辱を何とか果たしてほしいものです。

あとは序盤のスタートダッシュでやや躓いてしまったこと。レフェリーの笛にも恵まれませんでした。ユーヴェ戦のブッフォンが掻きだしたムンタリの幻のゴール、前述のバルサ2回戦のネスタのPKも納得出来ません。他にも笛に恵まれないシーンがたくさんありました。スクデットに関しては、CLでバルサに負けてから急にモチベーションが落ちてしまった気がします。本来であれば、CL敗退後はスクデット1本に絞れるので、体力的にも楽になるはずなのですが。

アッレグリの采配は概ね良かったと思います。
ほぼ得点王獲得のイブラヒモビッチは、シーズンを通して活躍をしてくれましたが、ここ1番の大事な試合で決め切れなかった印象もあります。ノチェリーノ、エルシャーラウィーはここまでやってくれるとは思いませんでした。ボネーラも昨年までは本当にダメダメな選手でしたが、飛躍的な進化を遂げてくれました。ボアテンクは出た時は素晴らしいのですが、やや怪我が多すぎます。アバーテにはもう一皮剥けて欲しいと思います。

今から9月まで寂しいですが、EURO2012ポーランド・ウクライナ大会で、ノチェリーノ、カッサーノ、アバーテらがアッズーリに招集されるでしょうから、イタリア代表を応援します。あとはロンドンオリンピックで日本代表も応援しなければなりませんね。

いずれにしても、9月の新生ミランに期待しています。
# by hikari-kozuki | 2012-05-07 13:33 | Football | Comments(0)
弊社オペラツアー
今日は、弊社主催のオペラツアーの告知をさせて頂きます。

弊社では、約半年ぶりにオペラツアーの企画を致しました。6月~8月にかけて全部で3コース、いずれも興味深い演目が満載の内容となっております。
ここでは、簡単に紹介させて頂きます。

Aコース 6月18日(月)~27日(水) ヨーロッパ4大歌劇場豪華周遊 528,000円
 ロンドン、パリ、ミラノ、ウィーン 8泊10日間
*ロンドンのコヴェントガーデン、パリのオペラ座(ガルニエ)とバスティーユ歌劇場、ミラノのスカラ座、ウィーン国立歌劇場を1つのツアーですべてご覧頂くと言う豪華なコースです。特にロンドンのアラーニャ&ゲオルギューの「ボエーム」、パリのフレミングらによる「アラベッラ」、ミラノのデッセイの「マノン」とアルヴァレス、ヌッチの「ルイザ・ミラー」、ウィーンのダムラウ&ベツァーラの「ルチア」は見逃せません。

Bコース 7月4日(水)~13日(金) 初夏の北イタリア周遊ハイライト 458,000円
 ミラノ、ヴェローナ、ミラノ 8泊10日間
*ミラノ・スカラ座、ヴェネツィア・フェニーチェ劇場というイタリアを代表するオペラハウスとヴェローナ音楽祭を組み合わせたコースです。各都市3泊を基本として滞在型のコースですので、ゆったりと珠玉のオペラの数々をご堪能頂けます。

Cコース 8月8日(水)~17日(金) ヴェローナ野外音楽祭とザルツブルク音楽祭ハイライト  
 518,000円
 ヴェローナ、ザルツブルク 8泊10日間
*ヨーロッパの夏の音楽祭と言えば、やはりザルツブルクとヴェローナです。ヴェローナでは、もっともスペクタクルな舞台効果が栄える「アイーダ」と「カルメン」。質、量ともに世界一のザルツブルク音楽祭では、今年のハイライトと言われている演目をすべて網羅する贅沢な内容となっています。特にネトレプコ&ベツァーラの「ボエーム」、コジェナー&カウフマンの「カルメン」、ドミンゴの「タメルラーノ」、モーツァルト歌手たちに豪華な「魔笛」、そして「魔笛」の後日談、ヴィンター作曲の「迷宮」という興味深いものです。


Aコースはすでに催行が決定しております。
また、全コース私が添乗員として同行させて頂きますので、ご参加をお待ち致しております。

詳細は弊社HPにもアップされておりますので、ぜひご覧ください。
http://www.lattesa.co.jp/opera-tours.php
# by hikari-kozuki | 2012-05-01 12:13 | Others | Comments(0)
4月15日(日)山田町中央公民館 「いざ起て!岩手人」
カキの養殖で有名な岩手県山田町は、3.11の東日本大震災で甚大な被害を受けてしまいました。六男では、4月15日に総勢69名で、被災者の皆さんのために応援の歌を歌って来ました。
早朝の新幹線で盛岡まで行き、そこからバスで3時間ほどかけて山田町へ向かったのですが、途中、太平洋沿岸の宮古市に出たあたりからの風景は酷いもので、改めて被害の大きさを再認識させられました。

