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ミラン&禁煙生活8
土曜日のカルチョのカリアリ戦は、アンチェロッティには珍しく完全なターンオーバーを引き、カカ、ジラ、ピルロ、ピッポ、アンブロ、ネスタ、オッド、パオロ、ネスタ、ヤンクロフスキー、ボネーラ、ジーダらを外してきました。それでもロナウドの活躍等で3-1の快勝、この選手層の厚さは世界一かも知れません。このゲームで特に目立ったのは、右サイドのスペシャリスト、カフーです。彼の素晴らしいセンタリングで勝てたと言っても過言ではありません。この鉄人もここのところやや衰えが見え始め、スタメンをオッドに譲ることも多くなりましたが、昨日の感じではまだまだ行けるでしょう。オッドよりも上かも知れません。さあ、明日は赤い悪魔、マンUとの決戦。オールドトラッフォードへ乗り込みます。
なお、Serie-Aの方は昨日でインテルのスクデットが決定しました。前節、ローマに負けてしまい不敗記録が止まってしまうなど、終盤やや失速しましたが、ぶっちぎりの優勝ということには変わりません。おめでとうございます!来シーズンはユーヴェもSerie-Aに戻ってきて、いつも通りのスクデット争いになると思います。ミラノ・デルビーに連敗した屈辱も決して忘れません。

禁煙の方はアレンの言っていた当初の目標の3週間が経ち、23日目となりました。もちろんこのまま禁煙生活をいつまでも続けるつもりですが、まだまだ油断は出来ません。しかし、吸いたい!!と思うシーンも1日10回以下になってきたような気がします。
by hikari-kozuki | 2007-04-23 11:32 | Football | Comments(3)
4月9日(月)紀尾井ホール「松本健司クラリネット・リサイタル」
クラリネットの単独リサイタルを見に行くのは人生初の出来事でした。
松本健司はN響や室内アンサンブルのメンバーとしての活動や洗足音大や東京音大の非常勤講師も勤める売れっ子クラリネット奏者です。クラリネットの曲というと、私の場合にはパッと思いつくのはモーツァルトのクラリネット協奏曲やクインテットぐらいという素人ですが、いろいろな曲の編曲で旋律をクラリネット演奏するもの良く聞きます。
さて当日のプログラムは前半が、ポーランドの現代作曲家ルトスワフスキの「ダンス・プレリュード」、新ウィーン楽派アルバン・ベルクの「4つの小品」。そして後半がドビュッシーの「第一狂詩曲」、ブラームスの「ピアノとクラリネットのためのソナタ第1番と第2番」というものでした。

一流のクラリネット奏者の演奏を生で聞く機会はほとんどないので、あまり違いが分からないのでは?と思っていましたが、やはり全然違うことが良く分かりました。声楽などと違って基本的に楽器は同じものを使いますし、超絶技巧のようなものもないので、実力の発揮の仕方は難しいでしょう。しかし、ピアニッシモの美しさ、フレージングの巧みさ、旋律の滑らかさ、表現力、低音を強く鳴らす時の鳴り方などが全然違うのです。今度はぜひ違う曲も聞いてみたいものです。

ピアノ伴奏は我らが六男の仲間、横山幸雄。伴奏もさすがに上手く、息もぴったりでした。G/Wのパリ、モナコ公演もよろしくお願いします。
by hikari-kozuki | 2007-04-18 14:39 | Concert | Comments(0)
4月7日(土)ミューザ川崎「ヴェルディのレクイエム」
このコンサートは東京交響楽団特別演奏会~東響コーラス創立20周年記念~というものでしたが、プログラムの表紙にはその10倍以上の文字の大きさで、「西本智実のヴェルディ」と書かれており、何のためのコンサートだったのでしょうか?

