エキサイトブログ ホーム | ブログトップ | サイトマップ
カテゴリ:Opera&Concert( 16 )
ここ3ヶ月のオペラとコンサート 第5回
9月28日(日)グローブ座 ミュージカル「アプローズ」
 劇団四季も宝塚も松竹も観たことがない私は、日本ではミュージカルは生まれて初めて観たのかも知れません。しかも今回は、GPを含めて2度も観たので、かなり細かいところまで詳しくなってしまいました。さて、このミュージカルの原作は古いハリウッド映画「イブの総て」で、アメリカの演劇界の女優同士の確執を描いたものです。主役の2人は、前田美波里さんと、元宝塚宙組トップの貴城けいさん。2人とも演技も歌も踊りも上手く、凄い存在感でした。あまりミュージカルのことは分かりませんが、レヴェルは凄く高いもだと思います。
 さて、なぜ私がこのミュージカルを2度も観る事になったかというと、それは前田美波里さんの恋人役でバリトンの宮本益光さんが出演したからです。オペラ界きっての演技派として有名な宮本さんなので、大女優たちと共演しても決して引けを取ることはありません。しかし、ミュージカルとオペラの最大の違いでもあるのですが、このミュージカルでも歌はすべてマイクを使って歌うことになります。宮本さんは、マイクを使っても基本的には歌唱フォームを変えずにクラシックの発声でそのまま歌っていたようですが、それでもやはり声自体の大きさ、響き方、通り方が全然違うので、やや違和感があったことは否めません。しかし、宮本さん以外のオペラ歌手であそこまで出来る人は絶対にいないでしょう。宮本さんのことですから、このミュージカルを経験されたことによって、オペラを歌う上でも何らかプラスになることを見つけたことと思います。
by hikari-kozuki | 2008-12-08 12:53 | Opera&Concert | Comments(0)
ここ3ヶ月のオペラとコンサート 第3回
9月14日(日)東京文化会館 二期会オペラ「エフゲニー・オネーギン」
 この公演は、いろいろなところで書いたりしているのでごくごく簡単に。鬼才コンヴィチュニーが1995年にライプツィヒのプレミエために作った舞台で、何度かのVer.アップがなされ、非常に良く出来たプロダクションです。特に今回はコンヴィチュニー本人が30日稽古に立ち会ったとのことなので、かなり完成度が高かったです。それよりなにより、歌手たちが良くロシア語を頑張ったと感心しました。もちろんロシア語のイントネーションの正しいか正しくないかなんて分かりませんが、どこかでセリフが落ちてしまうなんてこともなく、ちゃんとスラブ系民族の言葉のように聞こえました。歌手では、タチアーナの津山恵が、日生の「カプレーティ」のときよりもまた一回り成長しているようで、声のとても良く伸びていました。タイトル・ロールの黒田博は相変わらず良く鳴る美声で私はとても好きですが、演技的にはちょっと中途半端な感じもしました。レンスキーの樋口達哉も彼に良く合っているようで、有名なアリア「青春の日は遠く過ぎ去り」など、最高に良かったと思います。

9月15日(月)ラゾーナ川崎 ルチアーノ・パヴァロッティ一周忌追悼会
 これは演奏会ではありませんが、パヴァロッティのファンクラブ、チルコロ・パヴァロッティが彼の偉大な功績を偲んで手作りで開催した会でした。3部構成だったようですが、残念ながら第1部しか参加できなかったので、後半のミニコンサートは聞くことが出来ませんでした。第1部では、過去のオペラの名舞台の映像を流したものでしたが、若い頃の本当に素晴らしい映像がたくさんあって、とても懐かしかったです。やはりパヴァロッティは永遠です。

9月21日(日)諏訪湖ホテルロビーコンサート 店村眞積とN響の仲間達
 この諏訪湖ホテルのロビーコンサートへ行くのも何度目でしたでしょうか。今回のコンサートは
日本を代表するヴィオラの店村眞積がN響の仲間に声をかけて結成された弦楽四重奏団で、テクニックもハーモニーも申し分なく、日本有数のカルテットの1つです。当夜のプログラムは、バルトークの弦楽四重奏曲第3番とシューベルトの弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」でした。
by hikari-kozuki | 2008-11-27 13:32 | Opera&Concert | Comments(0)
ここ3ヶ月のオペラとコンサート 第2回
昨日の続きを。

9月10日(水)王子ホール 河野明子&一世(Issei)ジョイントリサイタル
 このコンサートはクローズドなもので、浜松町の世界貿易センタービルにある、ながさき内科の10周年記念として行われたものです。一世さんはこのブログでも何度も触れてきましたが、とても素敵なピアノを弾かれる天才肌の方です。河野明子さんは私の大学の後輩ですが、透明感の高いとても美しい声で活躍中のソプラノです。当夜は前半が一世さんピアノ独奏、後半は河野さんのソプラノ独唱に一世さんの伴奏という形でしたが、2人の息もピッタリでとても良いコンサートでした。
なお、主催者のながさき内科の長崎綾子院長は私の主治医の先生なのですが、ピアノや作曲を一世先生に習い、声楽を河野明子先生に習い、しかも私とは青山女声合唱団(通称:青女)でご一緒するほど音楽がお好きな方です。サプライズで彼女が作曲した曲を河野さん一世さんが披露してく下さいましたが、哀愁を帯びたもの悲しい旋律が印象的な曲でした。

