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ここ3ヶ月のオペラとコンサート 第3回
9月14日(日)東京文化会館 二期会オペラ「エフゲニー・オネーギン」
 この公演は、いろいろなところで書いたりしているのでごくごく簡単に。鬼才コンヴィチュニーが1995年にライプツィヒのプレミエために作った舞台で、何度かのVer.アップがなされ、非常に良く出来たプロダクションです。特に今回はコンヴィチュニー本人が30日稽古に立ち会ったとのことなので、かなり完成度が高かったです。それよりなにより、歌手たちが良くロシア語を頑張ったと感心しました。もちろんロシア語のイントネーションの正しいか正しくないかなんて分かりませんが、どこかでセリフが落ちてしまうなんてこともなく、ちゃんとスラブ系民族の言葉のように聞こえました。歌手では、タチアーナの津山恵が、日生の「カプレーティ」のときよりもまた一回り成長しているようで、声のとても良く伸びていました。タイトル・ロールの黒田博は相変わらず良く鳴る美声で私はとても好きですが、演技的にはちょっと中途半端な感じもしました。レンスキーの樋口達哉も彼に良く合っているようで、有名なアリア「青春の日は遠く過ぎ去り」など、最高に良かったと思います。

9月15日(月)ラゾーナ川崎 ルチアーノ・パヴァロッティ一周忌追悼会
 これは演奏会ではありませんが、パヴァロッティのファンクラブ、チルコロ・パヴァロッティが彼の偉大な功績を偲んで手作りで開催した会でした。3部構成だったようですが、残念ながら第1部しか参加できなかったので、後半のミニコンサートは聞くことが出来ませんでした。第1部では、過去のオペラの名舞台の映像を流したものでしたが、若い頃の本当に素晴らしい映像がたくさんあって、とても懐かしかったです。やはりパヴァロッティは永遠です。

9月21日(日)諏訪湖ホテルロビーコンサート 店村眞積とN響の仲間達
 この諏訪湖ホテルのロビーコンサートへ行くのも何度目でしたでしょうか。今回のコンサートは
日本を代表するヴィオラの店村眞積がN響の仲間に声をかけて結成された弦楽四重奏団で、テクニックもハーモニーも申し分なく、日本有数のカルテットの1つです。当夜のプログラムは、バルトークの弦楽四重奏曲第3番とシューベルトの弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」でした。
by hikari-kozuki | 2008-11-27 13:32 | Opera&Concert | Comments(0)
ここ3ヶ月のオペラとコンサート 第2回
昨日の続きを。

9月10日(水)王子ホール 河野明子&一世(Issei)ジョイントリサイタル
 このコンサートはクローズドなもので、浜松町の世界貿易センタービルにある、ながさき内科の10周年記念として行われたものです。一世さんはこのブログでも何度も触れてきましたが、とても素敵なピアノを弾かれる天才肌の方です。河野明子さんは私の大学の後輩ですが、透明感の高いとても美しい声で活躍中のソプラノです。当夜は前半が一世さんピアノ独奏、後半は河野さんのソプラノ独唱に一世さんの伴奏という形でしたが、2人の息もピッタリでとても良いコンサートでした。
なお、主催者のながさき内科の長崎綾子院長は私の主治医の先生なのですが、ピアノや作曲を一世先生に習い、声楽を河野明子先生に習い、しかも私とは青山女声合唱団(通称:青女)でご一緒するほど音楽がお好きな方です。サプライズで彼女が作曲した曲を河野さん一世さんが披露してく下さいましたが、哀愁を帯びたもの悲しい旋律が印象的な曲でした。

9月12日(金)高輪区民センター区民ホール イタリアサロンのクラシック・カンツォーネ
 テノールにチェロ、ピアノというトリオで、イタリアで活躍する3人によるコンサートでした。テノールの榛葉昌寛、チェロのピエール・ルイージ・ルッジェーロ、ピアノのグイード・ガルテーリオは一昨年イタリア文化会館でも聞きましたが、情緒溢れる優雅なサロンスタイルのコンサートです。プログラムはトスティを始めとする19世紀にイタリアで活躍したロマンス歌曲ばかり。客席には普段あまりクラシック音楽に触れたことがないような方が多かったようですが、榛葉さんの巧みなトークや甘い歌に酔いしれていました。

9月13日(土)音楽スタジオ<FANTASTICO> コンチェルト・スプレンディド
 このスタジオを所有しているのはナポリ出身のピアニスト、エンツォ・ディアマリオで、当時のコンサートは、サックスの三四朗が旋律を吹き、エンツォさんのピアノ伴奏するという形態。曲目はナポレターナやカンツォーネ等、イタリアの曲ばかり。三四郎さんのサックスを聞くのは2度目でしたが、実に表情豊かで男性的な豪快な音から女性的で細やかな音まで自在に吹き分ける方です。彼としては、初めて挑戦するような曲も多かったようですが、エンツォさんの巧みな伴奏もあり、歌とは一味違うイタリアの歌を満喫しました。
なお、エンツォさんの奥様、玲子さんは私も大変お世話になっている方で、青女の中核メンバーでもあります。また、青女の練習も毎週このスタジオを借りて行っているのです。
by hikari-kozuki | 2008-11-26 15:48 | Opera&Concert | Comments(0)
ここ3ヶ月のオペラとコンサート 第1回
以前8月にも、演奏会のレポートをまとめて3ヶ月分書いたが、またもや溜まりに溜まってしまったので、思い出せるものだけをまとめて簡単に報告します。

