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ウィーン国立歌劇場50周年ガラ・コンサート
音楽の都ウィーンが世界に誇るウィーン国立歌劇場(Wiener Staatsoper)がはハプスブルク家の宮廷歌劇場としてオープンしたのが1869年。国の威信を賭け、7年半にも渡る工事期間を経て、モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」で開場しました。それからは、マーラー、ヴァインガルトナー、シャルク、シュトラウス、クラウス、ベームら世界屈指の指揮者たちにより世界一のオペラハウスとして君臨してきました。

しかし、ヒトラーのドイツに併合されてしまい、敗戦国になってしまったため、第2次世界大戦で他のドイツの劇場同様、完全に破壊されてしまいました。
そして敗戦国として4カ国統治を経て、艱難辛苦ののち、1955年5月15日遂にオーストリアは永世中立国として4カ国統治を解かれ、独立国として認められました。
奇しくもその年1955年、ウィーン国立歌劇場も遂に再建工事が終了し、11月5日、カール・ベームの指揮によるベートーヴェンの「フィデリオ」で再開場しました。(1955年までの間、ウィーン国立歌劇場の公演は、アン・デア・ウィーン劇場で行われていました)
そのような歴史があるので、オーストリア人にとっては、国立歌劇場は独立のシンボルのようなもので、熱狂的な歓迎を持って受け入れられたのです。

さて前置きが大変長くなってしまいました。
今年、2005年11月5日は、ウィーン国立歌劇場が再開場してから、ちょうど50周年の日となります。そして、この日に素晴らしい記念のガラ・コンサートが開催されます。

6演目のオペラの抜粋を5人のマエストロで振るという豪華なプログラムです。
まずは、ダニエレ・ガッティの「アイーダ」、ズビン・メータの「ドン・ジョヴァンニ」、クリスティアン・ティーレマンの「ばらの騎士」と「ニュールンベルクのマイスタージンガー」、フランツ・ウェルザー=メストの「影のない女」、そしてもちろん最後は小澤征爾の「フィデリオ」というラインナップです。

当然のことながら、歌手陣もこの上なく豪華で、ウィーン国立歌劇場になじみの深い人たちばかりですが、アルファベット順に列記します。
まず女声陣は、アグネス・バルツァ、ダニエラ・デンシュラーク、エディタ・グルベローヴァ、ソイレ・イソコスキ、ボリ・ケセイ、アンゲリカ・キルヒシュラガー、ナディア・クラステーヴァ、ゲニア・キューマイヤー、リカルダ・メルベス、デボラ・ポラスキ、イルディコ・ライモンディ、コーネリア・サーリェ、ミヒャエラ・ゼーリンガー、イレアナ・トンカ、ヴィオレタ・ウルマーナ。
男声陣は、ヨハン・ボータ、ボアズ・ダニエル、プラシド・ドミンゴ、ワルター・フィンク、フェルッチョ・フルラネット、フランツ・グルントヘーバー、トーマス・ハンプソン、ヘルヴィッヒ・ペコラーロ、ミヒャエル・シャーデ、ファルク・シュトゥルックマン、ブリン・ターフェル、ゲオルク・ティヒー。

夢のような3時間15分になることでしょう。
by hikari-kozuki | 2005-10-11 19:29 | Comments(0)
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