私は、彼女のタクトは初めてでした。皆さんも良くご存知でしょうが、世間では大人気であると同時に、週刊誌では経歴詐称、暴力事件などで強烈に叩かれ、何かと騒がしい方です。しかし、スキャンダルや彼女の人間性と音楽とは直接関係がありませんので、出来るだけニュートラルな気持ちで演奏を聞こうと思っていました。

颯爽と指揮台に上がると、ステージ全体に緊張感が走るのが分かり、そのオーラはさすがという感じでした。指揮ぶりは思ったよりも遥かにおとなしく、もっとダイナミックでパフォーマンスたっぷりに、と思っていたのでやや拍子抜けでした。「怒りの日」などは、激しいところと静かで美しいところをもっとメリハリを付けて演奏しないとコントラストが浮かび上がらず、何とも締まりのない演奏になってしまいます。好意的に解釈すると、レクイエムだからこそ、わざとおとなしく演奏したということがあるのかも知れません。
東響はその前の週に新国の「運命の力」でとても良い演奏を聞かせてくれたので、かなり期待していたのですが、緊張感の乏しいやや残念な演奏になってしまいました。これがオケの実力なのか、指揮者の技量の違いなのか、練習不足なのか、まあそれらの要素もすべて絡み合ってのことなのでしょう。
ちょうど1年前に上野の文化会館で聞いたムーティ指揮、東京オペラの森管弦楽団、合唱団、フリットリ、ダルカンジェロらのソリストというコンサートと無意識のうちに比べてしまっているのもいけないのかも知れませんが。

ソリストは、菅英三子、林美智子、吉田浩之、宮本益光というメンバー。穴はないものの、これといった感動もありませんでした。ソリストをオケの後方、合唱団の中の中央に配置したこともあるのかも知れません。20周年を迎えた東響コーラスは、東京オペラの森合唱団の迫力とは比較にならないものの、アマチュアとしてはかなり高いレヴェルで大健闘だったと思います。

いずれにしても、西本智実の指揮は、キレが感じられず、リズム感が悪く、全体の構成力も無く、緊張感に乏しい演奏会となってしまいました。ただ、その美貌や容姿や雰囲気から来るオーラは余人には決して出せないものです。もっと勉強して、経験を積んで、クラシック界に新しい風を吹き込んでくれることを期待しています。
by hikari-kozuki | 2007-04-17 11:16 | Concert | Comments(0)
禁煙生活7
霊園君、大丈夫?ちゃんと続いていますか?

今日で16日目です。
4月1日から始めたので、日数を数えやすくて便利ですね。

今日の昼は、モナコ政府観光局とオテル・メトロポール・モンテカルロ主催で恵比寿の「ジョエル・ロブション」のランチョン・パーティーがありました。
美味しい食事とフランス・ワインで、禁煙的には大ピンチを迎えましたが何とか乗り切りました。やはり昼から美味しいワインはまずかったですね。
by hikari-kozuki | 2007-04-16 18:24 | Others | Comments(0)
3月23日(金)東京芸術劇場中ホール、オペレッタ「ミカド」
これも時間が経ってしまったため、細かいところは忘れてしまっています。最初に謝っておきます。すみません。

英国人作曲家サリヴァンの代表作「ミカド」は、オペレッタ史上でも重要な作品となっていますが、台本を書いたギルバートとのコンビで数々の作品を残しました。舞台は、日本の架空の町、ティティプ(Titipu)。そこへミカド(帝)が来ることになって大騒ぎ、という実に他愛も無い話しです。当夜のヴァージョンは、Titipu=秩父(Chichibu)に違いないということにしてしまって、すべて秩父に置き換えてしまったものです。これは、永六輔さんが言い出したことらしいですが、どうも本当の可能性が高いようです。初演(1885年)の前年に起きた有名な秩父事件がイギリスの新聞でも掲載されたことや、ヘボン式が採用される前の日本では、チチブのスペルは”Chichibu”ではなく、”Titibu”と表記されていたことなどが根拠のようです。ともかく秩父の方たちは、2001年の秩父市制50周年でこのヴァージョンを上演して以来、東京公演などを経て、2006年には英国バクストンでの第13回ギルバート&サリヴァン・フェスティヴァルのゲストとして呼ばれ、大好評を得たそうですから凄いものです。