9月12日(金)高輪区民センター区民ホール イタリアサロンのクラシック・カンツォーネ
 テノールにチェロ、ピアノというトリオで、イタリアで活躍する3人によるコンサートでした。テノールの榛葉昌寛、チェロのピエール・ルイージ・ルッジェーロ、ピアノのグイード・ガルテーリオは一昨年イタリア文化会館でも聞きましたが、情緒溢れる優雅なサロンスタイルのコンサートです。プログラムはトスティを始めとする19世紀にイタリアで活躍したロマンス歌曲ばかり。客席には普段あまりクラシック音楽に触れたことがないような方が多かったようですが、榛葉さんの巧みなトークや甘い歌に酔いしれていました。

9月13日(土)音楽スタジオ<FANTASTICO> コンチェルト・スプレンディド
 このスタジオを所有しているのはナポリ出身のピアニスト、エンツォ・ディアマリオで、当時のコンサートは、サックスの三四朗が旋律を吹き、エンツォさんのピアノ伴奏するという形態。曲目はナポレターナやカンツォーネ等、イタリアの曲ばかり。三四郎さんのサックスを聞くのは2度目でしたが、実に表情豊かで男性的な豪快な音から女性的で細やかな音まで自在に吹き分ける方です。彼としては、初めて挑戦するような曲も多かったようですが、エンツォさんの巧みな伴奏もあり、歌とは一味違うイタリアの歌を満喫しました。
なお、エンツォさんの奥様、玲子さんは私も大変お世話になっている方で、青女の中核メンバーでもあります。また、青女の練習も毎週このスタジオを借りて行っているのです。
by hikari-kozuki | 2008-11-26 15:48 | Opera&Concert | Comments(0)
ここ3ヶ月のオペラとコンサート 第1回
以前8月にも、演奏会のレポートをまとめて3ヶ月分書いたが、またもや溜まりに溜まってしまったので、思い出せるものだけをまとめて簡単に報告します。

8月2日(土)日生劇場 ファミリー・フェスティヴァル「アリスの歌修行」
 本公演は、日生劇場恒例の夏のフェスティヴァルの1つとして行われたもので、サブタイトルは、”宮本益光とクラシックコンサート!”というものでした。大人から子供まで楽しめる内容になっていて、演技して歌うだけなく、自ら構成まで努めた宮本益光の素晴らしいマルチプルな才能にただただ感嘆させられました。

8月3日(日)C.C.Lemonホール 戦争映画音楽傑作選”男たちへ”
 このコンサートは、第2回目らしいが、第1回目の主催者の1人、吉永聡が、今年の6月7日に49才の若さで急逝してしまったため、彼の追悼コンサートとして行われたものです。生前は私 も親しくさせて頂いたため、主催者から六男の有志メンバーと一緒にアンコールで2曲ほど合唱を歌って欲しいと頼まれて快諾したのです。ほんのちょっとだけですが、彼が生前好きだったという曲を歌ってきました。それにしても渋谷の公会堂がC.C.Lemonホールになっているとはまったく知りませんでした。

9月7日(日)第一生命ホール ロイヤルチェンバーオーケストラ特別l公演
 当日のプログラムは、モーツァルトの”フィガロの結婚”序曲に、ビゼーの”カルメン組曲”と”アルルの女組曲”というスタンダードナンバーに、コンチェルトが2曲でした。1つはプッチーニの”トゥーランドット幻想曲”で、ヴァイオリンの寺沢希美がソロを弾きました。
もう1曲はミュージカル・ソウ協奏曲。このブログでも何度か紹介してきましたが、日本ののこぎり演奏の第1人者サキタハヂメがこのために書き下ろしたミュージカルソウ協奏曲です。もちろん私も初めて聞きましたが、親しみやすい旋律やハーモニーの中にリズミカルな曲があったり哀愁を帯びた曲があったりと十分に楽しめる曲でした。さすがはのこぎりを知り尽くしている彼が作った曲です。ぜひCD化して欲しいものです。
 
 ところでこの演奏会とは関係ありませんが、サキタ氏はNHK教育TVで毎朝放送している子供向けの番組”シャキーン”で音楽を担当しています。私も今年の始めにこの番組の何曲か効果音のような声を入れるためにNHKのスタジオへ行ってきました。ほんのちょっとだけですが、主に低音を担当しましたので、ぜひ見る機会があれば、注目して聞いてみてください。

