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1月27日(土)文京シビック 「リヒトクライス(光の輪)第13回演奏会」
この週末は演奏会のはしごで大変でしたが、1つずつ報告します。

まずは土曜日に行われたリヒトクライスという合唱団の演奏会。
一昨年も行きましたが、この団体は鈴木茂明氏が音楽監督を務めるグループで、高田三郎の合唱曲ばかりを13年間歌い続けている凄い団体です。鈴木茂明氏が指導しているコーロ・ソフィア、コーロ・コスモス、筑波大学混声合唱団、しおさい、大井しらゆりコーラス、「水のいのち」の輪、という6団体が集まってリヒトクライスを形成しています。
今回のコンサートは高田三郎との名コンビでも知られる詩人、高野喜久雄による作品が多く演奏されました。この偉大な詩人は、昨年5月に享年78歳で急死してしまいました。合唱史上に残る名曲「水のいのち」を始めたくさんのコンビの曲が残っていますが、さすがに魅力的な作品ばかり。当日演奏された中では、「雲雀にかわれ」という曲がダイナミックなフーガによる曲で、感動的な素晴らしい作品でした。
それにしても、2時間半あまりのかなり長いプログラムであったにもかかわらず、ほとんど人が全曲を暗譜で歌っていたのには驚かされました。鈴木先生の求心力、そして指導力の賜物なのでしょうが、発声も発音も良く揃っていて、日本でもトップレヴェルのアマチュア合唱団と言えるでしょう。

終演後のパーティーにもお誘い頂いていたのですが、都合が悪く出席できずすみませんでした。今後のますますの活躍を期待しています。
by hikari-kozuki | 2007-01-29 22:16 | Concert | Comments(0)
1月14日(日)東京オペラシシティー ニューイヤーガラコンサート
演奏会は前後しますが、1月14日(日)に、水口聡プロデュースのニューイヤー・ガラコンサートというコンサートがありました。
水口聡氏はこのブログでも何度も触れてきているので特に説明しませんが、本格的なスピント系のテノールです。
このコンサートは彼が初めてプロデュースをしたコンサートですが、彼のお仲間たちが出演し、客席はほぼ満席、拍手もいつまでも鳴り止まず、大成功だったと思います。
半年くらい前に、彼から指揮者は誰がいいと思う?と聞かれたので、私の大学の同級生の時任康文君を推薦したのですが、情熱溢れる指揮ぶりで東フィルを引っ張っていました。
他の出演者は、バリトンの泉良平、ソプラノのウルスラ・ライェック、、田中美佐代、メッツォの井原直子というヴァラエティーに富んだ(もしくは脈絡のない)メンバーでしたが、それぞれに自分の良い味を出していました。
演目は、水口氏の地元ウィーンのニューイヤーコンサートにならって、シュトラウスから始まり、トゥーランドットの”誰も寝てはならぬ”まで数々のオペレッタやオペラのアリアや重唱で、とても楽しめました。
by hikari-kozuki | 2007-01-26 18:51 | Opera | Comments(0)
1月22日(月)東京オペラシティー 「中国放送民族楽団演奏会」
ようやくブログも年明けの演奏会に突入です。

昨夜、初台のオペラシティーでとても面白い演奏会に行ってきました。
中国放送民族楽団は、北京を本拠地とするオーケストラですが、西洋の楽器と中国の民族楽器によって構成された「中洋折衷」のオーケストラ。
ヴァイオリン、ヴィオラは存在せず、二胡とその仲間の楽器(高胡や中胡)と柳琴(ようきん)や阮(げん)や琵琶等が、弦楽器の高音パートを務めます。一方、チェロとコントラバスはそのまま使います。木管、金管はほぼ中国の楽器で、竹笛、新笛、笙、梆笛(ほうてき)、チャルメラなど。パーカッションは、ティンパニや大太鼓ら西洋楽器と雲鑼(うんら)、排鼓(はいこ)ら中国の楽器が混在しています。