主役の秩父の町娘ヤムヤムはソプラノの羽山弘子。声が美しいだけでなく、力強い発声も可能なソプラノです。演技も上手ですし、小柄ながら華があって、今後きっと活躍することでしょう。相手役の布施雅也は、テノーレ・レッジェーロで、透明感が高く柔らかい声、高音から低音まで無理の少ない発声でフレージングも上手い。しかも演技派でお茶目さん。当夜は日本語による上演でしたが、時々英語を混ぜていました。布施雅也は、その英語をいかにも日本人のベタベタな感じでわざとらしく発音し、盛んに笑いを取っていました。
他のキャストもなかなか歌も演技も踊りも上手い芸達者なメンバーが揃い、楽しいステージとなりました。
by hikari-kozuki | 2007-04-13 23:03 | Opera | Comments(4)
ミラン快勝!
ご存知の方も多いでしょうが、日本時間で昨日朝未明に行われたCL準々決勝バイエルン・ミュンヘン戦に、見事0-2と勝利を挙げ、3期連続準決勝進出を果たしました。もっと言うと4年前こそベスト8でしたが、5年前には優勝しています。このCLの舞台でこんな素晴らしい成績をコンスタントに挙げているのは、レアル、バルサ、マンU、チェルシー等、ヨーロッパの強豪チームの中でもミランだけです。それも圧倒的にダントツの成績と言えるでしょう。

ともあれ、日本の一部の頭の悪い解説者達はこぞってバイエルン有利を唱え、能力の無さを赤裸々にしてしまいましたが、もっと自分の発言に責任を持って欲しいものです。

確かに今シーズンのミランは開幕前の審判疑惑騒動でペナルティーを科せられるなど、なかなかモチヴェーションの上がらない中、宿敵インテルには大きく離されるなど、非常に不満の残るシーズンとなってしまいました。しかし、昨日の試合ははっきりと格の違いを見せつけ、王者の貫禄を示すことが出来たと思います。個々人の能力が違うすぎました。そのことはもちろんバイエルンに対してだけでなく、決勝トーナメント1次リーグで敗退した青黒のチームや、マンチェスターユナイテッドに歴史的な敗退をしてしまった赤のチームに対してもです。

さて次はマンチェスター戦です。もちろんロナウド、ルーニーだけでなく、素晴らしい選手が揃うプレミア屈指の強豪チームです。でも、昨日の試合が出来れば、どことやっても勝てると信じています。フォルツァ、ミラン!
by hikari-kozuki | 2007-04-13 12:48 | Football | Comments(4)
禁煙生活6
今日で11日目ですが、本当に厳しいシチュエーションは少しずつ減っているかも知れません。家を出る時、会社を出る時、電車を降りる時、劇場を出る時、要するに室内から屋外に出る時に吸いたい病が発病するようです。
私はずっとセブンスターのカスタムライトというタバコを吸っていたのですが(すでに過去形!)、同じタバコを吸っている方と言えば1人しか思いつきません。それは高校時代からの親友で霊園孝くん(本名です)という方です。
私はいつもタバコはカートン単位で買っていたので、4月1日の禁煙を始まる時に、1箱だけ余ってしまったのです。そこで、貧乏性の私は、霊園君に上げようと思い、送ろうとしたのですが、彼に私のことも説明すると、自分も禁煙してみようかな!と言われたのです。そこで、例のアレン・カーの禁煙セラピーの本とタバコ1箱と送りました。
そして、本を読んでから最後の1箱を吸って、4月9日の朝から禁煙生活に入ったそうです。お互い励ましあいながら続けていこうと思っています。でも、私の禁煙がきっかけで他の人も禁煙を頑張るというのは嬉しいものです。

CLの方は下馬評通り、チェルシーとマンUがBest4進出を決めました。さて、我らがミランはいよいよ今夜(明朝3時半~)が勝負です!勝ったら文句なし、引き分けなら3-3以上が条件になります。アウェイとはいえ、とにかく攻撃的に点を取りに行くしかありません。
by hikari-kozuki | 2007-04-11 14:54 | Others | Comments(1)
3月15日(木)新国立劇場「運命の力」
演奏会が前後してしまいますが、今日は新国の”フォルツァ”を。
昨年3月にエミリア・サージの新演出でプレミエ公演された舞台が、早くも再演ということになりました。このプロダクションは、時代を18世紀から20世紀へと換えたものですが、ヴェルディがサンクトペテルブルクで初演したのが1861年で、その舞台はおよそ120年前の1740年。そしてこの演出は今からおよそ70年前のスペイン内戦の頃、と考えれば、当時ヴェルディがイメージしていた時代感覚と同じような感じかも知れません。

