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9月5日(金)林美智子リサイタル
ザルツブルクから張り切って投稿したものの、またブランクが空いてしまいごめんなさい。

このコンサートは、二期会のディーヴァで、メッツォ・ソプラノの林美智子のリサイタルで、彼女のCD「地球はマルイぜ 武満徹 SONGS」の発売を記念して行われたもの。場所は初台の東京オペラシティーリサイタルホールで、プログラムはCDの中から選りすぐった曲ばかりのオール武満徹というコンサートでした。

一言で彼女を表現すると、実に歌が上手くてスターのオーラがあって、頭の良い人、という印象です。新国のオペラ研修所第1期生で、新国や二期会のオペラにも数多く出演していますので、私も何度も見ていますが、いつも完成度の高い役作りをしています。

日本語の歌詞をとても大切にしていて、イントネーションが美しく、とても聞きやすい日本語で歌ってくれます。また歌自体は表現力や色彩感覚に富み、決して1本調子になることなく、曲によってさまざまな表情を見せ、決して観客を飽きさせることがありません。更に目に非常に力があって、彼女の表情や目を見ているだけできっとファンの人たちは魅せられるはずです。

しかし、以前から気になっているのですが、中音域(GからHくらい)で時々声が掠れてしまうレンジがあって、その頻度が増えてきている感じなのです。あれほどテクニックが抜群の彼女のことですが、発声的な問題なのではなく、声帯そのものに問題があるような気がします。もちろん単なる声帯の疲れとかであればよいのですが。私は医者ではありませんので、休んだ方が良いのか今後どうすれば良いかは分かりませんが、音声障害などにならないことを祈っています。

彼女は日本オペラ界の逸材だと思います。日本では数少ない貴重な本格的なメッツォ・ソプラノなので、ありとあらゆるオペラの役が来るでしょうし、コンサート歌手としてもこれだけ活躍しているのですから、休むこと難しいのかも知れませんが、ステージが多すぎるのではないでしょうか?どうぞ声帯を大切にして欲しいものです。
by hikari-kozuki | 2008-09-11 17:22 | Concert | Comments(0)
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