当日の会場であった中央公民館は高台にあるため、建物はそのまま残っているのですが、その高台から見る沿岸部の風景は、一面の更地の上に建物の土台だけがむき出しになって残っている感じで、終戦後の焼け野原を想像させるようなものでした。そして、地元の方に、これは建物の上の部分が全部流されてしまったということでしょうか?と聞くと、そのあたりは、すべて火災によって焼けおちてしまったとのことでした。津波による水害だけではなく、そんな被害もあったとは全然知りませんでした。

さて、その高台に残った中央公民館での公演ですが、我々が開演の1時間くらい前に到着すると、すでに入口には長蛇の列が出来ていて驚きました。さらに後から副町長さんから聞いた話では、当日のチケットは(もちろん無料ですが)、売り出し30分で無くなってしまったとのことでした。

演奏会は、地元の盛岡メンネルコール、松園シルバーダックスの方々との共演でしたが、我々は、ファウストの兵士の合唱、緑の森よ、手に手を取り合い、ウボイ、からたちの花、希望海、天涯の8番という7曲を歌い、共演の方々とは、アンコールとして「いざ起て戦人よ」と「ふるさと」の2曲を一緒に歌いました。いずれの曲も被災された方々の魂のために心を込めて歌ったため、最後の方は感極まってしまい、歌いながら涙が出てきてしまいました。会場でも涙を流していらっしゃる方がたくさんいらっしゃって、本当に来て良かったと思いました。
# by hikari-kozuki | 2012-04-27 12:34 | Concert | Comments(0)
4月13日(金)東京カテドラル JCDA主催「イエスの生涯」
JCDAとは、Japan Choral Directors Associationの略で、日本合唱指揮者協会のことです。合唱指揮のスペシャリストの方々による団体ですが、「教会シリーズ」というコンサートを10年以上前から定期的に開いてきましたが、開催時期によって季節季節のキリスト教のテーマを持った合唱曲による演奏会という珍しいものです。今回はそのシリーズの10回目ということで、イエスの生涯を時代順にたどることを目的として、「イエスの生涯」というタイトルでした。

まず驚いたのは、出演した6つの合唱団、すべてが抜群に上手なことです。東京カテドラルは、六男でも毎年お世話になっているので、響き方は十分知っていますが、ワンワンと響き過ぎるので、上手いか下手なのかも良く分からないことがあります。しかし、今回出演した合唱団の方々は、このような会場に慣れていることもあるのかも知れませんが、響きがクリアーで、ハーモニーも実に美しいのです。1つ1つ紹介したいくらいですが、ここでは名前だけを列記しておきます。

ENSENBLE PLEIADE(男声合唱団)
アンサンブル リモーネ(女声合唱団)
混声合唱団 鈴優会(混声合唱団)
N.F.レディースシンガーズ&東京トルヴェール(女声合唱団)
Collegium Cantorum YOKOHAMA(混声合唱団)
Combinir di Corista(混声合唱団)

ほとんどがアマチュアの音楽愛好家たちによる合唱団だと思われますが、響きの統一感や純度の高いハーモニーはプロの合唱団よりも上かも知れません。改めて日本の合唱のレヴェルの高さを認識させられました。また、このコンサートには弊社も後援企業として、広告を出させて頂きました。
# by hikari-kozuki | 2012-04-26 17:10 | Concert | Comments(0)
4月7日(土)浜離宮朝日ホール「和谷泰扶ハーモニカ・トリオ」
ようやく現在に追いついてきましたので、これから1つずつ行きます。

このコンサートは、日本楽劇協会主催のコンサートでした。
和谷泰扶のハーモニカは、以前にも申し上げましたが、まさに名人芸で、1度でもその音色と音楽性、そしてその超絶技巧を聞いた人は、ハーモニカという楽器の概念が覆されることでしょう。それほど素晴らしいハーモニカ奏者です。
今までは、彼のソロが多かったのですが、今回はぐっと趣向が変わり、チェロ、ピアノとのトリオによるコンサートとなりました。