私は前から2列目だったため、指揮者の両サイド広がった二胡軍団しかほとんど見ることが出来ませんでした。しかし、二胡という楽器を目の前で見たのは初めてだったので、とても興味深かったです。弓を2本の弦の間に挟まっていて、その弓で2本の弦を擦って音をだすので、楽器と弓が組み合わさって1つの楽器となっているのです。弓はヴァイオリンなどより遥かにルーズにたわんでいて、これでちゃんと音が出るの?と思いましたが、ヴィブラートもポルタメントもグリッサンドもフラジオレット(のようなもの)も自由自在。シュトラウスのピチカート・ポルカまで聞かせてくれました。
そして、二胡(高胡)と並んで1stヴァイオリンを担当するのが、柳琴です。琵琶のような形の4本弦の楽器で、大きな高音が出て音質も美しく透明な楽器です。この柳琴がマエストロの正面の1プルトに2人並んでかなり目立っていました。

さて当日のプログラムですが、まず前半は中国の音楽。「春節序曲」という、どの楽器も最初から最後まで大音量で鳴らしまくりという何とも景気の良い曲で始まりました。プッチーニの「トゥーランドット」の旋律で有名な「茉莉花」という曲があったり、ひたすらに激しく力強い「抒情変奏曲」という曲があったり、楽しいものでした。それにしても、中国の現代の音楽は鳴らしまくりの行進曲風の音楽が多いのでしょうか?

後半は西洋音楽を編曲したものです。「ルスランとリュドミラ」序曲は、二胡軍団が素晴らしく速いテクニックを見せてくれましたが、しかし、やはりちょっと二胡でヴァイオリンと同じようなテンポ弾くというのは少々厳しかったかも知れません。その後も「アイネク」「カヴァレリア」間奏曲等々、あっと言う間のコンサートでした。

いつも私が聞いている音楽とは明らかに違って興味深いこともありますが、時に激しく、時に哀愁を帯びて、時に楽しく、こういうオーケストラも良いものです。
by hikari-kozuki | 2007-01-24 12:36 | Concert | Comments(0)
12月30日ウィーン・コンツェルトハウス 第九
ウィーンでの演奏会の最後は、ベートーヴェンの交響曲第九番、第九でした。
この日は昼にウィーンフィルのニューイヤーがあったので、ダブルヘッダーとなったのですが、ウィーンフィルとウィーン響を1日で両方聞けるなんて贅沢ですね。

第九は日本だけの年末の風物詩、と思っていらっしゃる方も多いでしょうが、もともとはドイツの風習で、ローゼンシュトックがN響で始めたといわれています。もちろんドイツやオーストリアでは、第九はベートーヴェンの交響曲の中でも特別な曲なので、現在の日本のようにプロもアマチュアも猫も杓子も第九!という状況ではなく、プロのオーケストラがキチンとした演奏会として上演することが多いようです。

さて当夜の第九はウィーン響の本拠地、コンツェルトハウスの大ホールでした。指揮は、ここのところ八面六臂の活躍を続けるファビオ・ルイージ。普段はオケピットに入っていることが多いので、彼の指揮ぶりをたっぷり見たのはおそらく初めてだと思うのですが、非常にダイナミックで全身を使って指揮をするのです。小柄で線が細くて銀行員のような容貌からはとても想像出来なかったのですが、見てるだけでこちらが疲れてしまうほどのハッスルぶりでした。
合唱はウィーン・ジングアカデミー、ソリストはソプラノにスーザン・アンソニー、アルトにジェーン・ヘンシェル、テノールにロベルト・ガンビル、バスにヨン・クワンチュルというメンバーでしたが、圧倒的に良かったのは韓国人のバリトン、ヨン・クワンチュル。小柄ですが、朗々たる美声の持ち主で、フォームもしっかりしていて安定があります。彼は主にベルリン国立で活躍をしていましたが、欧米の主要歌劇場から次々にオファーがかかるようになり、現在最も注目されているバリトン歌手の1人でしょう。

以上、すっかりウィーンのレポートが長くなってしまいましたが、これで終了します。
by hikari-kozuki | 2007-01-17 11:53 | Concert | Comments(9)
12月30日ウィーン楽友協会大ホール ニューイヤーコンサート
世界でもっとも多くの人が見るクラシックの番組といえば、1月1日恒例のウィーンフィルによるニューイヤーコンサートでしょう。ライヴ放送で40カ国以上の国へ放送されます。
このニューイヤーコンサートは、まったく同じプログラム、メンバーによって3回の演奏会が行われます。12月31日の夜に行われるジルベスターコンサート、そして12月30日のマチネのコンサートです。私は12月30日のコンサートを見ましたが、この日はオーストリアの軍人さんたちが招聘されるコンサートのようで、2Fバルコン・ローゲンの席はすべて軍服に身を包んだ軍人さんたちで埋め尽くされ、壮観でした。

