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6月22日(水)サントリーホール「六本木男声合唱団」定期演奏会
六男は、毎年サントリーホールで定期演奏会を行っていますが、昨日の定期演奏会は、ちょうど第10回と節目の演奏会となりました。ちょうど2年前の2009年6月22日は我らが副団長、眞木準さんが亡くなってしまった日なので、眞木さんへの追悼の思いも込め、一生懸命歌いました。

昨夜のプログラムは、三枝成彰作曲の「最後の手紙」。
第二次世界大戦で亡くなった人たちが残した手紙の数々を集めたものです。手紙を書いたのはフランス、日本、アメリカ、ブルガリア、ポーランド、イタリア、中国、イギリス、朝鮮(韓国)、ソビエト、ドイツ、トルコと世界中の方々。故郷で待つ家族や恋人に宛てた手紙の数々のリアリティは現代の我々の心を激しく揺さぶり、戦争の悲惨さ、平和の素晴らしさを同時に訴えかけてきます。

この曲は昨年のサントリーホールの定期演奏会でも歌いましたが、昨年はコンサートの何日か前に楽譜が上がってきた曲もあったので、今年の方が完成度が格段に上がりました。それに最近入団して来る方たちは、若い方が多く、合唱経験者が多いので、実力自体も上がっているのは間違いありません。それにしても、六男もこんなに難しい曲を歌えるようになったと思うと感慨深いものがありました。

三枝作品の中でも間違いなく最高傑作の1つであることは、作曲者本人が自信を持って言っていましたが、私も曲の完成度は、「レクイエム」や「天涯」よりも上だと思います。しかし、ひたすらに戦争の悲惨さを13曲も歌い上げ、しかも1時間半という演奏時間は歌っている本人たちもかなりの苦行となります(笑)。昨日もリハ、GP、本番と一体何時間立っていたことでしょう。私よりも年齢が上の諸先輩方もさぞ大変だった思います。

指揮の大友直人先生、コーラスマスターの初谷敬史先生、ピアニストの岩井美貴さんと三枝ゆにさん、パートリーダーの皆さん、ひたすらわがままな団員を支えてくれた事務局のあいちゃん、道面さん、若葉ちゃん、オケの東京交響楽団の皆さん、ナレーションの露木茂さん、演出の辰巳琢郎さん、すべての方々に感謝しています。それからプログラムの広告にご協力いただいたオーストリア航空さんとオーストリア造幣局さん、本当にありがとうございました。

さあ、次の大きな本番は、11月末のスイス・ジュネーヴ公演です。赤十字の大会期間中にヴィクトリアホールでスイス・ロマンド管弦楽団との共演が予定されています。この大きな目標に向かって私も頑張らなければなりません。
by hikari-kozuki | 2011-06-23 16:40 | Concert | Comments(0)
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