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Cuba-4
今日は、ハバナの中のアメリカについて。

みなさんご存知の通り、キューバとアメリカは国交がなく、アメリカはキューバに対して経済封鎖をしています。これに関しては、少々歴史を説明しなければなりません。
1959年、カストロ(現国家評議会議長)は、アメリカの傀儡政権となっていたバチスタ政権を打倒し革命を成功させますが、アメリカ資本からの脱却を図り、土地の国有化など、社会主義化を進めます。そして、一方では、ソ連との接近し、最大産業であったさとうきびの輸出をするなど、全面的な経済的な支援を受けます。一方、ソ連のフルシチョフが対アメリカの拠点のためにキューバに核ミサイルの軍事基地を建設、それがアメリカ、ケネディ大統領に発見され、全世界が核戦争に突入する危険に晒されます。これが、キューバ危機といわれるものです。
しかし、ケネディ、フルシチョフ共に歩み寄り、核戦争は回避されます。

その後もキューバとアメリカの冷戦状態を続き、キューバはソ連との関係を続けますが、1989年のソ連邦の崩壊によって、さとうきび等の輸出先の過半数を失い、経済危機が訪れます。アメリカの更なる経済封鎖によって、深刻な物資不足に見舞われてしまうのです。その後、主要産業を観光に移行するなどによって、緩やかな経済の市場開放を進め、再び安定期に入りました。

さて本題に戻ります。
キューバとアメリカは正式な国交がありませんが、ハバナの市内にはアメリカの利益代表部なるものが存在します。英語でInterests Section(スペイン語でInteresa)と言いますが、スイス大使館の土地を借りて、査証(ビザ)の発給業務などを行っています(スイス大使館自体は別の場所にあります)。ここではキューバ人たちが査証の発給申請のために連日行列を作っていますが、建物の廻りには5M置きに警備兵が立ち、ものものしい雰囲気となっています。炎天下の中、それは大変そうに見えますが、実はこの警備兵、キューバの人間なのです。キューバ人が投石をしたりして、アメリカにこれ以上の経済封鎖等の口実を与えないために警備をしているそうです。
ちなみに、ワシントンには同じようにスイス大使館の場所を借りて、キューバの利益代表部があり、アメリカ人のキューバ渡航の査証を発給したりしているようです。

私はこの利益代表部3度ほど通いました。なぜか?それは明日にでも説明しましょう。
by hikari-kozuki | 2005-05-18 14:18 | Comments(0)
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