8月2日(土)日生劇場 ファミリー・フェスティヴァル「アリスの歌修行」
 本公演は、日生劇場恒例の夏のフェスティヴァルの1つとして行われたもので、サブタイトルは、”宮本益光とクラシックコンサート!”というものでした。大人から子供まで楽しめる内容になっていて、演技して歌うだけなく、自ら構成まで努めた宮本益光の素晴らしいマルチプルな才能にただただ感嘆させられました。

8月3日(日)C.C.Lemonホール 戦争映画音楽傑作選”男たちへ”
 このコンサートは、第2回目らしいが、第1回目の主催者の1人、吉永聡が、今年の6月7日に49才の若さで急逝してしまったため、彼の追悼コンサートとして行われたものです。生前は私 も親しくさせて頂いたため、主催者から六男の有志メンバーと一緒にアンコールで2曲ほど合唱を歌って欲しいと頼まれて快諾したのです。ほんのちょっとだけですが、彼が生前好きだったという曲を歌ってきました。それにしても渋谷の公会堂がC.C.Lemonホールになっているとはまったく知りませんでした。

9月7日(日)第一生命ホール ロイヤルチェンバーオーケストラ特別l公演
 当日のプログラムは、モーツァルトの”フィガロの結婚”序曲に、ビゼーの”カルメン組曲”と”アルルの女組曲”というスタンダードナンバーに、コンチェルトが2曲でした。1つはプッチーニの”トゥーランドット幻想曲”で、ヴァイオリンの寺沢希美がソロを弾きました。
もう1曲はミュージカル・ソウ協奏曲。このブログでも何度か紹介してきましたが、日本ののこぎり演奏の第1人者サキタハヂメがこのために書き下ろしたミュージカルソウ協奏曲です。もちろん私も初めて聞きましたが、親しみやすい旋律やハーモニーの中にリズミカルな曲があったり哀愁を帯びた曲があったりと十分に楽しめる曲でした。さすがはのこぎりを知り尽くしている彼が作った曲です。ぜひCD化して欲しいものです。
 
 ところでこの演奏会とは関係ありませんが、サキタ氏はNHK教育TVで毎朝放送している子供向けの番組”シャキーン”で音楽を担当しています。私も今年の始めにこの番組の何曲か効果音のような声を入れるためにNHKのスタジオへ行ってきました。ほんのちょっとだけですが、主に低音を担当しましたので、ぜひ見る機会があれば、注目して聞いてみてください。

 またサキタ氏は、今月パリ、フィレンツェ、ローマへ演奏旅行へ行ってきました。各地でのコンサートは熱狂的に盛り上がったようで、大成功だったと聞いています。来年もヨーロッパへ演奏旅行へ行くそうなので、今後の活躍がますます楽しみです。
by hikari-kozuki | 2008-11-25 13:40 | Opera&Concert | Comments(0)
ニッセイオペラ「マクロプロス家の事」
海外出張が続いてしまい、ここ1ヵ月半アップが出来ませんでしたが、今日は今週末に上演されるヤナーチェクの「マクロプロス家の事」の告知を。

ここ数年、国内外で評価が高まっていて上演回数も増えているヤナーチェクですが、ニッセイオペラでは、一昨年の「利口な女狐の物語」に続いて「マクロプロス家の事」を上演します。
言うまでもなくヤナーチェクは20世紀前半を代表する国民主義オペラの旗手ですが、この2作品はともに”人間の死”がテーマになっています。しかし、この2作品ではまったく逆のことが題材となっているのです。すなわち「利口な~」では、輪廻転生が語られていたのに、「マクロプロス」では、不老不死がテーマで、人間には必ずが死が訪れる、と言っているのです。ヤナーチェクにとって、7作目、8作目と晩年の連続した傑作であるだけに興味深いものがあります。

何だか哲学的な話になってしまいましたが、このオペラ、日本ではほぼ初演となります。海外でも言語的な問題からなかなか上演回数に恵まれず、これからもっともっと評価されていくことになるでしょう。

ストーリーは、主役のソプラノ歌手エミリア・マルティは、不老不死の薬を飲んだために実は337歳。しかし人生は長すぎても仕方がない、と死んでいくというもの。
なかなかミステリーな展開に衝撃的な結末も用意されています。

エミリア・マルティ役を歌う小山由美、蔵野蘭子という2人のソプラノの演技と歌は大注目です。これが初来日となるテノールのロベルト・キュンツリーの透明感の高い声も話題になっています。さらに指揮が世界のオペラシーンでも非常に評価が高く、若手実力派のクリスティアン・アルミンクとくればこれはもう見逃せません。

11月24日は完売してしまっているそうですが、20日と22日はまだ若干席があるそうなので、この週末はぜひ日比谷の日生劇場へ足を運ばれてみては?チケットは下記でも買えます。

http://www.nissaytheatre.or.jp/

音楽ファン、オペラファンはもちろんのこと、哲学的な気分に浸りたい方、ミステリーが好きな方にとっても必見です。
by hikari-kozuki | 2008-11-17 12:52 | Opera | Comments(0)






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