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2月16日(土)「デュオ・Kanade ピアノデュオコンサート」
この日もダブルヘッダーでした。
上野文化会館の「宮本益光リサイタル」のマチネからこのコンサートへ行く途中に麻布十番へ寄って六男バリトンパートのパート練習を30分だけお手伝い、という大変なスケジュールの1日でした。それにしても最近、土、日のダブルヘッダーが増えていて、以前よりも土、日のコンサートが多くなっているのではないでしょうか?

さてこのピアノ・デュオのコンサートはこのブログでも何度か紹介をしている一世とえなみゆきという師弟コンビによるコンサートでした。場所は、代々木上原のムジカーザ。そして、今回のテーマ、タイトルは「イタリアの風」でした。
プログラムは、まず前半がヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲「四季」から抜粋でした。この曲を2台のピアノでというのはまったく聴いたことがありませんでしたが、なかなか興味深いものがありました。「四季」の各楽章に書かれているソネット(ヨーロッパの定型詩)やそれにまつわる話しを、例によって一世さんの軽妙洒脱なトークで紹介しつつコンサートは進んでいきました。

後半は「イタリアの歌声をピアノで」ということで、「カヴァレリア・ルスティカーナ」の”間奏曲”、「椿姫」の”乾杯の歌”、「アイーダ」の”凱旋行進曲”、「トゥーランドット」の”誰も寝てはならぬ。”オペラ以外でカッチーニの”アヴェ・マリア”もありました。どの曲も2台のピアノというのはあまりポピュラーではないと思いますが、やはり1台のピアノソロとは音の厚みやハーモニーのダイナミックスさが違います。そしてもっとも驚いたのは、これらの楽譜をすべて一世さんが書き下ろしたものということです。やはり彼の才能は尋常ではありません。

演奏の方は、すべて超有名な名曲ばかりとはいえ、連弾用のいわゆる名曲ではなく、初めて聞いたばかりだったので新しい発見がいろいろとあってとても面白かったです。2人の呼吸もいつも通り良くあっていて、演奏自体にも大満足でした。

それから当日は、テノールの長谷川侊二さんがゲストでカンツォーネ等を歌いました。
by hikari-kozuki | 2008-02-25 16:30 | Concert | Comments(0)
2月16日(土)東京文化小ホール「宮本益光バリトンリサイタル」
このコンサートは日本モーツァルト協会主催のコンサートで、オール・モーツァルトのプログラムが組まれていました。
しかし、さすがは宮本益光。モーツァルトのオペラアリアのコンサートと言っても普通に歌うわけはありません。舞台の後方に回転式の楽屋を作り、着替えたり、かつらを取り替えたり、水を飲んだりと七変化を客席に見せるのです。楽屋落ちならぬ楽屋見せという感じでしょうか?そして、4大オペラのバリトンの諸役を歌いまくりました。また、休憩後の後半の最初はドン・ジョヴァンニ役でしたが、白い衣装のヨン様に扮し、例のセレナーデを歌うという凝りに凝った趣向。まさに宮本益光の面目躍如です。きっと本人が考えた演出なのでしょうが、これからもオペラファンを1人でも増やすためにぜひぜひ頑張って欲しいものです。実際にリサイタル終了後の帰途につくお客さんの顔は笑顔、笑顔で実に幸せそうした。

舞台はとてもドタバタで楽しいものでしたが、彼の歌は正統派そのもの。非常にノーブルに朗々と歌い上げていました。また、非常にフレージングが長いのも彼の特徴でしょうか。ポジションがとても良いので、無理なく長いフレージングが可能になっているのでしょう。少しポジションが浅い感じがする時もありますが、喉の奥はジリジリと鳴っていて、私はとても好きなタイプの声です。
by hikari-kozuki | 2008-02-21 15:08 | Concert | Comments(0)
2月15日(金)NHKホール「N響定期公演Cプロ」
私はN響(NHK交響楽団)の定期会員ではないため、あまり定期公演へ行く機会はありませんので、久々にN響定期を聞きに行きました。
当夜のプログラムはCプロで、指揮はチョン・ミョンフン、曲目はメシアンの「忘れられたささげもの」とマーラーの「交響曲第9番」でした。

メシアンは20世紀最大の作曲家の1人ですが、この作品は、交響楽的瞑想と言われる曲で22歳の彼が最初に作曲した本格的なオーケストラの曲です。音に色彩が職説的に結びつく共感覚の持ち主だったメシアンは、この曲に関して、非常に具体的に彼の色彩感覚を述べています。凡人の私はメシアンのような鋭敏な色彩感覚がないので、どうにもイメージが湧かない部部も多いですが、ぼんやりとなるほどこの色か!と感じるとこもあって、きっとそれだけ曲が素晴らしいのでしょう。しかし調性によって明るかったり暗かったり、暖かかったり冷たかったりというのはあるような気がします。

マーラーの9番は、彼の最後の交響曲です。「9番の呪い」(ベートーヴェンやシューベルトやブルックナーのように交響曲を9曲書いてしまうと死んでしまうという伝説)を信じていたマーラーは、9曲目のシンフォニーに番号を振らず、「大地の歌」として、この10番目の交響曲を9番として書いたのですが、やはりその迷信は生きていて、この作品が遺作となってしまった、というのはあまりにも有名な話です。
かなり難解な交響曲として有名ですが、日本でもとても人気があって、この曲が好きな人は多いようです。確かに4楽章の非常に純度の高い透明感を感じる音楽はひたすらに美しく、そして最後は昇華していきます。

