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12月29日(金)フォルクスオパー オペレッタ「こうもり」
この日は世界で1番有名なオペレッタ、ヨハン・シュトラウス二世の「こうもり」の上演でした。このオペレッタは、物語が大晦日の話なので大晦日に上演されるのがドイツ語圏では常識になっています。しかし最近では大晦日だけでなく、年末から正月明けにかけて繰り返し上演されるのがスタンダードのようです。さて、当夜はオペレッタの総本山ともいうべきウィーン・フォルクスオパーで、更には新演出によるプレミエ公演だったのです。

演出はウィーンが生んだ名脇役テノールのハインツ・ツェドニク。実は彼の演出による「こうもり」は2006年5月に新国立劇場で上演されており、この新国の演出が彼の演出家デビューということでした。当然のことながら、私はこのフォルクス・オパーの新演出も新国と同じVer.になると思っていたのですが、その予想は良い意味で裏切られました。百戦錬磨の歌手出身の演出だけあって、オーソドックスな直球勝負の舞台という点は新国もフォルクスオパーも同じでしたが、今回のステージは更にアップグレードしている感じだったのです。舞台のセット自体も歌手たちの動きも照明も細かい小道具もかなり違うので驚きました。それだけ引き出しが多いということなのでしょう。

さてキャストですが、おそらく現時点でフォルクスオパーのベストに近いメンバーだったのではないでしょうか?個々のレヴェルも高く、アンサンブルもバッチリで、もちろん演技も上手い歌手たちばかりでした。まず主役の2人はアイゼンシュタインはバリトンのセバスティアン・ホレチェク、ロザリンデはアレクサンドラ・ラインプレヒト、2人とも声量十分で演技も実に達者。アデーレはソプラノのナタリー・カールでしたが、2幕で突如降りてしまい、3幕は別のソプラノが登場しましたが、この代役のソプラノもカール以上に上手く、さすがはフォルクスオパーという感じでした。イーダのウルリケ・バイムポルトは、2幕でピチカート・ポルカをわざと下手に踊るシーンなど上手いものでした。オルロフスキーのエヴァ・マリア・マロルド、ファルケのマティアス・ハウスマンは共に朗々たる美声で、国立歌劇場に出ていても決しておかしくないでしょう。アルフレードのダニエル・ベーレ、フランクのカルロ・ハルトマンらも良かったです。
by hikari-kozuki | 2007-01-15 20:40 | Opera | Comments(0)
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