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1月22日(火)新国立劇場 「ボエーム」
2008年の今年、いろいろなシーンで言い続けていますが、プッチーニの生誕150周年です。それに合わせて新国の新年第1弾は「ボエーム」でした。

この公演、昨年末にチケットを取りましたが、週末はすでに完売してしまっていて、結局取ったのは火曜日の14時開演という平日のマチネです。しばらく前から始まったシステムなので、もう驚きませんが、ほぼ満席になっていたのには驚き!!退職をされた方か、暇なご夫人方ばかりかと言うとそうでもなく、何とも不思議な感じがします。夜のお仕事をされている方、夜は何かの都合でNGの方もきっと大勢いらっしゃるのでしょうね。

さて前置きが長くなりました。この粟国Jr.の演出は、再演なので見た方も多いでしょうから詳細は省きますが、セットの家や壁が動き、空間に無駄がなく、そこそこに豪華な感じもするというとてもセンスを感じる舞台です。

歌手陣では、ミミ役のスペイン人ソプラノ、マリア・バーヨが別世界の素晴らしさ。まず声自体が美しく、テクニックも確かで高音から低音まで、ppからffまでまったくポジションがぶれることがありません。特に1幕フィナーレのロドルフォとの2重唱で最後のCの音を非常に良く通る美しいppで歌いきったのには驚きました。
テノールの佐野成宏にはちょっとがっかり。日本のトップテノールと自他ともに認めている歌手ですが、1幕では、4幕までの長丁場を意識したかのように軽く無難に歌っているだけで、やはりテノールは血沸き肉踊るパッションがないといけません。しかも”冷たき手”ではお約束の半音下げでアクートはH。アリアの前の通常半音下げるところとはちょっと違うところで下げたので、気がつかなかった人も多いかも知れませんね。
マルチェッロのドメニコ・バルザーには初めて聞いた歌手ですが、ブリランテでとても良く通る声を持っています。やや浅めのハイ・バリトンなので好き嫌いはあるかも知れませんが、私は大きな素質を感じました。ただ演技はちょっと硬い感じでしょうか。
ショナールの宮本益光は、存在感を出すのが難しい役柄ながらさすがに演技派で、細かいしぐさまで計算され、そして周りとの調和も取っていました。
コルリーネの妻屋秀和とムゼッタの塩田美奈子もまずまずでした。

昨年の「運命の力」でもとても良かった指揮のマウリツィオ・バルバチーニと東響のコンビは、今回も良く流れる音楽を聞かせてくれました。しかし、歌手とはちょっとずれるシーンもあったりして、そのあたりは練習不足なのでしょうか?
by hikari-kozuki | 2008-01-24 16:33 | Opera | Comments(0)
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