さて当夜の演奏ですが、日本でも大変人気の高い若きカリスマの1人チョン・ミョンフンとあって、N響のメンバーもかなり気合が入っていたようで、気持ちの入った良い演奏だったと思います。非常に大きなオーケストレーションで、金管も木管も大活躍しますが、4番のホルンや4番のフルート、オーボエなどでも実にしっかり演奏していて、このあたりの層の厚さがさすがにN響というところでしょうか。
by hikari-kozuki | 2008-02-19 14:22 | Concert | Comments(0)
ジェラール・モルティエ
先週、パリ・オペラ座総裁のジェラール・モルティエ氏が超短期の日程で来日しました。もちろん目的は、7月に来日するパリ・オペラ座のプロモーションです。そんな忙しい中、私は2日間も彼のインタビューをすることが出来ました。とても興味深い話も聞けましたが、この模様は「男の隠れ家」の5月末発売号やその他で報告します。

10年ほど前、彼がザルツブルク音楽差の芸術監督をやっている頃にもザルツブルクでインタビューをしたことがありますが、音楽にかける情熱は10年前も今も変わらず、エネルギッシュな方でした。
by hikari-kozuki | 2008-02-18 18:17 | Opera | Comments(0)
2月9日(土)新国立劇場「サロメ」
この日は都内もかなりの量の雪が降りましたが、この公演はマチネだったため影響はありませんでした。

このプロダクションは、ミュンヘンのバイエルン国立歌劇場のもので、新国でも何度か再演している舞台。舞台の中央にヨハナーンが地下に幽閉されている古井戸の大きな丸扉が鎮座しています。時代の読み替えやとんでもない演出も多い中、重厚でオーソドックスな良い舞台だと思っています。

タイトルロールはヨーロッパでも名前が売れ始めているナターリア・ウシャコワ、ロシアの若いソプラノです。サロメ役というと髪を振り乱して怒鳴るというソプラノが多い中、彼女は理性を適度に保ちながらの舞台で、なかなか良かったと思います。7つのヴェールの踊りに関しては、もっと酷いものをたくさん見てきているので、私は大健闘だったと思います。サロメの横でバレリーナが踊るなんていう演出よりは、多少スタイルが悪くて踊りが下手でも臨場感がありますし、それなりに官能的(太っているから?)でもありました。
ヘロデのテノール、ヴォルフガング・シュミットはさすがの存在感で、演技も抜群に上手いですが、あの透明感の低いギザギザしたタイプの声は好きではありません。
一方、ヨハナーンのバリトン、ジョン・ヴェーグナーは良く鳴ってしかも密度の濃い美声で、素晴らしい声です。歌唱自体はやや1本調子な感じもしますが、ヨーロッパにもあまりいない正統派のバリトンです。
ヘロディアスの小山由美、ナラポートの水口聡という日本人2人も決して上記3人に負けておらず、健闘していました。
指揮は若干34歳の新鋭トーマス・レスナー。手堅くまとめていたと思います。

なお、この日はオペラの後、男の隠れ家オンラインの筆者有志たちの飲み会があり、超個性的な面々とのトークは楽しかったです。
by hikari-kozuki | 2008-02-14 18:35 | Opera | Comments(0)
大ニュース!ネトレプコ懐妊
今や世界一の人気ソプラノで類稀な美貌と美声とテクニックを兼ね備えるアンナ・ネトレプコ。どのこの劇場へいっても彼女の出演するオペラは満員札止となります。
その彼女が懐妊を発表しました。秋に生まれるらしいですが、相手がなんとアーヴィン・シュロット。ウルグアイ人のバリトンで、ラテン系の色気ムンムンでとてもセクシーな歌手です。ネトレプコはああいうタイプが好きだったのかと少々意外な感じです。彼は当代一のドン・ジョヴァンに歌いとして有名ですが、ドンナ・アンナのネトレプコとも何度も共演していますので、舞台で愛が芽生えてしまったんですね。いずれにしてもアラーニャ、ゲオルギュー以来の美男美女歌手同士の大物カップルの誕生です。

実は彼女の懐妊騒動、今度が初めてではなく、2005年にも同じ大騒動がありました。彼女の懐妊によってその年の目玉「椿姫」がのヴィオレッタをキャンセルするのでは、と。結局はまったくのガセネタだったようで、彼女は予定通り出演し、もの凄いプレミアチケットとなりました。しかし、今回は彼女がマスコミのインタビューに答えたものなので、間違いありません。ちなみに彼女は36歳、「とても幸せです!」と言っている。

具体的には6月にウィーンで行われるドミンゴ、ヴィラゾン、ウィーンフィルとのコンサートまでは出るようです。このコンサートは、今年の6月にオーストリアとスイスの共同開催で行われる4年に1度のヨーロッパサッカーの祭典「UEFA EURO2008」の決勝前夜祭として行われるものです。しかし、夏のザルツブルク音楽祭の「ロメオとジュリエット」、秋のMETの「ランメルモールのルチア」は残念ながらキャンセルになってしまう模様です。
by hikari-kozuki | 2008-02-06 18:38 | Opera | Comments(0)






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