もちろん素晴らしい演奏会でしたが、1月1日の夜にライヴ中継を見た方も多いでしょうから、演奏会の内容に関して詳しくは触れません。4度目の登場となったズビン・メータが見事は指揮を見せてくれました。お約束のアンコール曲「美しき青きドナウ」の冒頭を中断した直後のメータのスピーチでは、ウィーンなまりのドイツ語で、「明けましておめでとう、明後日に!」と言って、笑いを取っていました。
今年の傾向としては、あまり有名な曲はなく、またヨハン・シュトラウス二世の曲は比較的少なく、彼の弟のヨーゼフやエドワードの曲やお父さんのシュトラウス一世の曲がかなり入っていましたね。

2008年は、ヴェテランのフランス人指揮者で、ジョルジョ・プレートルが初登場する予定です。まさかプーランクはやらないと思いますが。
by hikari-kozuki | 2007-01-16 12:00 | Concert | Comments(0)
12月29日(金)フォルクスオパー オペレッタ「こうもり」
この日は世界で1番有名なオペレッタ、ヨハン・シュトラウス二世の「こうもり」の上演でした。このオペレッタは、物語が大晦日の話なので大晦日に上演されるのがドイツ語圏では常識になっています。しかし最近では大晦日だけでなく、年末から正月明けにかけて繰り返し上演されるのがスタンダードのようです。さて、当夜はオペレッタの総本山ともいうべきウィーン・フォルクスオパーで、更には新演出によるプレミエ公演だったのです。

演出はウィーンが生んだ名脇役テノールのハインツ・ツェドニク。実は彼の演出による「こうもり」は2006年5月に新国立劇場で上演されており、この新国の演出が彼の演出家デビューということでした。当然のことながら、私はこのフォルクス・オパーの新演出も新国と同じVer.になると思っていたのですが、その予想は良い意味で裏切られました。百戦錬磨の歌手出身の演出だけあって、オーソドックスな直球勝負の舞台という点は新国もフォルクスオパーも同じでしたが、今回のステージは更にアップグレードしている感じだったのです。舞台のセット自体も歌手たちの動きも照明も細かい小道具もかなり違うので驚きました。それだけ引き出しが多いということなのでしょう。

さてキャストですが、おそらく現時点でフォルクスオパーのベストに近いメンバーだったのではないでしょうか?個々のレヴェルも高く、アンサンブルもバッチリで、もちろん演技も上手い歌手たちばかりでした。まず主役の2人はアイゼンシュタインはバリトンのセバスティアン・ホレチェク、ロザリンデはアレクサンドラ・ラインプレヒト、2人とも声量十分で演技も実に達者。アデーレはソプラノのナタリー・カールでしたが、2幕で突如降りてしまい、3幕は別のソプラノが登場しましたが、この代役のソプラノもカール以上に上手く、さすがはフォルクスオパーという感じでした。イーダのウルリケ・バイムポルトは、2幕でピチカート・ポルカをわざと下手に踊るシーンなど上手いものでした。オルロフスキーのエヴァ・マリア・マロルド、ファルケのマティアス・ハウスマンは共に朗々たる美声で、国立歌劇場に出ていても決しておかしくないでしょう。アルフレードのダニエル・ベーレ、フランクのカルロ・ハルトマンらも良かったです。
by hikari-kozuki | 2007-01-15 20:40 | Opera | Comments(0)
12月28日(木)ウィーン国立歌劇場バレエ「くるみ割り人形」
クリスマス・シーズンに家族で見に行くオペラの代表格が「ヘンゼルとグレーテル」なら、バレエの場合は文句なく「くるみ割り人形」ということになります。12月に入るとヨーロッパ中の劇場で「くるみ割り人形」が上演されます。
もちろん大人も子供も楽しめるということもありますが、舞台がクリスマス・イヴというからでしょう。

この作品は、ホフマンの原作を大デュマが「くるみ割り人形とねずみの王様」というタイトルの童話に書き直したものがベースになっています。そして、台本をマリウス・プティパ、音楽をチャイコフスキーが書き、レフ・イワノフが振り付けて1892年12月にサンクトペテルブルクのマリインスキー劇場で初演されました。
現在ウィーン国立歌劇場で上演されているのは、イタリア人のレナート・ザネッラによる版で、最後はクララとアレクセイの盛大な結婚式で終わる舞台です。

