エキサイトブログ ホーム | ブログトップ | サイトマップ
<   2008年 04月 ( 5 )   > この月の画像一覧
3月31日(月)オペラシティ・ガラ
このコンサートは東京オペラシティコンサートホール開館10周年記念として行われたもので、今をときめく人気オペラ歌手3人によるコンサートでした。その3人とは、ソプラノの幸田浩子、メッツォ・ソプラノの林美智子、そしてバリトンの宮本益光。
ナビゲーターは池辺晋一郎だったのですが、なぜこの3人をチョイスしたかを語ってくれました。3人ともビートゥーシーの経験者だそうなのです。ビートゥーシーとはもちろんB2C、Business to Customerのことではありません。Bach to Contemporaryのことで、要するにバッハから現代音楽まで、という意味だそうです。そしてこのコンサートシリーズでは、バロックと現代音楽を必ず演奏しなければならない、というオペラシティのコンセプトによるコンサートなのです。

さて当夜はまず前半は各自が得意のアリアを歌い、後半はオペラの2重唱を組み合わせを変えてやるというものでした。印象に残ったのは「ばらの騎士」のゾフィーとオクタヴィアンの例の2重唱。幸田と林の2人は声質の組み合わせも良いようで、非常にキレイに溶け合っていました。そして、宮本益光が歌った加藤昌則の「刻の里標石」。彼の盟友とも呼ぶべき加藤の作品で、日本語、英語、フランス語、ドイツ語等、いろいろなバラバラの詩を連作の歌曲集にしたという意欲作で、宮本はどの言語もそれぞれの言語的な特徴を見事に表して歌い上げた。

この3人が日本のオペラ界、いや声楽界を引っ張っているのは間違いありませんし、3人ともそれぞれに歌は抜群に上手いです。しかし敢えて言わせてもらえると、幸田はコロラトゥーラ・ソプラノなのですが、もうちょっと声の純度というか透明感を上げて欲しいところです。一方林のほうは今までこのコラムでも何度か触れてきましたが、もうちょっと声の厚み、特に中低音の豊かさが欲しいところです。2人とも容姿端麗で演技も上手く、今のままでも十分に通用するレヴェルですが、世界で活躍をするにはそのあたりが課題になると思います。ぜひがんばってください。

宮本は相変わらず歌が上手い!発声テクニックもさることながらどの歌も完全に自分のものにしていて、表現する力が抜群です。
by hikari-kozuki | 2008-04-18 19:59 | Concert | Comments(0)
3月22日(土)府中の森劇術劇場「クールドゥシャンブル」
クール・ドゥ・シャンブルというのはアマチュアの混声合唱団ですが、ルネッサンス、バロック期の作品を中心に活動していらっしゃる団です。主宰で指揮を務める小泉明子先生は、バロックを専門にしていらっしゃる方で、とても造詣が深く、情熱的な指導をされる方です。小柄ながら背筋がピンと張り、指揮ぶりも非常に歯切れが良く、見事な統率力でした。
合唱の方は個人個人に飛びぬけた力はないものの、ハーモニーが良く溶け合って、17世紀の音楽の香りがする演奏だったと思います。
オケは古楽器オーケストラという20人弱の当時の編成によるプロの楽団で、こちらも素晴らしい演奏でした。

曲目は、モーツァルトのK.321とK.339の「ヴェルペレ」を2曲、モーツァルトが13歳の時に書いた「ドミニクスミサ」K.66というプログラムで、日本ではあまりメジャーな作品とは言えませんが、いずれも珠玉の作品です。

ソリストもそれぞれに良かったと思ますが、特に感心したのが、ヴェルペレ2曲のソプラノソロを歌った文屋小百合。澄んで透明感の非常に高い美声、高音から低音まで抜群の安定感があり、しかもノーブルでフレージングも的確で力みのないフォーム。こんな素晴らしい宗教曲のソリストは久しぶりに聞きました。二期会の会員らしいですが、今まで私はたまたま聞いたことがなかったのでしょうが、ぜひオペラ等も聞いてみたいと思いました。
by hikari-kozuki | 2008-04-07 18:23 | Concert | Comments(2)
3月20日(祝)国際フォーラム「世界まるごとクラシック」
このコンサートは、クラシック界において異彩を放ち、作曲、指揮、ピアノ、プロデューサー等、マルチタレントとして大活躍を続けている青島広志さんのプロデュースによるコンサートでした。コンサートのコンセプトは、誰でも知っていて知らなくても1回聞いただけで覚えてしまうような曲を並べる、というもの。前半はオーケストラの曲とヴェイオリンの曲。後半はオペラのアリアと合唱曲という構成でした。

