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2006年夏の音楽祭 第7回 その他のイタリアの音楽祭
そろそろイタリアは最終回にしましょう。

<マルティナ・フランカ>
マルティナ・フランカは、イタリア半島南部プーリア州の小さな町です。ブーリア州は、長靴のかかとに位置します。州都はバーリですが、アルベロベッロ、マテーラという世界遺産の町があることで知られています。アルベロベッロは、トゥルッリというとんがり帽子の白い民家の街並みはおとぎ話のようです。マテーラはサッシという洞窟住居群が重なり合う素晴らしい風景を見ることができます。マルティナ・フランカはバーリとターラントと間に位置する丘の上の町です。
正式名称をフェスティヴァル・デッラ・ヴァッレ・ディートリア(Festival della Valle d'Itria)といいます。イートリアというのはこのあたりを流れる川の名前で、ヴァッレは谷とか渓谷と言う意味なので、直訳では、”イートリア川流域の音楽祭”というような感じになります。

会場は、ドゥカーレ宮殿の中庭で、1975年にグルックの「オルフェオとエウリディーチェ」で始められました。その後もあまり有名でない作品やバロックの作品が多く上演される意欲的な音楽祭として知られています。私は”マルチナ・フランカ音楽祭30周年”という3枚組のCDを持っていますが、ほとんどがライヴ録音にもかかわらず、なかなかレヴェルも高く、楽しめるCDです。

今年は7/20から8/7までで、3演目が上演されます。
まずは地元ターラント生まれで、ナポリ楽派最大の作曲家、パイジェッロの「アグリジェントの大競技」。次にモーツァルトの「クレタの王、イドメネオ」で、これはリヒャルト・シュトラウスの編曲による上演です。最後は、マイヤベーアの「セミラーミデ」という、本当にマイナーな作品となります。

<スポレート>
イタリア中部、ウンブリア州の町スポレート。海のないウンブリア州は、トスカーナ、ラツィオ、マルケ州に囲まれています。この州は、中田英寿が最初に所属したSerie-Aのチームのある州都ペルージア、そして聖フランチェスコの聖堂で有名なアッシジで知られています。アッシジの少し南にある小さな町、スポレートが有名になったのはこの音楽祭からです。この音楽祭は、20世紀を代表するオペラ作曲家、ジャン・カルロ・メノッティが始めたものです。彼は、イタリア人ですが、トスカニーニの勧めでアメリカに移住、「霊媒」、「電話」、「領事」などの作品を残しました。
音楽祭の正式名称は、両世界音楽祭とか2つの世界音楽祭とか2大世界芸術際と訳されますが、”Festival dei Due Mondi Spoleto”という名前です。2つの世界とはアメリカと欧州のことで、欧米の若手のアーティスト育成を目的として、1958年に始められました。その当時からかなり前衛的な演出でも有名でした。オペラだけでなく、コンサート、ジャズ、バレエ、映画など幅白い芸術祭となっています。

今年は、6/30から7/16までで、今年のテーマは”Music and Magic”。詳細は発表されていませんが、どんなプログラムになるのでしょうか。
by hikari-kozuki | 2006-02-20 11:49 | Comments(1)
Commented by Cavallino at 2006-02-22 00:47
マイヤーベーアに「セミラーミデ」ってあるんですか!?イタリア人なのにフランス語オペラが多い作曲家ですが、セミラーミデは何語なのでしょうね。気になります。
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