私はヴェルディの中期から後期にかけての作品が大好きなのですが、その中でもこの「運命の力」、「シチリア島の夕べの祈り」、「ドン・カルロ」などが特に好きです。そしてこれらのオペラは主役級にかなり重量級の実力者が揃わないと上演が出来ないため、なかなか上演回数に恵まれません。この「運命の力」も、バスが2人(グアルディアーノ神父とカラトラーヴァ侯爵)、バリトンが2人(ドン・カルロとフラ・メリトーネ)、メッツォ(プレツィオシッラ)、テノール(ドン・アルヴァーロ)、ソプラノ(レオノーラ)と7人の優秀な歌手がキャスティングされないと公演自体が成り立ちません。

さてまずこのステージで最初に触れたいのはオケのことです。
1997年の新国の開場以来、オケに関しては様々なシーンで苦言を呈してきました(もちろ主に東フィルですが)。しかし、当夜オケピットに入った東京交響楽団は素晴らしい出来でした。さすが大友先生が常任指揮者を務めるオーケストラです。
指揮台に立ったのは、イタリア人指揮者のマウリツィオ・バルバチ-ニ。かなり自分の音楽を強硬に主張するタイプのようで、少し全体がずれても決して歌手に合わせたりはせず、みんなが自分のタクトに合わせろ!という感じの指揮でした。彼の技量が優れていることもあるのかも知れません。しかし、決してマエストロの問題だけではなく、当夜の東響はとても良かったと思います。かなり練習も積んだということが良く分かる演奏でした。音が澄んでいるし、弦も良く合っていますし、管も良く鳴っています。しかし、つい先日まったく別の演奏会で東響の演奏を聞いたのですが、こちらはちょっと感心できませんでした。やはり指揮者の問題もあるのかも知れません。こちらのコンサートも近日中に書きます。

さて歌手陣です。主役のインドラ・トーマスは久々に登場した若い黒人のソプラノで、NYやシカゴでも活躍しています。特にヴェルディのスピント系の諸役には定評があります。1幕はあれれれ、今夜は不調なのかな?という感じでしたが、2幕の2場の修道院に入るあたりはとても良く、しばらくお休みの後、4幕2番の洞窟の前でのアリア「Pace」などは大歌手の貫禄すら感じさせました。1幕で声が出ていないのは、喉が温まっていないとかの理由ではなく、セーブしすぎて全体のペース配分が上手くない、という印象です。
テノールの水口聡はこのブログでも何度も登場しているテノーレ・スピントです。このドン・アルヴァーロという役は、ヴェルディのオペラの中でも「オテロ」のタイトルロール、「シチリア島の夕べの祈り」のアッリーゴなどと並んで超難役の1つですが、疲れを知らぬ鳴らしっぷりで、最後まで押し通してしまいました。
ドン・カルロ役は、ウラディーミル・チェルノフも端正な歌唱で無難に歌っていました。ただ、もうちょっと暗く太い方がこの役には合っているかも知れません。
プレツィオシッラは林美智子。多くのステージを見ていますが、この役が1番良かったかも知れません。見る前は、プレツィオシッラ役としてはちょっと線が弱いかな?と思っていましたが、声が遠くに良く飛んでいました。
グアルディアーノ神父の妻屋秀和は、新国ではすっかりお馴染みのバスのエース格。相変わらず良く鳴る美声を持っています。また、バスのカラトラーヴァ侯爵は1幕しか出てきませんが、小野和彦はなかなか魅力的な声を持っています。しかし、演技的には何だか体が固くぎこちない印象でした。主役級7人の中で唯一不満だったのが、フラ・メリトーネ役の晴雅彦。このメリトーネという役、芝居が上手くアクートが強いバリトンがやると舞台がとても締まります。この晴雅彦は演技こそ上手いものの、ホントはテノールなのでは?と感じるほどポジションが浅く、ティンブロが弱すぎます。そして、合唱もいつもながらに迫力があって、舞台を良く締めてくれていました。