前半はオーケストラの超メジャーな曲、エルガーの「威風堂々」に始まりチャイコフスキーの「くるみ割り人形」まで、名曲アルバムとなりました。ヴァイオリンソロは奥村愛ちゃん。クライスラーの「愛の喜び」やモンティの「チャルダッシュ」などを弾いてくれましたが、近くで見ても可愛かったです。

後半はオペラの男声合唱の名曲にテノールのアリア。合唱は我らが六本木男声合唱団、テノールは小野勉さん。彼が歌ったのは「連隊の娘」の”友よ何と楽しい日!「トロヴァトーレ」の”あの恐ろしき火よ!”、「トゥーランドット」の”誰も寝てはならぬ”という常識外れのプログラム。レッジェーロからドラマティコまで一体どんなテノールなんだろう、と思っていましたが、実際にはレッジェーロからリリコ・レッジェーロという声です。もちろんオペラでマンリーコやカラフを歌うことはありえないでしょうが、このようなコンサートの場合にはさして違和感もなく、一生懸命歌っていました。声は細いとしてもこれだけの超大曲を続けて歌ってしまうのは凄いことだと思います。

我々の合唱曲はこのテノールの3曲のアリアのバックコーラスに、お馴染みの「ナブッコ」「魔弾の射手」。そして最後は「第九」の男声合唱Ver.で、さびの部分だけを抜粋して歌いました。

指揮は青島さん本人、オケはシアター・オーケストラ・トーキョーでした。
国際フォーラムのホールAの舞台で歌ったのは初めてですが、やはり5,000人収容の巨大な空間に圧倒されました。
by hikari-kozuki | 2008-04-03 15:17 | Concert | Comments(0)
3月21日(金)日暮里サニーホール「椿姫」
リリカ・イタリアーナというオペラ団体の公演で、ステージに簡単なセットはありましたが、オケはなく、ピアノ台で伴奏するという演奏形態でした。もともとオケピットがあるようなホールではないので、仕方がないということもあるのでしょう。しかし、ちゃんと指揮者もいて、さらに手動の字幕スーパー付きで、しかもピアノ伴奏の小堀能生はダイナミックに弾きまくりでした。

この公演に行ったのはジェルモンが東浩市さんだったからです。彼は六男バリトンのパートリーダーとしていつもお世話になっております。例の2幕のヴィオレッタとの長い2重唱の後にあるアリア”プロヴァンスの陸と海”に備えてかなり声をセーブして安全運転していましたが、ポジションは悪くなく、ヴィオレッタとの掛け合いも良かったと思います。そして2幕2場や3幕では全開モードで頑張っていました。また、当夜のアルフレードは偶然にも私の大学の1年先輩のテノール、稲見浩之さん。学生の時のオペラの公演では「コジ・ファン・トゥッテ」のフェランドとアルフォンゾで共演したこともある方です。相変わらず柔らかくて美しいレッジェーロな声は健在でした。そしてヴィオレッタは稲見さんの奥様の稲見裕美さん。彼女の声は初めて聞きましたが、とても良かったと思います。

実はこの公演はダブルキャストが組まれていて、前日にはもう一方のキャストによる公演があったのですが、そちらのジェルモンも私が学生時代から親友の笹倉直也君だったのです。しかし残念ながら前日は六男の”世界まるごとクラシック”という演奏会が国際フォーラムであったので、そちらは行けなかったのです。
by hikari-kozuki | 2008-04-02 17:46 | Opera | Comments(0)
1周年
禁煙を始めて今日でちょうど1年が経ちました。
自分のことながら良く頑張ったものです。まだまだ月に1、2回は吸いたいなあ、と思うシーンがありますが、吸うか我慢するかを迷うことはありません。もう完全にタバコは止められたと思います。

さて、先々週くらいからかなりのオペラや演奏会に行っていますが、まったく報告が出来ていません。少しずつレポートしますので、もう少々お待ち下さい。
by hikari-kozuki | 2008-04-01 21:35 | Others | Comments(0)






Copyright © 1997-2004 Excite Japan Co., Ltd. All Rights Reserved.
免責事項 - ヘルプ - エキサイトをスタ-トペ-ジに | BB.excite | Woman.excite | エキサイト ホーム