曲目は、まずモーツァルトのトリオ。これは、「ホルン五重奏曲K.407」を原曲とし、ホルンパートをハーモニカが、ヴァイオリン、ヴィオラ×2、チェロのパートをチェロとピアノが担うという形で演奏されました。次はフランスのバロック作曲家マラン・マレの「ラ・フォリア」。このメロディーはコレッリやヴィヴァルディの曲でも有名です。そしてシューマンのファンタジーステュック作品73。この曲はピアノと3種類の楽器(クラリネット、ヴァイオリン、チェロ)との組み合わせで演奏される曲で、それをハーモニカで弾いたのですが、素晴らしい演奏でした。そして後半の最初に演奏されたのが、ガーシュインの「ラプソディー・イン・ブルー」。もともといろいろなヴァージョンがある曲ですが、主にピアノのソロパートをハーモニカが担当していました。冒頭の有名なクラリネットのグリッサンドに始まり、ハーモニカという楽器の限界に挑戦したような凄まじいアンサンブルでした。
それから山田耕作の作品から3曲、さらにはピアソラのタンゴから3曲。

そうそう、チェロは菊地知也、ピアノは荒尾岳児ですが、2人とも素晴らしいテクニックにアンサンブルの技術の高さを見せてくれました。
# by hikari-kozuki | 2012-04-19 18:19 | Concert | Comments(0)
2012年3月
毎日真面目に書いています。

3月2日(金)中目黒GTプラザホール「花・春の訪れ コンサート」
 ピアノ2台のコンサートにアートのパフォーマンスを実演して見せるというコンサートでした。アートの実演もなかなか面白いものではありましたが、普通のコンサートに慣れている私にとっては、やはりどうしても気が散ってしまう感じになってしまいます。しかし、クラシックのコンサートもいつも同じやり方ばかりではなく、変化を求めていろいろな可能性を探すのは非常に大切なことと思います。曲に合わせて実際のパフォーマンスを見せるのではなく、曲のイメージにあった絵などをスライドで見せていく、というようなやり方だったら音楽の邪魔にはならないと思いますが、どうでしょうか?なお、このコンサートには青山女声合唱団の前のピアニスト、小森光紗さんが出演されたので、青女のメンバーと一緒に応援に行きました。演奏は良かったと思いますが、曲によって完成度がだいぶ異なるのがちょっと気になりました。

3月17日(土)東部フレンドホール オペラ「ルチア」「愛の妙薬」
 1月の「ボエーム」の時にも書きましたが、これも江東オペラの公演で、江東オペラハイライトシリーズ第8回というものでした。タイトルは”ドニゼッティの悲劇と喜劇”。まさにドニゼッティのオペラの中でも悲劇と喜劇を代表するようなオペラです。この2本が同時に上演するのはちょっと考えられませんが、ハイライトということで、すべてのキャストを換えての上演でした。私は「ルチア」の方しか見なかったのですが、「ボエーム」のマルチェッロの山口邦明がエンリーコ、ロドルフォの土師雅人がエドガルドで、役どころは友人から敵同士に変わりましたが、なかなか良いコンビです。山口邦明はボエームの時にも褒めましたが、このエンリーコ役はさらに良かったと思います。あまり深いポジションに下げ過ぎず、ベルカントオペラの節度を守りながら淡々と美声を聞かせるやり方は大成功だったかも知れません。
「愛の妙薬」の方はちょっとしか聞いていませんが、アディーナの栗林瑛利子は、良く鳴る美声を響かせていました。今度はちゃんと聞いてみたいと思います。

3月23日(金)日暮里サニーホール 「愛の妙薬」
 これは荒川オペラシリーズの一環で、私も何度か行ったことがあります。荒川にしても江東にしても行政の理解が大きいのでしょうが、下町方面は頑張っているようですね。何にしても定期的にオペラが上演されるということは、オペラ歌手にとっても1番大切なことです。世知辛い世の中ですが、ぜひこれからも頑張って欲しいものです。この公演も友人の笹倉直也がドゥルカマーラ役で出演しました。彼の声はベルコーレ・タイプだと思っていましたが、ドゥルカマーラもなかなか良かったと思います。早口のアリアも頑張っていました!
# by hikari-kozuki | 2012-04-18 15:19 | Opera&Concert | Comments(0)
2012年2月
実はこの原稿、PCの操作を誤って、2度も消してしまったのです。すっかりめげてしまったのですが、頑張って3度目に挑戦です。

