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ここ3ヶ月のオペラとコンサート 第5回
9月28日(日)グローブ座 ミュージカル「アプローズ」
 劇団四季も宝塚も松竹も観たことがない私は、日本ではミュージカルは生まれて初めて観たのかも知れません。しかも今回は、GPを含めて2度も観たので、かなり細かいところまで詳しくなってしまいました。さて、このミュージカルの原作は古いハリウッド映画「イブの総て」で、アメリカの演劇界の女優同士の確執を描いたものです。主役の2人は、前田美波里さんと、元宝塚宙組トップの貴城けいさん。2人とも演技も歌も踊りも上手く、凄い存在感でした。あまりミュージカルのことは分かりませんが、レヴェルは凄く高いもだと思います。
 さて、なぜ私がこのミュージカルを2度も観る事になったかというと、それは前田美波里さんの恋人役でバリトンの宮本益光さんが出演したからです。オペラ界きっての演技派として有名な宮本さんなので、大女優たちと共演しても決して引けを取ることはありません。しかし、ミュージカルとオペラの最大の違いでもあるのですが、このミュージカルでも歌はすべてマイクを使って歌うことになります。宮本さんは、マイクを使っても基本的には歌唱フォームを変えずにクラシックの発声でそのまま歌っていたようですが、それでもやはり声自体の大きさ、響き方、通り方が全然違うので、やや違和感があったことは否めません。しかし、宮本さん以外のオペラ歌手であそこまで出来る人は絶対にいないでしょう。宮本さんのことですから、このミュージカルを経験されたことによって、オペラを歌う上でも何らかプラスになることを見つけたことと思います。
by hikari-kozuki | 2008-12-08 12:53 | Opera&Concert | Comments(0)
ここ3ヶ月のオペラとコンサート 第4回
9月23日(火)サントリーホール ウィーンフィル演奏会
今年もウィーンフィルがやってきました。マエストロはここ3ヶ月、ウィーンフィルのメンバーと2日に1日は顔を合わしているだろうと思うほど親密な関係にあるリッカルド・ムーティ。
プログラムはDということで、ロッシーニの「セミラーミデ」序曲、ストラヴィンスキーのバレエ音楽「妖精の口づけ」による公共組曲、そしてメインがチャイコフスキーの交響曲第5番というもの。

もちろんウィーンフィル&ムーティで演奏がダメなはずがありません。現在、世界最強の組み合わせの1つでしょう。セミラーミデも妖精の口づけもチャイコの5番もそれぞれ音の感じが違いましたが、オケがわざとそのように演奏しているのでしょう。ともかくとても良かったです。ただ1つだけ、チャイコの5番の2楽章。ここのホルンのソロはホルン奏者たるもの1度はやりたいと思う素晴らしい見せ場です。しかし、冒頭からやや音が不安定で、最後の方は明らかに音を外したのです。ウィーンフィルは軽く100回以上は聞いていますが、こんなことは初めてです。
私は、いろいろなところで言っていますが、日本の一流オケと海外の一流オケの1番大きな差はホルンにあると思うのです。日本のオケは一流のオケでもホルンの音がひっくり返ることはちょっちゅうですが、欧米の一流オケで音がひっくり返ることなどまず聞いたことがありません。ましてやホルンのソロのシーンでひっくり返るなど、少なくともウィーンフィルでは1度も聞いたことがありませんでした。個人攻撃はしたくありませんが、本当に首席奏者が吹いたのでしょうか?ウィーンでは、ウィーン国立歌劇場の公演が毎日行われている中、ギリギリでメンバーを組んでいるのは分かりますが、チャイコの5番があるのにあのホルンはあり得ません。
また、4楽章のアッチェルランド、クレッシェンドもいつものマエストロにしては非常におとなしかったような気がします。いざという時はあざといほどのムーティ節炸裂!をちょっと期待していたのですが(笑)。

9月24日(水)カワイ表参道パウゼ 山口邦明バリトン・リサイタル
このブログでも何度も書いてきましたが、山口氏にとって久々のリサイタルとなりました。今回のテーマは、「カンツォーネ&ラテン&タンゴをうたう!」というもの。ピアノの金益研二、パーカッションの貝増直樹、ヴァイオリンの会田桃子というタンゴやラテン音楽のスペシャリストががっちりと脇を固め、とても充実したコンサートになりました。山口氏はますます充実期に入っているようで、とても耳に心地よいポジションで鳴らしている感じがします。
ただ、彼はラテンやタンゴなども上手いのですが、やはりそこはオペラ歌手。トスティやタンゴなどはもうちょっと力を抜いて良い意味で軽く歌って欲しかったです。もちろん本人は同じポジションで歌っているつもりは毛頭ないでしょうが、トスティであんなに喉を鳴らしてバス・バリトン風に歌っては雰囲気が出ないでしょう。
by hikari-kozuki | 2008-12-05 13:52 | Concert | Comments(2)






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