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5月3日(日)ボローニャ・テアトロ・コムナーレ「リゴレット」
ちょっと更新できなかったと思うと早1ヶ月近くが経ってしまっていて、本当に時間が流れるのは早いものです。それだけ歳を取ったということでしょうか。さて前回までのイタリア編はもう1つオペラが残っていて、それはボローニャの「リゴレット」です。
「リゴレット」はもはや説明が要らないであろうヴェルディ中期の傑作ですが、ここ30年間最高のリゴレット歌いといえばレオ・ヌッチで、異論のある人は非常に少ないでしょう。私もイタリア各地だけでなく、世界中でヌッチのリゴレットを見てきました。さほど深くないポジションながら、良く鳴る声で、いつ聞いても安定感が抜群ですが、この日は冒頭、やや音程が悪かったり、喉の鳴り方が今1つだったりと、あれ?と思わせるシーンが幾つかありました。ただ、1幕もフィナーレに近づいてくると、ドンドン調子が上がってきて、2幕はもう完全にいつものヌッチで、2幕フィナーレ2重唱の恒例のアンコールもバッチリでした。

マントヴァ公爵は、ロベルト・アロニカ。いつからあんな深いポジションで太い声を出すようになってしまったのでしょうか?私の記憶の中では、もっと良いレッジェーロなテノールだったのですが、コレッリがマントヴァを歌うようなポジションで歌うので、マントヴァの雰囲気はまったく出ません。1幕の冒頭の有名なバッラータ「あれかこれか」を聞いて驚いてしまいました。しかも力任せのアクートはやや詰まる傾向があるので、こんなマントヴァは完全に失格です。
一方、ジルダ役のロシア人ソプラノ、オルガ・ペレチャトコは、素晴らしいコロラトゥーラ。さすがにロシアは層が深い!未来のネトレプコの有力候補かも知れません。スパラフチーレのバスのリッカルド・フェラーリ、マッダレーナのメッツォ、ロッサーナ・リナルディ、合唱、オケもさすがにボローニャと思わせるレヴェルの高さで、大いに満足できるステージとなりました。
by hikari-kozuki | 2009-06-15 17:53 | Opera | Comments(0)






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