2月3日(金)北とぴあさくらホール「西本智実&ロイヤルメトロポリタン管」
 ロイヤルチェンバーオーケストラを母体とするこのロイヤルメトロポリタン管弦楽団は、編成の大きな曲を演奏するために作られたオケです。いろいろなところで活動していますが、西本智実とは相性が良く、毎年のように演奏旅行を行っています。当日のプログラムは、まずショパンの小品を集めてオーケストレーションしたバレエ「ラ・シルフィード」から抜粋。この曲はロシアではショピニアーナと言われて親しまれています。次にショパンのピアノ協奏曲第1番。ソリストはイケメンピアニストの近藤嘉宏でした。メインはベートーヴェンの交響曲第7番、ベトシチ。演奏内容に関しては、本番が全席完売でGPしか見られなかったため、書くことが出来ませんが、さすが西本さん、凄い人気です。

2月5日(日)文京シビック大ホール「リヒトクライス第18回演奏会」
 リヒトクライスとは、六男等でもお世話になっている小野敏夫さんが代表を務め、鈴木茂明さんが指導する合唱団が一堂に集まって定期的に演奏会をしている合唱団ですが、最大の特徴は、高田三郎の作品だけを演奏するということです。当日のプログラムは、「雛の春秋」「心の四季」「待降節と降誕節の典礼聖歌」「争いと平和」というもの。ほとんどのメンバーがほとんどの曲を暗譜で歌っているので、完成度は非常に高く、発声も揃っていて、いつも感心させられています。当日もとても良かったのですが、小野さんが所要で出られなかったため残念でした。

2月8日(水)渋谷区文化総合センター大和田さくらホール バロック・オペラ「プラテー」
 フランスのバロックオペラ作曲家ラモーの「プラテー」は、日本では滅多に上演されることはありませんが、なかなかの名作として知られています。この公演は、ジョイ・バレエストゥーディオ主催の公演で、バレエとオペラを一体化させたような公演でした。古楽器のオーケストラによる392Hzというヴェルサイユ・ピッチ採用されたり、かなり本格的な公演となりました。ジュピテル役の麻野玄蔵君から誘われていったのですが、かなり演技もさせられて大変そうでしたが、若いキャストの皆さん、頑張っていたと思います。特にプラテー役の武井基治君の印象は強烈でした。声も演技も。きっとこの公演は彼があっての公演だったのでしょう。日本の若い歌手でもいろいろな個性の人が出て来て素晴らしいことだと思います。

2月11日(土)大泉学園ゆめりあホール 「フィガロの結婚」
 友人のバリトン歌手笹倉直也君から誘われて行ったのですが、次の演奏会があったので、3幕の始めまでしか見ることが出来ませんでした。後から聞いた話ですが、ほとんどのキャストが素人だったそうで、びっくりしました。声的には素人さんかな?と思う人もいましたが、皆さん、伸び伸びと演技していて、とても良かったと思います。なおこの公演を主催するミューズ・アンサンブルの代表の景山裕美さんは、大学時代の同級生で、同じ卓球部でマネージャーをしてもらっていた方です。彼女は伯爵夫人を歌ったのですが、いつまでも若々しくて感動しました。

2月11日(土)横浜みなとみらいホール「東京海上フィルハーモニックオーケストラ定期演奏会」
 名前の通り東京海上日動のオーケストラですが、180名の団員を抱える大きな楽団です。プログラムは、ホルストの「惑星」から”木星”。チャイコフスキーの「ヴァイオリン協奏曲」、ドヴォルザークの「交響曲第9番”新世界より”」という非常にオーソドックスなナンバーでした。あの大きなみなとみらい大ホールが満席だったので驚きましたが、演奏もかなり本格的でした。指揮は、高橋敦、ヴァイオリン・ソロは磯絵里子。プログラムに曲目ごとに舞台が地図になっていて、誰がどこにいるか一目瞭然で、しかも楽器の写真まで載っているので、初めてクラシックのコンサートを見る人にとっては、とても親切で良かったと思います。
# by hikari-kozuki | 2012-04-17 13:10 | Opera&Concert | Comments(0)
2012年1月続き
昨日は1月のオペラを1つ書き残してしまいましたので、今日はそれを。

1月29日(日)江東区文化センター大ホール 江東オペラ「ラ・ボエーム」
 この江東オペラのシリーズも最近はかなり行くようになりましたが、年に3回も4回もオペラを上演するというのは素晴らしいことです。私が行くようになったのはバリトンの山口邦明が出るようになってからですが、当日もマルチェッロを歌うということで、東陽町まで出かけていきました。この役はアリアこそないものの、2重唱、4重唱で聞かせるところも多く、バリトンにとってはなかなか美味しい役と言えます。彼にしては割と軽めに当てていたような気がしますが、素晴らしい声で響いていました。ぜひ二期会の本公演でも聞いてみたいものですが、二期会の関係者の方々、ぜひ如何でしょうか?イタリアの本物の声を求め続けてきた彼ですが、今が脂が乗って最高の時期だと思いますよ! 
 ロドルフォは江東オペラ代表の土師雅人。リリコ・レッジェーロのロドルフォ役は彼の声にぴったりですし、アクートがとても強いので、上のCの音も良かったと思います。あとはミミに沖山周子、ムゼッタに高山由美、ショナールに東原貞彦、ショナールに飯田裕之というメンバー。声的にも演技的にも粒が揃った公演だったと思います。

