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RCO-7(ヴィチェンツァ)
11日目の4月24日(日)は最後の演奏会で、このツアーの中でも最高の舞台、ヴィチェンツァのオリンピコ劇場です。
ルネッサンス最大の建築家アンドレア・パッラーディオはこの街の出身で、今も街に彼の傑作建造物が残り、街自体が世界遺産に指定されています。

さてオリンピコ劇場ですが、パッラーディオの最後の建築物で、世界最古の室内劇場です。
入口脇に”1584”という完成した年を表すプレートがはめ込んであり、実に400年以上前の建築なのです。
木とストゥッコ(漆喰)でできたこの劇場は楕円形の客席を柱廊が囲み、野外の古代劇場の形態をとっています。

そして最大の特徴は舞台です。
舞台の背景に古代エジプトの都テーベを表した街並みが表現され、95体の彫像が並んでいて、騙し絵技法と遠近法を駆使されている舞台の背景は、世界に類を見ない美しさと奥行きの広がりを見せています。
簡単に言うと、舞台の後ろに古代都市のセットが常時セッティングされているのです。

演目は、サリエリの「ヴェネツィアの見本市」序曲、トルホウトと同じモーツァルトの「2つのヴァイオリンのためのコンチェルトーネ」、そしてベトシチでした。
オケのメンバーたちもこの素晴らしい舞台で演奏できる喜びと、いよいよ最後の演奏会ということで気合の入り方が違ったようです。
そして、当然の結果のように、熱狂的な大喝采を浴びました。
by hikari-kozuki | 2005-05-11 22:12 | Comments(2)
Commented by daimi at 2005-05-12 22:49
RCOのベトシチはいいでしょうね。
因みにヴァイオリンでは何プルートだったのでしょうか?
ベトシチは弦楽器が鳴れば鳴るほど聴くほうも燃えますよね!
RCOはいつも3~4プルートで鳴らしまくるからその光景に圧倒されます。

Commented by hikari-kozuki at 2005-05-13 09:14
左右対称で4プルトずつでした。1st、2nd、8人ずつということです。良く鳴っていましたよ。
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