エキサイトブログ ホーム | ブログトップ | サイトマップ
3月22日(土)府中の森劇術劇場「クールドゥシャンブル」
クール・ドゥ・シャンブルというのはアマチュアの混声合唱団ですが、ルネッサンス、バロック期の作品を中心に活動していらっしゃる団です。主宰で指揮を務める小泉明子先生は、バロックを専門にしていらっしゃる方で、とても造詣が深く、情熱的な指導をされる方です。小柄ながら背筋がピンと張り、指揮ぶりも非常に歯切れが良く、見事な統率力でした。
合唱の方は個人個人に飛びぬけた力はないものの、ハーモニーが良く溶け合って、17世紀の音楽の香りがする演奏だったと思います。
オケは古楽器オーケストラという20人弱の当時の編成によるプロの楽団で、こちらも素晴らしい演奏でした。

曲目は、モーツァルトのK.321とK.339の「ヴェルペレ」を2曲、モーツァルトが13歳の時に書いた「ドミニクスミサ」K.66というプログラムで、日本ではあまりメジャーな作品とは言えませんが、いずれも珠玉の作品です。

ソリストもそれぞれに良かったと思ますが、特に感心したのが、ヴェルペレ2曲のソプラノソロを歌った文屋小百合。澄んで透明感の非常に高い美声、高音から低音まで抜群の安定感があり、しかもノーブルでフレージングも的確で力みのないフォーム。こんな素晴らしい宗教曲のソリストは久しぶりに聞きました。二期会の会員らしいですが、今まで私はたまたま聞いたことがなかったのでしょうが、ぜひオペラ等も聞いてみたいと思いました。
by hikari-kozuki | 2008-04-07 18:23 | Concert | Comments(2)
Commented by 文屋小百合の夫です at 2008-05-01 10:46 x
べた褒めのコメントありがとうございます。明日5/2(金)調布文化会館たづくり くすのきホールで「フィガロの結婚」伯爵夫人役で出演します。もし都合が宜しければ。。。
Commented by hikari-kozuki at 2008-05-08 08:06
べた褒めではありません。本当にいいと思ったから書いたのですよ。
4月23日から長い出張に出ておりまして、今はまだウィーンにいるのです。コンテッサはきっと文屋さんにピッタリだと思うので非常に残念ですが、またの機会にぜひご連絡下さい。



<< 3月31日(月)オペラシティ・ガラ 3月20日(祝)国際フォーラム... >>






Copyright © 1997-2004 Excite Japan Co., Ltd. All Rights Reserved.
免責事項 - ヘルプ - エキサイトをスタ-トペ-ジに | BB.excite | Woman.excite | エキサイト ホーム