この江東オペラは3月にもルチアがありましたので、それも後日書きます。 
# by hikari-kozuki | 2012-04-13 17:54 | Opera | Comments(0)
2012年1月
真面目に書いていますよ!

1月11日(水)池袋あうろすぽっと「Ken Katayamaチャリティーコンサート」
 サブタイトルとして”1000人の祈りプロジェクト”と名付けられたコンサートで、東日本大震災の被災者の方々へのチャリティーコンサートでした。Ken Katayamaとは、大学時代の先輩のテノール歌手片山賢吉郎氏のことですが、彼から直接依頼を受け、このコンサートに参加することにしました。また私が指導をしている青山女声合唱団の有志のメンバーにも一緒に参加してもらいました。彼が作曲した「祈り」という曲を歌ったのですが、多くの児童合唱団のメンバーも参加し、コンサートは非常に盛り上がりました。なお、2月21日(土)には東洋英和女学院の大講堂で同曲のレコーディングも行われ、5月くらいには発売される予定です。

1月14日(土)武蔵野音大ベートーヴェンホール「ヘンゼルとグレーテル」(フンパーディンク作曲)
 このオペラは、武蔵野音大の付属江古田音楽教室主催の公演で出演の歌手たちだけでなく、合唱、オケ、練習ピアノまで、すべて生徒たちが手作りで舞台を造り上げるというものです。演出は往年の名プリマドンナ大谷冽子先生で、もう90歳を超えているはずですが、まだまだお元気な様子でした。指揮は、大学の指揮科の淳教授の前田淳で、彼は大学時代、ホルン専攻で私の同級生でした。オペラそのものの完成度も高く、びっくりさせられましたが、子供たちが舞台狭しと飛び跳ねる様子は非常に微笑ましいものでした。私事で恐縮ですが、私の9歳と4歳の娘も同校の音楽教室に通っているので、一緒に見たのですが、最後まで静かにしていたので、子供にとっても面白かったようです。上の子は何度か演奏会にも連れていっていますが、下の子は実質的なコンサートのデビューとなりました。

1月22日(日)杉並公会堂大ホール「☆の王子さま定期演奏会」
 このオーケストラや、筑波大の付属高校の卒業生が中心になって発足したアマチュアのオーケストラで、曲目はメンデルスゾーンの「美しいメルジーネの物語」と「交響曲第2番”讃歌”」でした。”讃歌”の合唱団は、「合唱団☆の王子さま」で、こちらは早稲田大の混声合唱団とOBが中心になって編成されたものです。さすがに大学生が中心なので、オケも合唱も若々しく、非常に好感が持てました。特に合唱団の方は、やはり若い人たちの声は、声の張りが違うな!と痛感させられました。そんな中、私の友人の大竹茂好氏、正木豪氏は、飛び抜けておじさんなのにテノールのメンバーとして、この合唱団に参加し、一生懸命歌っていました。

1月28日(土)文京シビックホール大ホール「ロイヤルチェンバーオーケストラ定演”大ミサ曲”」
 大ミサ曲とは、言うまでもなく、”ハ短調(c-moll)”ミサのことですが、モーツァルトの宗教音楽の中でも”レクイエム(k.626)”と並び重要な作品です。合唱は、NAOコーラスグループ。弊社の大切なお客様でもある合唱指導者の近藤直子先生が教えるいくつかの合唱団による合同合唱団でした。指揮は音楽監督の堤俊作、ソリストは、澤江衣里、小泉詠子、古橋郷平、井口達。澤江、古橋、井口の3名は最近のロイヤルの定演でもお馴染みですが、初めて出演してもらったメッツォ・ソプラノの小泉詠子の張りがあって伸びのある声に驚かされました。
演奏の方は、手前味噌で恐縮ですが、とても良かったと思います。また、いつものようにこのプログラムノーツも私が執筆しました。 
# by hikari-kozuki | 2012-04-12 17:07 | Opera&Concert | Comments(0)






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