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日本モーツァルトコーア レクイエム イン シュテファン大聖堂
題記に関しまして、何度か触れましたように去る11月5日にウィーンのシュテファン大聖堂にてモーツァルトのレクイエムのコンサートがありました。大成功に終わったことはウィーンから投稿しましたが、詳細をレポートします。

当日は運悪く、ウィーン国立歌劇場50周年スペシャルガラコンサートとちょうど当たってしまい、また楽友協会では日本のどこかの合唱団がヴェルディのレクイエムをやる、ということで、客入りを心配しましたが、あの大きなシュテファン大聖堂がほぼ満員となる大盛況ぶりで驚きました。しかも日本人のお客さんは、ツアーに同行した家族の方たちだけで、ほとんどは現地ウィーンの方たちのようでした。さすがにウィーンのシンボル、シュテファン大聖堂と言ったところでしょうか。関係者一同、喜びに沸くとともに絶対に失敗は出来ないと緊張感を新たにしました。

私はここに至るまではいろいろなことを思い出しました。
まず、このプロジェクトはウィーン在住のテノール歌手清水一弘氏の企画立案から始まったもので、彼が横浜国大の茂木一衛教授に話しを持ちかけたところから始まりました。シュテファン大聖堂の正面祭壇でモーツァルトのレクイエムを歌いませんか、と。
そして、昨年の9月にその素晴らしい企画を実現させるために、私のところへ相談が持ちかけられたのです。もちろん私はこの歴史的な演奏会の成功のために全力を尽くしてご協力します、と約束しました。

シュテファン大聖堂はモーツァルトが結婚式を挙げ、彼の葬式が行われたのもこの教会ですので、これ以上のステージはザルツブルクやその他世界中を探してもありません。
もちろんシュテファンは公共施設でもコンサートホールでもなく、カトリックの中でも有数の格式と伝統を誇るカテドラルです。楽友協会のように誰でも演奏が出来るわけではなく、清水氏の親しい友人で、ハプスブルク王朝からの貴族の方がいらっしゃったことが大変大きな理由でした。しかし、決してそれだけではなく、日本とオーストリアの文化交流の意義、真剣に音楽に取り組む姿勢などが評価され、同時に厳選なテープ審査が行われ、そしてようやく大司教、カペルマイスターから許可が下りたのです。
そして、オーケストラ、ソリスト、30名程度のコーラスのメンバーはシュテファン側がウィーンの優れたアーティストをピックアップして下さることになりました。

<長くなりましたので、続きは後日に>
by hikari-kozuki | 2005-11-17 12:13 | Comments(3)
Commented at 2005-11-18 01:09 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2005-11-18 12:07 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by hikari-kozuki at 2005-11-18 21:00
こちらこそお世話になりました。せっかく楽しい話なんですから、どうぞ非公開にせず、公開で送ってください。
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