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3月31日(土)紀尾井ホール「コーロ・レ・ラーネ」コンサート
女声合唱団「コーロ・レ・ラーネ」のコンサートに行ってきました。1962年設立の歴史を誇り、45周年ということで、私よりも1つ年下ということになります。それもメンバーの方々を見回しますと、45年前とほぼ同じ方たちのようなので(失礼!)、凄いことです。 私は同団の演奏会は初めてだったのですが、プログラムを見ますと、数回の海外公演や数々のコンクールへの入賞歴があるようで、実力派合唱団です。お客様も800名収容の紀尾井ホールがほぼ満席ということで、本当に見習いたいものです。

当日のプログラムは4部構成で、バラエティーに富み、盛りだくさんな内容でした。まず、ハンガリーの現代作曲家オルバーンの「ミサ曲第6番」。合唱曲のスペシャリストとして日本でも人気が高い作曲家の代表作の1つです。次に中島はる作曲、峯陽訳詞「現代訳・萬葉集」より萬葉・防人の歌”手放れ惜しみ”。尺八の岩田卓也、箏の山名玲璃という2人の若き邦楽奏者をソリストに迎え、防人の歌に現代の詞を組み合わせた素敵な曲でした。第3部は「TOKYO物語」というタイトルで、リンゴの唄、東京ブギウギ、銀座カンカン娘など終戦直後の日本歌謡史に残る名曲をメドレーで繋いだもので、とても楽しそうに歌っているのが印象的でした。曲に合わせて簡単なレビューショーのような振り付けやダンスもあったのですが、本当にぴったりと良く合っていて、相当練習を積んだものと思われました。そして、最後の第4部は、バーンスタインの傑作「ウェストサイド物語」の名曲の数々でしたが、情感たっぷりに歌い上げられ、お客さんたちも大喜びでした。

さて肝心な彼女たちの歌ですが、一言でいうととても良く合っています。ご年配の方々の合唱団になると(何度もすみません)、どうしても自分の声や音程がコントロール出来なくなり、バラバラになってしまいます。しかし彼女たちは、ありがちな波の大きな聞き苦しいヴィブラートもなく、音質も良く揃っています。無理に大きな声を出して、自己主張に命を賭けている人もいません。かと言って、厳しく統制を義務付けられているという感じでもなく、適度に個人の声も聞こえたりして、アマチュアとしては理想的な女声合唱団のスタイルと言えるでしょう。他のパートの声を良く聞き合ってハーモニーを作っていることも良く分かります。きっと指揮の増井信貴氏、指揮兼合唱指導の臼木由利子さんの指導が素晴らしいのだと思います。
もう1つ感心させられたのは、この膨大なプログラムをすべて暗譜で通したことです。聞けば、コンサートはいつも暗譜でやるとのこと、なかなか出来ることではありません。先生達の指導の力だけではなく、個人個人が自宅で譜読みを頑張っているのでしょう。
最後に1つだけ注文を付けさせてもらうと、最後のプログラムの「ウェストサイド物語」の歌詞がほとんど聞き取れませんでした。まずカタカナ英語になってしまっていることと、子音やイントネーションの場所が不適格であると思われます。決して練習不足ではないと思いますので、ネイティヴの方にイントネーションやアクセント、発音を指導して頂くことをお勧めします。たとえば、我々六男で英語の曲をやる時は、ケント・ギルバートの厳しい発音指導があります。イタリア語やドイツ語の歌の発音は素晴らしくても英語はなまじ日本人に浸透しているだけにダメな合唱団は結構多いものです。

今後のますますのご活躍に期待しています。
by hikari-kozuki | 2007-04-05 17:07 | Concert | Comments(0)
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