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二子山親方逝去
昭和の名大関、貴ノ花が亡くなってしまった。
がんで入院していたのは知っていたので、心の準備は出来ていましたが、やはりショックです。
私の世代にとって、大鵬の時代はまだ小さすぎ、物心ついてからのヒーローは断然貴ノ花でした。決して変わることのない立合いと正統派の相撲、驚異の粘り腰、土俵際の逆転等々、我々の心を掴んで離しませんでした。全盛期を過ぎてからはやっと勝ち越すことも多く、9勝6敗が多かったため、クンロク大関などとも言われましたが、人気は引退まで衰えることなく、私も引退時には泣いたものです。
今の人たちはやはり若貴兄弟の父親、親方として有名なのでしょうが、私は彼の相撲が忘れられません。特に印象深かったのは、何年の何場所かは覚えていませんが、千秋楽なのは確かで、相撲博士と言われた大関旭国(現大島親方)と一番です。優勝争いとは全然関係なかったのですが、土俵際に追い詰め、追い詰められ、お互いに、驚異の粘りを見せ合い、二転三転した大相撲でした。

ご冥福を祈ります。
by hikari-kozuki | 2005-06-01 13:41 | Comments(0)
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