 またサキタ氏は、今月パリ、フィレンツェ、ローマへ演奏旅行へ行ってきました。各地でのコンサートは熱狂的に盛り上がったようで、大成功だったと聞いています。来年もヨーロッパへ演奏旅行へ行くそうなので、今後の活躍がますます楽しみです。
by hikari-kozuki | 2008-11-25 13:40 | Opera&Concert | Comments(0)
ここ3ヶ月のオペラとコンサート 第4回
*4月20日(日)ティアラこうとう大ホール 江東オペラ「カルメン」
 江東オペラというものに初めて行ってきました。まずティアラこうとうですが、それほど王冠みたいではありませんでしたが、中は立派なホールです。このホールが出来る前は江東公会堂と言ったそうですが、公会堂という感じでは全然ありません。
 さて、この江東オペラ、ソリストたちはすべてプロの歌手たちですが、合唱は江東オペラ合唱団というアマチュアのオペラ専門合唱団。このように実際にオペラの舞台に立つ合唱団が増えてきましたが、素晴らしいことだと思います。
 演奏の方ですが、どのキャストもまずまずだったと思います。特に目立ったのはホセの土師雅人とエスカミーリョの山口邦明。土師の方は声は良く出るし、アクートもなかなか強いし、演技も上手いしで、なぜもっと大きな舞台で活躍しないのだろう?と思うほど。ぜひまた聞いてみたい方です。山口邦明の方はこのブログでも何度も紹介してきた私の先輩ですが、この日は特に良かったと思います。もしかしたらエスカミーリョは合っているかも知れません。

そうそう、山口邦明バリトンリサイタルがあります。9月21日(日)と24日(水)のともに14時開演で、場所は表参道カワイのパウゼです。ぜひよろしくお願いします。

*5月27日(火)紀尾井ホール ヴィオラ・スペース2008
 ヴィオラ・スペースは、今井信子の発案で始まったコンサートとマスタークラスですが、今年で17回目を迎えました。ヴィオラは普段主役になることも滅多にない地味な楽器ですが、この活動によってかなり注目されるようになってきました。
 当夜も今井信子を始め、店村眞積や菅沼準二他、日本のトップクラスのヴィオラ奏者はほぼ全員集合というとても豪華な企画です。実際に演奏も素晴らしかったです。お客さんもかなり入っていたようなので、日本のクラシックファンも成熟してきたかな?と少し嬉しくなりました。
また、ご自身もヴィオラを弾かれる皇太子殿下もご来場になっていらっしゃいました。

*6月8日(日)東京オペラシティ 日本楽劇協会主催「初夏の夢」
 このコンサートはテノールの錦織健、ピアノの小原孝、河原忠之という3人のエンターテイナーたちが楽しいトークあり演奏ありの楽しいもの。3人の共通点は国立音大卒というところくらいですが、10数年前に1度同じ形態のコンサートがあって久々の第2回ということでした。3人ともかなりの実力派なので、コンサートも充実していました。
プログラムの最後の方で錦織健がクイーンの曲を絶唱、「私は世界で唯一、クリーンを原調で歌う男!」と豪語していましたが、確かにあれだけのアクートをほとんどファルセットを使わずに本格的な発声で歌うのは凄いことです。 

 
by hikari-kozuki | 2008-07-18 14:01 | Opera&Concert | Comments(0)
ここ3ヶ月のオペラとコンサート 第2回
*4月8日(火)サントリーホール 三枝成彰作曲オペラ「悲嘆」
 この作品は世界初演の書き下ろしたモノ・オペラでした。モノ・オペラとは舞台上に登場する人が1人だけで、その1人によってストーリーが展開していくという特殊な世界です。あまり見る機会もありませんが、私が最後に見たのは10年くらい前にボローニャで見たプーランクの「人の声」だったでしょうか。ライナ・カバイヴァンスカの素晴らしい演技力と存在感に圧倒された記憶があります。ともかくモノオペラの場合、当然のことではありますが、その歌手の出来でほとんどすべてが決まってしまいます。

 この「悲嘆」の主役はソプラノの中丸三千繒。結論から言うと、素晴らしい出来だったと思います。このリブレットを書いたのは、は英国人のアーノルド・ウェスカーだったので、言語はすべて英語でした。もともと彼女は英語が流暢ということもありますが、これだけの長いモノオペラ(休憩なしで80分)を完璧に暗譜をしたというのは凄いことです。また、その豊かでダイナミックな表現力、力強く疲れることを知らないアクート、自由自在なディナミーク等々、まさしく彼女のために書かれたようなオペラ、そしてトミコ役でした。 

 さてこのオペラ、舞台は1937年、2・26事件がテーマになっています。実在の人物で、将校の妻であるトミコの心の葛藤、そして彼女の視点から事件を描いたものでした。
by hikari-kozuki | 2008-07-15 15:08 | Opera&Concert | Comments(0)






Copyright © 1997-2004 Excite Japan Co., Ltd. All Rights Reserved.
免責事項 - ヘルプ - エキサイトをスタ-トペ-ジに | BB.excite | Woman.excite | エキサイト ホーム