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2月9日(土)新国立劇場「サロメ」
この日は都内もかなりの量の雪が降りましたが、この公演はマチネだったため影響はありませんでした。

このプロダクションは、ミュンヘンのバイエルン国立歌劇場のもので、新国でも何度か再演している舞台。舞台の中央にヨハナーンが地下に幽閉されている古井戸の大きな丸扉が鎮座しています。時代の読み替えやとんでもない演出も多い中、重厚でオーソドックスな良い舞台だと思っています。

タイトルロールはヨーロッパでも名前が売れ始めているナターリア・ウシャコワ、ロシアの若いソプラノです。サロメ役というと髪を振り乱して怒鳴るというソプラノが多い中、彼女は理性を適度に保ちながらの舞台で、なかなか良かったと思います。7つのヴェールの踊りに関しては、もっと酷いものをたくさん見てきているので、私は大健闘だったと思います。サロメの横でバレリーナが踊るなんていう演出よりは、多少スタイルが悪くて踊りが下手でも臨場感がありますし、それなりに官能的(太っているから?)でもありました。
ヘロデのテノール、ヴォルフガング・シュミットはさすがの存在感で、演技も抜群に上手いですが、あの透明感の低いギザギザしたタイプの声は好きではありません。
一方、ヨハナーンのバリトン、ジョン・ヴェーグナーは良く鳴ってしかも密度の濃い美声で、素晴らしい声です。歌唱自体はやや1本調子な感じもしますが、ヨーロッパにもあまりいない正統派のバリトンです。
ヘロディアスの小山由美、ナラポートの水口聡という日本人2人も決して上記3人に負けておらず、健闘していました。
指揮は若干34歳の新鋭トーマス・レスナー。手堅くまとめていたと思います。

なお、この日はオペラの後、男の隠れ家オンラインの筆者有志たちの飲み会があり、超個性的な面々とのトークは楽しかったです。
by hikari-kozuki | 2008-02-14 18:35 | Opera | Comments(0)
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