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エリーナ・ガランチャ妊娠!
エリーナ・ガランチャが、現在、世界最高のメッツォ・ソプラノの1人であるということに異議のある方はおそらくいらっしゃらないでしょう。そのガランチャが妊娠をしてしまったという情報をキャッチしました。本来、喜ばなければならないのにちょっと残念という何とも複雑な心境です。

今年のミラノ・スカラ座のオープニングは「ドン・ジョヴァンニ」なのですが、つい先日までは、HPにはエルヴィラにガランチャがアサインされていたのですが、先ほどそのHPを見たところ、2012年2月まで妊娠によってすべてのスケジュールをキャンセルすると書いてあります。そういえば2011-2012シーズンのMETのオープニングがドニゼッティの「アンナ・ボレーナ」でネトレプコとの共演が話題になっていたのを思い出し、METのHPをチェックしましたら、やはりガランチャの名前はなく、代わりにエカテリーナ・グバノヴァの名前がありました。グバノヴァは現在来日中のMETでも、ボロディアのキャンセルにによって来日し、「ドン・カルロ」のエボリを歌っています。

さて、ガランチャですが、1976年にラトヴィアの首都リーガ生まれ。のびやかな美声と豊かな声量を持ち、メッツォらしい低音から高音のアジリタまで自由自在のテクニックを持ち、ソプラノを歌うことも出来、抜群の演技力とエキゾチックな美貌を持っているのですから人気が出ない方がおかしいくらいです。あと10年は彼女の時代が続くと思っていましたので、母子ともに無事な出産を祈っています。実は彼女、まったく無名の時代の2003年に、新国立劇場の「ホフマン物語」の二クラウス役で来日し、私も驚いたことを良く覚えています。

さてご主人にも少しだけ触れておきましょう。1971年ロンドン生まれのジブラルタル人指揮者、カレル・マーク・チチョンという人です。ラトヴィア国立交響楽団やグラーツ交響楽団の首席指揮者ののち、2012年シーズンからは、ザールブリュッケンのドイツ放送フィルの首席指揮者になる予定です。そこそこの活躍は見せていますが、どうもグルベローヴァのご主人ハイダーの匂いがするのは私だけでしょうか。
by hikari-kozuki | 2011-06-16 15:39 | Opera | Comments(1)
Commented at 2012-02-01 03:46 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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