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3月23日(金)東京芸術劇場中ホール、オペレッタ「ミカド」
これも時間が経ってしまったため、細かいところは忘れてしまっています。最初に謝っておきます。すみません。

英国人作曲家サリヴァンの代表作「ミカド」は、オペレッタ史上でも重要な作品となっていますが、台本を書いたギルバートとのコンビで数々の作品を残しました。舞台は、日本の架空の町、ティティプ(Titipu)。そこへミカド(帝)が来ることになって大騒ぎ、という実に他愛も無い話しです。当夜のヴァージョンは、Titipu=秩父(Chichibu)に違いないということにしてしまって、すべて秩父に置き換えてしまったものです。これは、永六輔さんが言い出したことらしいですが、どうも本当の可能性が高いようです。初演(1885年)の前年に起きた有名な秩父事件がイギリスの新聞でも掲載されたことや、ヘボン式が採用される前の日本では、チチブのスペルは”Chichibu”ではなく、”Titibu”と表記されていたことなどが根拠のようです。ともかく秩父の方たちは、2001年の秩父市制50周年でこのヴァージョンを上演して以来、東京公演などを経て、2006年には英国バクストンでの第13回ギルバート&サリヴァン・フェスティヴァルのゲストとして呼ばれ、大好評を得たそうですから凄いものです。

主役の秩父の町娘ヤムヤムはソプラノの羽山弘子。声が美しいだけでなく、力強い発声も可能なソプラノです。演技も上手ですし、小柄ながら華があって、今後きっと活躍することでしょう。相手役の布施雅也は、テノーレ・レッジェーロで、透明感が高く柔らかい声、高音から低音まで無理の少ない発声でフレージングも上手い。しかも演技派でお茶目さん。当夜は日本語による上演でしたが、時々英語を混ぜていました。布施雅也は、その英語をいかにも日本人のベタベタな感じでわざとらしく発音し、盛んに笑いを取っていました。
他のキャストもなかなか歌も演技も踊りも上手い芸達者なメンバーが揃い、楽しいステージとなりました。
by hikari-kozuki | 2007-04-13 23:03 | Opera | Comments(4)
Commented by ポポロ at 2007-04-14 06:26
こんなページがあります。
Commented by 坂下 at 2007-04-15 12:14
なごとむつです。初めて見ました。
Commented by hikari-kozuki at 2007-04-17 09:52
ポポロさんありがとうございます。秩父の方たちの情熱は凄いですね。私の大学時代の友人にも秩父出身のバリトンがいました。
Commented by hikari-kozuki at 2007-04-17 09:53
なごちゃん、むっちゃん、こんにちは。その後元気ですか?おじちゃんは遂にタバコをやめました。また遊びに行きますね。
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