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ローランド・ヴィラゾン
昨日のコメントにあったおおわさんの「今、一番話題のテノールはヴィラゾンなのですか?」問題ですが、今日はその話題で。
確かにロンドン、ウィーン、ミュンヘン等、各オペラハウスで人気が沸騰しているようです。
このテノール、あまりに眉毛が太すぎますが、その実力は本物です。
2002年11月にベルリン国立歌劇場で「愛の妙薬」をを見た時のネモリーノが彼だったのですが、モーストリークラシックの2003年2月号に私は下のように書いています。

ネモリーノはメキシコ人テノールのローランド・ヴィッラソン。ネモリーノ役には少々
立派過ぎるリリコな声だが、アジリタ(速く細かいパッセージ)も完璧でアクートも強く、「人知れぬ涙」の後の拍手は鳴り止まなかった。顔はミスター・ビーンのようだが、演技も上手く、これからの活躍が大いに期待される。

ネモリーノの声ではなく、もっと太いものが合っていると思いましたが、その通りの少しずつリリコの役をやっているようです。今発売中のマスネ、グノーのフランスオペラアリア集のCDもなかなかいいですが、マルセロ・アルヴァレスよりも、もう少し太いものまで行けると思います。
ただ、幾多の将来有望なテノールが太い役をやりすぎて消えていったことでしょう。彼にも決して無理せず少しずつレパートリーを広げていって欲しいものです。

今年のザルツブルク音楽祭では、今夏1番の話題作「椿姫」でアンナ・ネトレプコとの競演し、アルフレードをやります。見逃せませんね。
by hikari-kozuki | 2005-06-14 21:19 | Comments(1)
Commented by おおさわ at 2005-06-14 21:52 x
「あまりに眉毛が太すぎますが・・」「顔はミスター・ビーンのようだが・・」

ウケました!!(笑)
きっとF・D・フローレスのように世界中で活躍するでしょうから(既に活躍しているのか)、私もそのうち絶対向こうで見てやろうと思います。
その前に、上月さん、是非ザルツレポートお願いしますね!!
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