私自身、バレエは専門分野ではありませんので、あまり詳しくありませんが、「くるみ割り人形」は、「白鳥の湖」「眠れる森の美女」と並び、チャイコフスキーの3大バレエと呼ばれます。しかし、音楽は素晴らしいが、振付けの完成度は他の2作品に比べてやや低いと言われています。

さて当夜ですが、美しい良い舞台でしたし、ダンサーたちのレヴェルも高かったと思います。しかし、ウィーン国立歌劇場管弦楽団は、あまり感心しませんでした。エース級はウィーンフィルのニューイヤーコンサートの準備や様々な演奏会で忙しいため、ピットには入らないのでしょう。しかし、明らかにずれてしまったり、管楽器が簡単に音を外してしまったりと、およそ通常オケピットから聞こえる音とは違う感じでした。バレエだからメンバーを落としていたとは考えたくなりませんが、指揮が熟練のヴェテラン、ミヒャエル・ハラスだったことを考えるとオケの問題にような気がします。
by hikari-kozuki | 2007-01-12 17:33 | Concert | Comments(0)
12月27日(水)フォルクスオパー「ヘンゼルとグレーテル」
昨年末のブログでも書きましたように、クリスマスから年末にかけて、ずっとウィーンに滞在していたので、この時期に恒例と言われるオペラ、コンサートをほとんど見ることが出来ました。簡単に紹介していきます。

まずはフォルクスオパーの「ヘンゼルとグレーテル」。
フンパーディンクの傑作オペラですが、もちろんまの有名なグリム童話を原作としています。しかし、原作にあるようと残酷なシーンはまったくなく、老若男女を問わず楽しめる美しいオペラとなっています。ヨーロッパでは、クリスマスには家族揃ってこのオペラを見に行くことが定番となっていますが、その中でもフォルクスオパーは最高峰と言えるものでしょう。

指揮は、アンドレアス・シュッラー、ヘンゼルはメッツォのエヴァ・マリア・リードゥル、グレーテルはソプラノのバルバラ・パイハ、お母さん役ゲルトルートはメッツォのハイディ・ブルンナー、お父さん役ペーターはバリトンのアイナー・グートムントソンというキャストでした。さすがに歌も演技も上手く、観客はとても喜んでいました。

そして驚いたのは、魔女役が何とマーラ・ザンピエーリだったのです!!言うまでも無く、スカラ座を中心に活躍した世界的なドラマティコのソプラノで、アジリタも上手く、一世を風靡した名歌手でした。最近はさっぱり名前を聞かないと思っていたので、とても懐かしかったです。普通の公演ではありえないことですが、この往年の名歌手を称えて、カーテンコールでは魔女役の彼女が最後に登場。さすがにウィーンっ子たちも良く知っているもので、万雷の拍手を贈っていました。しかし残念ながらまだ54歳という若さにもかかわらず、往年の声は殆ど失われてしまっていて、もっぱら演技で観客を魅了していました。やはりドラマティコの歌手は短命なのでしょうか。
by hikari-kozuki | 2007-01-10 16:01 | Opera | Comments(0)
新年、明けましておめでとうございます。
明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

暖冬のウィーンより1月1日に帰国し、12月30日に楽友協会で見たニューイヤーコンサートのプレ・コンサートをNHKの生中継で見ましたが、さすがウィーンフィル、他のオーケストラでは決して出せない味や雰囲気を惜しげもなく聞かせてくれます。

今年もオペラツアーだけでなく、合唱団やオーケストラの演奏旅行等、各種音楽ツアー等に頑張っていこうと思っています。
オペラツアーの方は2月26日発チューリヒ、ミラノ、ウィーン6泊8日間と3月26日発パリ、ウィーン8泊10日間のコースを催行致しますが、特に2月26日発の方は15名様の定員にあと2名様となっておりますので、お早めにお申込み下さい。

また、昨年より始めました主催コンサート事業も充実させ、1人でもクラシックファンが増えるようになればいいと思っています。
近々には2月6日(火)に目白の東京カテドラルで「六本木男声合唱団のコンサート」。そして3月6日(火)のカワイ表参道のコンサートサロンと7日(水)の紀尾井ホールと3月9日(金)の香川県民文化会館での「パヴェル・ギントフ・ピアノリサイタル」がございますので、皆様方どうぞ足をお運び下さい。
by hikari-kozuki | 2007-01-05 16:49 | Others | Comments(0)






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