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兵庫県立芸術文化センター「メリー・ウィドウ」
兵庫県立芸術文化センター(芸文と呼ばれているらしい)がオープンしてから3年弱が経ちましたが、今まで不思議と縁がなく、遂に先日、芸文デビューを果たしました。

私が行ったのは7月6日(日)の千秋楽。阪急電鉄の西宮北口(これも西北と呼ばれているらしい)の駅から直結していて、とても便利。それにしても、関西の人は何でも略すのが本当にお好き!「ドンジョ」「ドンジョ」と言うので、「緞帳」のことか、もしくはヤッターマンの「ドロンジョ」のことかと思ったら、モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」だったのでびっくり記憶があります。

さて、この芸文ですが、素敵なフレンチのレストランを持っていて、開演前には長い行列が出来ているほどの人気でした。大中小と3つのホールを持っていて、そのうち大ホールは4層で2,001席の大変立派なホールです。音響もとても良いようでした。ホワイエは高い天井を持ち、びわ湖ホールのように窓も大きく陽の光がふんだんに入ってきます。

さてこのオペラ、いえオペレッタ「メリー・ウィドウ」ですが、佐渡裕芸術監督のもと、見事なまとまりを見せていました。
まず驚いたのは、ステージや衣装が大変豪華で、しかも洗練されていること。とても良いセンスを感じました。これで1番高い席が12,000円とは信じられません。もちろん兵庫県がバックについているから可能なのでしょうが。

主役クラスの歌手はほとんど東京で活躍している人たちでしたが、芸達者なメンバーが多く、このオペレッタにふさわしい歌手陣だったと思います。ダンサーのレベルもかなり高かったと思います。またオーケストラもマエストロの情熱的なタクトのもと、非常に良くまとまり、しかも音色も
素晴らしいものでした。

特徴的だったのは、元宝塚のスター平みちと落語家の桂ざこばが狂言回しのような役柄で舞台狭しと動き回り、盛り上げていたことです。ああこれは普通のメリー・ウィドウではなく、関西風のメリー・ウィドウなんだと何度も思いました。

そして、さらに驚いたのは、フィナーレです。フィナーレとカーテンコールの境目がはっきりと分からないまま、延々とスタンディングオベーションの大喝采が続き、20分以上カーテンコールが続いたでしょうか。1幕フィナーレの有名な”女、女、女”の7重唱など、何度聞いたか分からないほど繰り返し演奏されました。

唯一残念だったのが、オケのコントラバスの1人が、演奏中、何度もデジカメで舞台の様子を撮影していたことです。フラッシュは切っていたようですが、赤外線のビームのようなものが何度もピットの中で光り、非常に気になりました。幾ら無礼講のオペレッタといっても、やっていいことといけないことがあると思います。もしかしたら主催者か誰かに頼まれてやったことなのかもしれませんが、決して許されないことだと思います。



ともあれこの関西風オペレッタ、大満足でした。ぜひ今後にも期待したいです。
by hikari-kozuki | 2008-07-10 18:47 | Opera | Comments(0)
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