長くなりましたが、日本でこのレヴェルの「運命の力」が当たり前に見れるようになったのは実に嬉しいことです。
by hikari-kozuki | 2007-04-10 12:49 | Opera | Comments(0)
禁煙生活5
今日で遂に10日目に突入です。
週末のゴルフ場も無事に乗り切りましたが、平日よりも土日の方が厳しかったですね。理由はいろいろあるでしょうが、会社はビル全体が禁煙なので、外に吸いに行っていましたので、デスクでは吸えない、ということが身についているのでしょう。一方、休日はいつでも吸えるという環境にあるのがいけないのだと思います。

体からニコチンが抜けた実感もありませんし、特に食事が美味しいと感じたりということもありませんが、少しずつイライラすることも少なくなってきています。アレン・カーの言っている3週間まであと10日余り、頑張らなくては。
明日のバイエルン・モナコ戦で万一準々決勝敗退ということになった場合、これも相当に危険ですが、家にタバコもライターもないのでまあ大丈夫でしょう。そんな縁起でもないことを言ってはいけませんね。フォルツァ、ミラン!
by hikari-kozuki | 2007-04-10 10:58 | Others | Comments(0)
4月1日(日)津田ホール「宮本益光バリトン・リサイタル」
多彩な才能を発揮し、バリトン歌手として、日本語訳詞家として大活躍中ですが、実は今までいつもタイミングが合わず、ステージを見るのは初めてだったのです。実は、彼とは1年くらい前に某音楽雑誌の対談インタビューの記事でいろいろとお話しをしたことがあります。二期会の「コジ・ファン・トゥッテ」に関してメインだったと記憶していますが、その「コジ」も海外出張で行くことが出来なかったのです。頭脳明晰で話しが面白く、しかも同郷(彼が八幡浜で私が宇和島)だったので、とても親近感を持ってお話ができました。

当日のプログラムは、「21世紀のうた」というタイトルで、”21世紀”を”ぼくら”と読ませ、「ぼくらのうた」というもの。若手の日本人作曲家、信長貴富と加藤昌則の作品によるコンサートでした。まず最初は信長貴富作曲寺山修二作詞の「思い出すために」という合唱曲で、これをバリトンのソロに編曲したものでした。次も信長貴富の作品で、宮本益光が委嘱をした作品集「詩人の肖像」という作品。信長の作品は、合唱曲がメインのようですが、メロディラインや和音進行がキレイで、いわゆる現代曲ではありません。とてもセンスがある感じなので、今後ますます活躍することでしょう。
プログラムの後半は、加藤昌則作曲高橋啓介作詞による「花と鳥のエスキス」。加藤の曲は信長作品よりも更に耳に心地よく聞きやすい作品。芸大の作曲科を出てこのようなジャンルに進むというのはかなり勇気のいることだと思いますが、頑張って欲しいものです。加藤本人の指揮と25名による女声合唱にボーイソプラノ(栗田宰早)とバリトンのソロ(もちろん宮本益光)という曲でした。

さて、宮本益光の歌ですが、思った以上に素晴らしいものでした。一言でいうと非常にノーブル。非常にコントロールが利いた声で、高音から低音までムラがなく、適度なヴィブラートも美しく、ヴォリューム的にも良く通る声で申し分ありません。少し押さえつけ気味に鳴らす低音の声も計算して出しているのでしょう。更には自分の感情を歌に乗せて表現するのが抜群に上手く、どの曲も完全に自分のものにしていました。様々なオファーがかかるのも分かります。いわゆるヴェルディ・バリトンのように暗い声が出せて喉が良く鳴って深い、というタイプの声ではありませんが、日本のオペラ界にとって貴重なバリトンだと思います。舞台への出演はソロ・リサイタルが中心のようですが、もっともっとオペラに出て欲しいものです。

後半の「花と鳥のエスキス」の女声合唱はMas-Mitsu Clubという名前になっていましたが、これはもちろん”益光”のことでしょう。しかし、どのような集まりなのでしょうか?二期会の合唱団でもなさそうですし。メンバーはどうみても素人ではなく、全員が声楽家もしくは声楽を勉強している学生かと思われます。それからピアノの石野真穂ですが、ダイナミックかつ繊細な部分もあって、とても良かったです。
by hikari-kozuki | 2007-04-06 12:59 | Concert | Comments(2)






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